週末起業とは?副業との違いやメリットとデメリットを解説
2023.09.14
働き方の多様化が進み、週末起業をして、新たな収入源を作る方が増えています。
本業を続けながら、新しい事業に挑戦できる週末起業は、チャレンジしやすく、副業と違った魅力があります。
今回は、週末起業と副業の違いや、メリットとデメリットについて解説します。
週末起業とは
週末起業とは、本業をしながら、本業の空いた時間で別のビジネスをすることです。
起業や転職とは違い、会社を辞めずに新しいビジネスを始めることが特徴です。
個人事業主として起業をするため、パートやアルバイトとは異なります。
週末起業は、業務委託やネットショップなど、少ない資本でも始められるため、気軽に副収入を得る方法として注目されています。
週末起業と副業の違いとは
週末起業と副業は、本業を続けながら他の仕事で収入を得るという点では同じです。
ですが、週末起業と副業の最大の違いは、「起業」という点にあります。
週末起業は、自分で新しいビジネスを立ち上げ、それによって収入を得ることです。
一方、副業は、アルバイトなどすでに存在している別の仕事を受けることです。
週末起業のメリット
では、週末起業のメリットについて解説します。
週末起業をすることによって、生活にどのような変化が起きるのかを確認しましょう。
本業以外で収入を得ることができる
週末起業をすると、本業以外で収入を得ることができる点が最大のメリットです。
会社員の給料は、大きな成果がなければ、大幅に上昇することはあまりないため、週末起業によって、収入が大幅にアップすることがあります。
休みの日にするビジネスで取り組みやすい
本業と別の日に働くため、集中して取り組めます。
本業と他の仕事を両立するには、心身ともに切り替えが大切ですが、本業と週末起業との間に睡眠できるので、心理的なストレスや肉体的な疲れをためにくく、本業に支障をきたしにくいです。
ビジネスが軌道に乗ったら独立できる
ビジネスが軌道に乗ったら、独立できます。
会社を辞めて独立するのは、リスクが高いです。
ですが、週末起業は、ビジネスが軌道に乗ってから独立を目指すため、リスクを抑えることができます。
週末起業のデメリット
では、次に、週末起業のデメリットについて解説します。
プライベートの時間が減る
週末起業は、休日に仕事をするため、趣味や遊びに使うプライベートの時間が減ってしまいます。
週末起業の内容によっては、趣味や遊びを諦めなければならないこともあるでしょう。
週末起業がビジネスとしてうまくいくと、働く時間が増えるため、休暇がなくなってキャパオーバーになってしまうかもしれません。
体調とモチベーション管理をしなければいけない
週末起業をすると、体調やモチベーションを管理しなければいけません。
というのも、週末起業をして睡眠時間を減らすと、体調や健康に影響が出てしまうおそれがあるからです。
また、副業で成果が出ると、本業への意欲が下がってしまうことがあります。
負債を負う可能性がある
デメリットとして、負債を負う可能性があります。
事業に失敗すると、収入がないどころか、負債を抱えてしまうおそれがあります。
週末起業をする場合、スモールビジネスからスタートするといいでしょう。
退職後に失業保険が受けられなくなる
週末起業をしていて、会社を辞めたときに失業保険を受けることができないことがあります。
失業保険は、職に就いていないけれど再就職する意思がある人に対して支給されます。
そのため、在職中に個人事業主として開業している場合、職がある人と判断され、失業保険の受給要件を満たしません。
週末起業の始め方
週末起業を始めるための基本的な手順について解説します。
会社の就業規則を確認する
会社の就業規則で副業が禁止されている場合、週末起業をすることはできません。
ですが、就業規則は法律ではないため、会社に相談をすると、許可が出るケースがあります。
会社に内緒で、週末起業をしても、住民税が変動するので、副収入を得ていることが会社にばれてしまうことがあるため、週末起業をする前に会社に相談するといいでしょう。
また、会社の就業規則に違反しながら週末起業をするということは、精神的に負担になるため、止めたほうがいいでしょう。
目標を設定する
ビジネスの目標を設定します。
「1か月に〇〇円稼ぐ」といった目標を設定をすることで、ビジネスの方向性やビジネスのためにやるべきことが明確になります。
大きな目標を立てるよりも、小さな目標を1つずつクリアしていくやり方がおすすめです。
また、小さい目標を立てると、目標が達成しやすいため、モチベーションを高めることができ、無理をしないで、継続して事業を進めていけます。
ビジネスプランを作成する
どんなことが仕事になるのかをイメージして、週末起業につながる具体的なアイデアを決めます。
アイデアが何も思いつかない場合、自分の得意なことや持っているスキル、本業で使っている技術を使うのもいいでしょう。
また、週末起業は多くの時間を使えるわけではないため、その点を考慮してアイデアを選ぶのもポイントです。
次に、ビジネスプランを作って、コンセプトを明確にしましょう。
例えば、以下のことを考えましょう。
・ビジネスのターゲットの設定
・ビジネスのメリット
・顧客となる人のペルソナ設定
ビジネスを成功するには、ビジネスプランを作成して、計画的な週末起業をしましょう。