友達と起業した時のメリット・デメリット、注意点について解説
2023.12.06
友達と起業すると、自由にアイデアを出し合ったり、スキルを補完し合えるなどの多くのメリットがあります。
ですが、ビジネスをするとなると、関係性が変わってきて、一人で起業する時に比べて気軽にできないこともあるでしょう。
友達と起業することには、メリットとデメリットがあるため、それらをよく理解して起業したほうがいいでしょう。
今回は、友達と起業する際のメリットとデメリット、注意点について解説します。
また、友達と起業をする場合、プライバシーを保護する必要があります。
自分と友達の自宅住所を公開したり、郵便物などから個人情報が漏洩してしまうと、自分だけでなく家族のプライバシーにトラブルが生じるおそれがあります。
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どうやって起業する友達を選べばいいの?
起業する友達を選ぶ時、どんな理由で友達を選ぶといいのでしょうか。
起業すると、友達とはビジネスの関係になるため、仲がいいからという理由で、友達と起業すると失敗する可能性が高まります。
では、起業する友達の選び方について解説します。
性格とスキルが違う友達
性格とスキルが違う友達を選ぶといいでしょう。
自分が持ってないスキルや経験を持っている友達は、お互いに不足しているところを補えるからです。
例えば、自分がIT関係に詳しくない場合、IT関係に強くて経験のある友達がおすすめです。
お互いの欠点を補い合えると、一人で起業するよりもスムーズに事業を展開できるでしょう。
ビジネス収入を持っている友達
ビジネス収入がある友達と起業すると、ビジネスを円滑に進められます。
お互いのノウハウ・知識・経験を共有して、事業を行うことができるからです。
起業が失敗してしまったとしても、元の仕事に戻ったり、新たなビジネスパートナーを探すことができるため、ダメージを最小限に抑えることができます。
友達と起業するメリット
友達と起業すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で、友達と起業するメリットについて見てみましょう。
作業を分担できる
得意分野は、人によって違います。
お互いが、得意な分野を担当すると効率がよく、事業をうまく進めることができます。
起業すると、商品開発・営業・経理などさまざまな作業をこなさなければいけません。
一人ですべてをすると、負担が大きくなりますが、作業を分担すると、精神的・体力的に余裕が持てます。
また、体調を崩した時、無理をすると、さらに体調が悪くなるでしょう。
仕事を任せる人がいることによって、体調不良で仕事が停滞するリスクを回避できます。
相談できる人がいる
起業すると、事業が計画通りに行えるのか不安になることもあるでしょう。
友達と起業すると、遠慮しないで何でも相談できることがメリットです。
話をして、悩みを聞いてもらうことで、精神的に落ち着くことはよくあります。
孤独にならない
友達と仕事をすると、孤独にならないこともメリットの1つです。
一人で起業すると、どんなことも自分で決めることができます。
ですが、起業をすると事業がうまくいかないこともあり、孤独から立ち直れなくなってしまうことがあります。
友達と起業すると、立ち直りやすくなって、事業をうまく運営できるでしょう。
友達と起業するデメリット
友達と起業した際のメリットについて解説しましたが、デメリットもあります。
デメリットを把握して、友達との起業を成功させるといいでしょう。
では、友達と起業するデメリットについて解説します。
責任の所在が曖昧になる
自分一人で起業して、ビジネスで失敗した場合、自己責任になります。
ですが、友達と起業して、問題が起こった時に、その責任を相手に押しつけてしまって、人間関係が悪化することがあります。
同じ失敗を繰り返さないためにも、何が問題であったのかきちんと話し合って解決する必要があります。
考え方の違いがビジネスや人間関係に影響を及ぼす
友達と起業すると、ビジネス上の考え方の違いが人間関係に影響を及ぼすことがあります。
起業後に、相手の知らない面を知ることがあるかもしれません。
考え方の違いが理解できないと、事業を継続できなくなったり、友人関係が終わってしまうこともあるでしょう。
本音を言いづらい
友達と起業すると、友人関係を壊さないために相手を不快にさせるようなことを指摘しないで、問題を大きくしてしまうことがあります。
逆に、友達でなければ、相手に伝えにくいことがあっても仕事と割り切って指摘することができるでしょう。
能力を評価しにくい
友達に対して、仕事の能力を正確に把握できないことはよくあります。
そのため、自分のほうがたくさん働いているとか、報酬が不公平と思ってしまうこともあります。
事業に失敗すると、仕事と友達を失う
自分で起業して失敗した場合、仕事やお金を失います。
ですが、友達との起業で失敗した場合、仕事と友達を失ってしまう可能性があります。
仕事は失っても、働くことはできますが、友人との人間関係は、失ってしまうと、元に戻すことは難しいでしょう。
ずっと友達でいたいのであれば、起業する前によく考えておいたほうがいいでしょう。
友達と起業する際の注意点
友達と起業する時には、どんな点に注意したらいいのでしょうか。
以下で解説します。
上下関係とそれぞれの役割を決める
起業したら、上下関係を決めておきましょう。
上下関係というのは、どちらに決定権があるのかを決めるという意味です。
二人が対等な関係だと意見が対立した場合、お互いに譲らずビジネスが停滞する可能性があります。
例えば、株式会社を設立する場合、出資金の割合で上下関係が決まります。
給料と仕事の配分を決める
起業前に、ボーナスの有無や出資額の配分といった給料と仕事の配分を決めましょう。
給料のことで友達と揉めると、友人関係にひびが入る可能性が高まります。
出資金は、お互いが責任感を持つために二人で出すことをおすすめします。
また、仕事の配分もどちらかが多いと、不満が出るため、よく話し合って決めましょう。
事業の目標を明確にする
事業の目標が不明確だと、経営方針で揉めることが出てきます。
徹底的に話し合って、同じ目標に向かって進んでいけることを確認してから起業しましょう。
成果が出なかった時に相手のせいにしない
ビジネスの成果が出ないときに、相手のせいにしないようにしましょう。
相手に責任を押しつけてしまうと、足を引っ張りあうことになり、事業はまずます悪化します。
起業すると、予定通りに事業が順調に進むとは限らないため、問題を明確にして一緒に解決していくことが大事です。
難局を乗り越えられたら、良いビジネスパートナーにもなれるでしょう。
1人で決断しない
友達と起業する場合、関係を悪化させないために、一人で決断をしないようにしましょう。
事業に直接関わる、経営方針の変更や融資については、一人で決断することは禁物です。
重要事項で、意見が違いそうな時には、必ず話し合って決めましょう。
また、友達の意見を聞くと、より良い決断が出ることもあるでしょう。
能力を重視する
起業を成功させるためには、ビジネスを一緒にする友達選びは、非常に重要です。
仲のいい友達を選ぶのではなく、能力や経験が事業に活かせるかどうかを考えて、友達を選ぶ必要があります。
そうすると、事業をうまく行うことができるでしょう。
能力を認めて、役割を担うと、トラブルが起きにくくなります。
言いたいことをはっきりと伝える
友達と起業すると、遠慮して言いたいことが言えないこともあるでしょう。
「こんなことを言ったら友達関係が崩れるかもしれない」と思って我慢していると、不満がたまって、ビジネスの失敗につながるおそれがあります。
友達と起業する場合、仕事中は、ビジネスパートナーと割り切って、言いたいことはしっかり言うようにしましょう。
ですが、相手を傷つけるようなことを言ったり、人格を否定するようなことは言ってはいけません。
友達と起業する際には、バーチャルオフィスを利用しよう!
友達と起業する際、じっくり話し合えば、多くのトラブルは回避できます。
起業に失敗した場合を見据えて、しっかりと準備を進めれば、リスクを最小限に抑えることができます。
友達との起業にはトラブルもあり、高い家賃を払って事務所を借りてしまうと、事業を辞めた後の処理がやっかいになります。
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起業する場合、最初はスモールスタートで始めたほうが何かと安心です。
ブルームを利用して、友達との起業をスムーズに進めましょう。