コラム

仕事の依頼メールの書き方と効率化につながる代替手段について解説

2023.06.15

打ち合わせの依頼や資料作成の依頼など、さまざまなケースで仕事の依頼メールを送ることがあります。

 

相手を不快な気持ちにさせずに用件を伝えるためには、配慮の行き届いた丁寧なメールを送る必要があります。

 

また、見積もりや日程調整など、シーンごとに書き方を分けるのも重要です。

 

今回は、業務を円滑に進めるために、作業依頼メールの書き方や意識すべきポイントについて解説します。

 

仕事依頼メールとは?

自分1人では仕事が完結できない場合や、人手が必要になる場合に、他の従業員に仕事の手助けを求めて送るメールを、仕事依頼メールと言います。

 

仕事を円滑に進めるには、自分の仕事の処理力を把握して、予定通りに進行できるように調整することが求められます。

 

仕事依頼メールをすることによって、締め切り直前に、仕事が未完了の状態を防ぐことが可能になります。

仕事依頼メールが必要になる場合はどんな時?

仕事依頼メールを送信する必要があるのは、どんな時なのかについて解説します。

仕事が締め切りに間に合わない

繁忙期など業務量が多くて、通常の人数では仕事が終わらない場合、他の部署に応援を求めるために仕事依頼メールを送ることがあります。

 

お歳暮や年賀状など、時期の行事に合わせて、しなければいけない業務が、その1例です。

 

仕事依頼メールを送ることが事前にわかっているのであれば、早めに声をかけておくと依頼された人は対応しやすくなります。

セミナーなどの準備がいる

準備に人手や段取りが必要なセミナーなどがあるときは、事前に仕事を依頼する必要があります。

 

定期的にしている行事がある場合、順番に従業員に声をかけて、早めに仕事依頼メールを送っておくと安心です。

他の部署の協力がいる

他部署の従業員に適している仕事内容や他部署のノウハウが必要になる場合には、仕事依頼メールで協力を要請することがあります。

 

どのような対応をしてほしいかなどを仕事依頼メールに記載して、相手の回答をもらい、対応する必要があります。

会議の資料作成を依頼する

会議の資料を作成する時間がなく、締め切りに間に合わない場合、進捗が分かり次第、仕事依頼メールを送ります。

 

どのような資料を作ればいいのかについて、内容をまとめて記載しておくといいでしょう。

社外の業者に業務を依頼する

社外の業者に作業を依頼する場合も、仕事依頼メールを送って、作業内容や納期、見積りなどを記載します。

 

仕事を引き受けてくれるのであれば、打ち合わせが必要になることもあります。

仕事依頼メールで押さえるべきポイント

仕事依頼メールで押さえるべきポイントについて解説します。

件名を分かりやすく書く

件名がわかりにくいと、相手が読み忘れてしまったり、対応が遅れてしまったりする可能性があります。

 

依頼メールの場合には、「お願い」や「ご依頼」というのをつけておくといいでしょう。

 

急ぎの対応が必要なものには、「至急」と書いておくと、急ぎの対応が必要であることを相手が把握しやすいです。

 

「よろしくお願いします」のように、内容が分からない件名はやめましょう。
 
内容が分かりにくいと、相手からのチェックが後回しにされてしまい、場合によっては、開封されないで放置されることもあるかもしれません。
 
また、冗長な表現は読みにくいため、45文字以内にするのがいいでしょう。

内容は、明確かつ簡潔にする

内容を簡潔にすることを意識しましょう。

 

冗長であったり、曖昧な表現が多いと、相手は何を求められているのかがわからず、返事に困ってしまいます。

 

また、認識の齟齬が起こるリスクもあるでしょう。

 

依頼したい業務内容、数量、期日、誰に対して行動を起こしてほしいのかなど、依頼についての詳細を記載します。

 

こうすると、認識の食い違いを防ぎ、正確に依頼を遂行できるでしょう。

 

そのため、相手がすることを把握するために、内容は過不足なく簡潔に記載する必要があります。

返信の期限を記載する

返信の期限を明確に記載することも大切です。

 

返信期限がないと、受け手がチェックを後回しにして、トラブルに発展してしまう恐れがあります。

 

このような事態を防ぐために、仕事依頼メールには返信の期限を記載しましょう。

 

返信期限があると、返信を待つストレスが軽減されます。

相手に配慮した文面にする

仕事依頼メールは、相手へのお願いであるため、相手への配慮が感じられる文面にする必要があります。

 

お忙しい中を恐れ入りますがといったフレーズを使うと、依頼者が相手に対する配慮を伝えることができます。

 

「〇〇日までに返信をお願いいたします」と依頼だけを記載してしまうと、失礼で冷たい印象を与えてしまうことがあるので、注意しましょう。

忙しい時期や残業が多い時期は避ける

相手の仕事が忙しいと把握している場合、相手の状況を考慮して、他の人に仕事依頼メールを送るように配慮しましょう。

 

繁忙期にメールを送ると、人間関係のトラブルや業務のミスにつながりやすくなるリスクがあります。

仕事依頼メールで使いやすいフレーズ

仕事依頼メールを送る際に、相手に好印象を与える使いやすいフレーズをご紹介します。

 

よろしくお願いいたします
「お願いします」より丁寧な印象になります
お手数をおかけしますが
相手への配慮があり、依頼の表現を和らげられます
大変恐縮ではございますが
「お手数をおかけしますが」より、丁寧でへりくだった印象になります
~していただいてもよろしいでしょうか
「相手の状況を考慮している」といった印象を与えます
~していただければ幸いでございます
「お願いします」より、へりくだった表現で、一方的にお願いする印象が和らぎます
〇〇までにご回答いただけますと助かります
具体的な日時を記載すると、相手が確認連絡をする手間を省けます

仕事依頼メールで避けるべきフレーズ

仕事依頼メールを送るときに、避けるべきフレーズについて見てみましょう。

 

仕事依頼メールを送る際には、相手にやわらかい印象を与えるフレーズを使うのが望ましいです。

 

「〇〇願います」「〇〇してください」などの断定表現は、威圧感を与えるため、使うのをやめましょう。

 

「〇〇をお願いできますと幸いです」「〇〇していただけますでしょうか」などの丁寧な印象を与えるフレーズを使いましょう。

仕事依頼メールの例文

仕事依頼メールの例文をご紹介します。

見積り依頼メール

件名:お見積書作成についてのお願い
 
本文:依頼先の会社名と氏名
 
いつもお世話になっております。
 
株式会社〇〇の山田と申します。
 
先日のお打ち合わせでは、商品について大変詳しくご説明いただき誠にありがとうございました。
 
つきましては、商品のお見積もりを頂戴できればと思っております。
 
以下の宛先までご送付いただけますと幸いでございます。
 
お忙しいところを大変恐縮でございますが、〇月〇日〇曜日までにお送りいただけますでしょうか。
 
何卒、よろしくお願いいたします。
 
株式会社〇〇××部
氏名
送付先住所
電話番号

日程調整の依頼メール

件名:新商品の打ち合わせについての日程調整のお願い
 
本文:依頼先の会社名と氏名
 
いつもお世話になっております。
 
株式会社〇〇の山田と申します。
 
新商品についてのお打ち合わせをお願いしたく思っております。
 
つきましては、以下の日時でご都合の良い日を教えていただけますでしょうか。
 
候補日時:
 

・〇月〇日(月)10時~12時まで

・〇月〇日(火)10時~12時まで

・〇月〇日(水)10時~12時まで

 

上記日時でご都合が合わない場合は、ご都合のよろしい日時を3つ挙げていただけますと幸いでございます。
 
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒、よろしくお願いいたします。
 
株式会社〇〇××部
氏名
送付先住所
電話番号

まとめ

仕事を期日内に完結したり、効率的に仕事を進めるために必要な仕事依頼メールは、相手の負担を考えて配慮した文面で送ることが大切です。

 

件名や本文を明確かつ簡潔に記載して、お詫びや感謝の気持ちを伝えるように心がけましょう。

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