ネットショップ開業をするための必要な知識
2023.11.21
「ネットショップをやってみたいけど、何をすればいいのかわからない」と不安に思っている方は、少なくないようです。
ネットショップ市場は、飛躍的な成長を続けていますが、まだまだ伸びしろがあると言われています。
ですが、準備をしないでネットショップを始めても、利益を上げることは難しいです。
そこで、今回は、ネットショップを開業をするために必要な知識などについて、ご紹介します。
実店舗とネットショップの違い
実店舗とネットショップは、お客様に商品を販売するという点では同じですが、多くの違いがあります。
どんな違いがあるのか、以下でみてみましょう。
ネットショップ
まずは、ネットショップがどのような店なのか、見てみましょう。
営業時間は、 24時間365日(年中無休)です。
ネットショップを開設する場合の初期費用は、0円の場合もあります。
接客については、無人店舗のため、お問い合わせフォームやメールなどを使ったやり取りになります。
集客方法は、 ネット広告やSNSを運用しておこなうことが多いです。
商品情報は、商品ページに説明文や写真に掲載します。
実店舗
営業時間は、店舗によって異なりますが、どの店舗も営業時間が決まっています。
例えば、都心の駅前のファッションビルでは、11時から21時まで営業している店舗が多いです。
店舗の初期費用は、賃料や内装費などで、安く見積もっても、数十万~数百万円はかかります。
接客については、対面での直接的な接客をします。
商品情報は、店舗で商品を手に取って見ることができます。
集客方法は、チラシや新聞広告、雑誌などの媒体を使っておこなうことが多いです。
ネットショップのメリット
では、ネットショップには、どんなメリットがあるのか見てみましょう。
・24時間365日、どこにいても商品が購入できる
・ネットショップ開業から運営まで、スピーディに低コストで始められる
・個人でも気軽に運営できる
実店舗のメリット
次に、実店舗のメリットについて、見てみましょう。
・消費者が商品を直接手に取って見ることができるため、納得して購入できる
・ネットショップと違って、価格競争になりにくい
・消費者とコミュニケーションが取れて、商品情報を直接伝えることができる
ネットショップのデメリット
では、ネットショップのデメリットには、どんなものがあるのか見てみましょう。
・商品を直接見ることができないため、写真と実物のイメージが違うという理由で、返品されるといったトラブルが起きる
・集客ができないと、お店を知ってもらえない
・生鮮食品などは販売しにくい
実店舗のデメリット
今度は、実店舗のデメリットをご紹介します。
・営業時間中しか、商品を販売できない
・店舗用の物件探し~開業までに時間がかかる
・開業後に、賃料や光熱費などのコストがかかる
ネットショップ構築サービスの種類
ネットショップを開業するサービスには、どのような種類があるのでしょうか。
以下で、ご紹介します。
パッケージソフト
パッケージソフトは、ネットショップ構築に必要な基本的な機能を備えたソフトで、レンタルサーバーを借りて、インターネット上にネットショップを開くために使います。
大規模なネットショップを運営していく際に最適で、わかりやすく説明すると、一戸建ての路面店を建設するようなものです。
例えば、ホームページ・ビルダー22が挙げられます。
これらのソフトは家電量販店や通信販売で入手できます。
パッケージソフトには、有償と無償があり、有償のソフトは安い製品でも500万円くらいかかります。
ですが、無償のソフトはオープンソース型であるため、トラブルが発生した時、自分で対処する必要がある点がデメリットです。
レンタルショッピングカート(ASP)
レンタルショッピングカート(ASP)は、ネットショッピングをする際に、カートに商品を入れてから購入へ進みますが、このカートを構築するものです。
こちらも、ショッピングカートと同様に、一戸建ての路面店として運営していくタイプのネットショップ開業サービスです。
レンタルショッピングカートは、初期費用やランニングコストが安く、ネットショップ構築に必要となる機能が標準装備されています。
ですが、オリジナリティを出したネットショップを作りたい方には、向いてないサービスです。
例えば、makeshop(メイクショップ)が挙げられます。
そのため、レンタルショッピングカートを利用するには、どのようなサイトを作りたいのかあらかじめ考えておく必要があります。
モール(ネットショップ出店ASP)
モール(ネットショップ出店ASP)とは、インターネット上に多数のネットショップを集めた、デパートのようなものです。
デパートに1テナントとして出店するというとイメージがわくでしょう。
モールの例として、Amazonや楽天市場が挙げられます。
モールを利用すると、手軽にネットショップを立ち上げることができます。
集客力の高さが、モールのメリットです。
ですが、出店料や売り上げに対して手数料がかかることがデメリットです。
おすすめのネットショップ
おすすめのECサイトをご紹介します。
楽天市場
楽天市場は、国内のネットショップの流通規模で1位です。
その流通規模は、5兆118億円(2021年度)と群を抜いています。
楽天お買い物マラソンや、楽天スーパーセールな大規模なイベントの際には、TVCMをよく流していますが、圧倒的な集客力がメリットです。
初期費用、出店費用、手数料など、コストがかかる点がデメリットです。
Amazon
Amazonの国内EC流通は、2兆5,378億円で、楽天市場に次ぐ国内2位です。
Amazonは、知名度が高いため、集客力が高いことがメリットです。
ですが、価格競争が激しいため、消耗戦になってしまう点がデメリットです。
また、手数料が8%~45%と高いため、商品価格の30%~40%を手数料として取られてしまうことがデメリットです。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは、売上高1兆6,900億円で国内3位の位置づけです。
初期費用・システム利用料・手数料が無料な点がメリットです。
ですが、無料化によって、出店店舗数が急増しており、価格競争になってしまっている点がデメリットです。
バーチャルオフィスを利用して、ネットショップを始めよう!
ネットショップをスタートする場合、最も気になるのが個人情報保護です。
個人でネットショップを運営する場合、自宅で仕事をしている方が多いです。
ですが、ネットショップを運営するのに、自宅を運営元として公開することは、プライバシーを保護できない恐れがあります。
バーチャルオフィスの住所を借りて、ネットショップの住所にすれば、自宅でネットショップを運営しても個人情報を保護することができます。
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