マスクの裏表の見分け方は? マスクの正しい着け方とマナーを解説
2023.06.07
「マスクの裏表がわからない」「マスクの向きで効果は変わる?」
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
マスクは、コロナウイルス、花粉、PM2.5などを防ぐために有効ですが、正しく着用しないと、効果がでません。
今回は、マスクの向きを見分ける方法や、正しいつけ方などについて解説します。
マスクの裏表の見分け方
プリーツタイプのマスクは、階段式プリーツとオメガ式プリーツの2種類があります。
階段式プリーツは、折り目すべてが同じ向きを向いています。
オメガ式プリーツは、中央から上下に向かって階段状になっています。
マスクの種類によって仕様が異なるため、マスクの裏表の見分け方を解説します。
階段式プリーツの裏表とは?
階段式プリーツは、プリーツのひだが下を向いている方が表です。
プリ―ツのひだが上向きだと、プリーツの段差部分に空気中のホコリやゴミがたまってしまいます。
マスクを逆向きにつけてしまうと、感染予防にならなくなってしまいますので、注意しましょう。
オメガ式プリーツの裏表とは?
オメガ式プリーツは、マスク中央部分から上下に階段式になっています。
マスクを上下に広げたとき、マスクの中央部分が高くなる方が外側です。
マスク表面のプリーツが、凸になるため、内側にある程度のスペースができるので、呼吸や会話がしやすい仕様になっています。
マスクの裏表を逆につけたら、どうなるか?
マスクは裏表を正しくつけないと、効果が薄れてしまう可能性があります。
では、マスクの裏表を逆につけたら、どうなってしまうのかについて見てみましょう。
プリーツにウイルスや花粉がたまりやすくなる
マスクの裏表を逆にしてつけてしまうと、ウイルスや花粉などがプリーツの溝にたまりやすくなります。
マスクのつけ外しの時に、プリーツの溝にたまったウイルスなどが飛散したり、手に付着することがあります。
そのため、マスクを正しい向きでつけることが大切です。
つけ心地が悪くなる
肌に触れる内側に、やわらかい素材が使われています。
正しい向きで着用するとつけ心地がいいのですが、マスクの向きを間違えると、メーカーがこだわった肌触りのよさを感じることができません。
また、オメガ式プリーツは、口元の空間にゆとりができるように折り込み方が工夫されているため、裏表を逆につけると、口元がマスクに触れてしまい、衛生的によくないでしょう。
マスクの正しいつけ方
マスクを効果的にするために、正しいつけ方で着用しましょう。
プリーツタイプマスクの正しいつけ方について解説します。
裏表と上下を確認する
マスクの装着方法は、以下の通りです。
1.マスクの向きを確認し、顔に当てる
2.ノーズワイヤーを鼻の形に沿わせて隙間をふさぐ
3.ノーズワイヤー部分を押し当てたまま、片耳ずつゴム紐をかける
4.プリーツをあごの下まで広げる
鼻、頬、あごの位置がずれていないか確認しましょう。
マスクの外し方
マスクの外し方を気にしている方は、少ないのではないでしょうか。
使用後のマスクの表面にはウイルスが付着している恐れがあるため、、注意してマスクを外さなければいけません。
マスクを外す時は、耳にかけるゴムひもを持ち、マスクに触らないようにしましょう。
使い捨てマスクは、外したら密閉できるビニール袋に入れて捨てましょう。
マスクの選び方
マスクを選ぶ際に、何を基準に選べばいいのかについて見てみましょう。
PFE・VFE・BFE 99%カットフィルターのマーク、または、表記があるか
PFE・VFE・BFE 99%カットフィルターのマークや表記は、花粉やウイルスなどをどの程度防いでくれるかを表記しています。
ウイルス系であればPFE・VFE99%カットフィルターが、1つの目安になります。
CE、ASTMなどの機関からの認証を得ているか
輸入品の場合、必ず機関からの認証が必要となります。
そのマークや証明書の提示があることは、基準を満たした品質の良い商品の証明になります。
全国マスク工業会の認定マーク
全国マスク工業会は、自主基準に基づく適正な表示推進やフィルタ性能の試験などをしている機関です。
ここで認められたマスクが、認定マークを表示することができます。
マスクのサイズの測り方
マスクのサイズが合っていないと、正しくつけても、顔とマスクに隙間ができてしまい、ウイルスや花粉などが入って、十分な効果が得られません。
マスクのサイズの測り方をご紹介しますので、自分の顔にフィットするマスクを選ぶときの参考にしてください。
・親指と人差し指でL字形を作ります。
・耳の付け根の一番高いところに、親指の先端、鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当てます。
・親指から人差し指までの長さを測ります。
9〜11cmは、子供用サイズ
10.5〜12.5cmは、小さいサイズ
12〜14.5cmは、普通のサイズ
14cm以上は、大きいサイズ
自分のサイズに合ったマスクを選ぶと顔にフィットして、十分な効果が得られます。
まとめ
マスクは、正しい向きでつけることによって、マスクの装着効果を高めることができます。
マスクの裏表の見分け方やつけ方を覚えて、しっかりと対策しましょう。