コラム

ネットショップの開業資金はいくら?利用できる補助金についても解説

2023.12.22

「ネットショップを開業するには、資金はどれくらい用意するの?」

 

ネットショップを開業したくても、開業資金や運用資金がどれくらい必要なのか疑問に思っている方は少なくないでしょう。

 

ネットショップには、無料で開業できるものもあれば、1か月に利用料金として5万円以上かかるものもあり、さまざまな形態が存在します。

 

そのため、どんなネットショップを作りたいのかを決めて、その上で必要な資金がいくらかかるのかを把握する必要があります。

 

今回は、ネットショップの開業資金の相場や補助金による資金調達の方法について解説します。

ネットショップ開業にかかる資金

ネットショップの開業資金は、ネットショップの形態によって異なります。

 

以下で詳しく見てみましょう。

モール型の開業資金の相場

Amazon、楽天市場などへの出店は、モール型になります。

 

モール型は、ネットショップのテンプレートが用意されているため、初心者でも気軽に開設できるメリットがあります。

 

カスタマイズはほとんどできないため、利用できるサービスに限界があります。

 

月額費用と運用費用は、それぞれ0円~10万円ほどです。

ASP型の開業資金の相場

ASP型は、Application Service Provider」の略で、BASEやSTORES、Shopifyでの開業に該当します。

 

ASP型は、インターネットの知識が必要になることがありますが、デザインや機能面でカスタマイズがしやすいメリットがあります。

 

機能数やデザイン数が多いプランになればなるほど、費用が高くなります。

 

月額費用と運用費用は、それぞれ0円~10万円ほどです。

パッケージ型の開業資金の相場

パッケージ型は、ネットショップを構築するためのソフトウェアをパッケージ化したもののことです。

 

ネットショップを構築するために必要なシステム基盤が備わっていて、カスタマイズができます。

 

カスタマイズ性が高く、唯一無二の自社ECサイトを構築できるメリットがありますが、ASP型のようにアップデートがないので、システムが古くなってしまうデメリットがあります。

 

オリジナリティの高いサイトが作れますが、構築費用は数百万円以かかります。

 

そのため、売上を見込むことができて、成長性もある場合に検討しましょう。

ネットショップの備品代

ネットショップを開店すると、さまざまな支出があります。

 

では、費目ごとに必要な備品代の目安を見てみましょう。

パソコン

ネットショップの開業には、パソコンは必需品です。

 

パソコンがあると、商品登録作業、顧客管理、発送作業をスムーズに行えます。

 

高スペックの最新型を用意する必要はなく、10万円ほどの予算があれば、十分でしょう。

カメラ

ネットショップで商品を販売するには、商品画像を撮影しなければいけません。

 

お客様は、商品画像を見て、商品を買うかどうかを検討するため、綺麗な写真があると売り上げアップにつながります。

 

一眼レフやコンパクトデジカメ、レフ板や照明器具、三脚などがあると、綺麗な写真が撮れるでしょう。

 

カメラと周辺機材を合わせて、10万円ほどの予算を考えておきましょう。

 

iPhoneのように、画質カメラのついたスマホもあるため、それが使えるのであれば、新たにカメラを購入する必要はないでしょう。

画像編集ソフト費用

商品ページやバナーを作成するには、画像編集ソフトが必要です。

 

例えば、AdobeのPhotoshopやillustratorが挙げられます。

 

これらのソフトは、それぞれ月額1000〜3000円程度で利用ができます。

仕入れ代

仕入れ代とは、商品の買い付けにかかる費用のことです。

 

ネットショップは、商品の仕入れをしないと販売できないため、仕入れ代は必ず必要となります。

 

仕入れ代は、どのような商品をいくらでいくつ仕入れたいかによって費用が異なります。

 

高額な商品や大量の商品を取り扱う場合、仕入れ費用がたくさん必要になります。

 

また仕入れの方法やルートによっても必要な費用は変わってきます。

 

海外への買い付けや遠方の展示会へ参加すると、商品代だけでなく、交通費なども考えておく必要があります。

 

ネットショップでは、他社から商品を仕入れてくる以外にも、自社製品を売ることもできます。

 

自社製品を売る場合、仕入れ費用の代わりに、製造費が発生します。

梱包資材代

商品を発送する時に、段ボールや袋、ガムテープなどの梱包資材が必要になります。

 

梱包資材にかかる費用は、工夫して金額を安く抑えることができます。

 

ネットショップの売り上げが上がってきたら、梱包資材を大量発注してコストを削減することもできます。

送料

送料は商品を発送するための費用です。

 

送料がお客様負担になると、売上にも影響するため、送料無料サービスを適用する手もあります。

サービス利用料、手数料、システム費用

モール型のネットショップの場合、サービス・システムの利用料や手数料がかかります。

 

サービス内容によって、利用料や手数料は異なるため、開業前に必ず確認しておきましょう。

決済手数料

決済手数料は、顧客が決済をした時に、クレジットカード会社やネットショップの運営に支払う手数料です。

 

商品代金の数パーセントが差し引かれますが、手数料の割合はカード会社等によって異なるため、契約前に確認しておく必要があります。

ネットショップの開業資金を抑える方法

ネットショップの開業資金を抑えるには、どうすればいいのでしょうか。

 

以下で見てみましょう。

無料のネットショップ作成サービスを使う

ネットショップを初めて開業する人は、操作が簡単で使いやすい無料の作成サービスを利用するといいでしょう。

 

無料のサービスといっても、ショップ構築に必要な基本的な機能は搭載されています。

梱包資材を安く手配する

梱包資材の費用は、ネットショップを運営している限り、継続的にかかります。

 

そのため、この資材代を安く抑えられると、大幅にコスト削減ができます。

 

安い仕入れ先を探したり、大量注文して単価を安くできないか検討してみるといいでしょう。

広告を出さないで、自分でSNSを使って集客する

集客方法の1つとして、広告を利用することはよくあります。

 

とは言っても、広告は10万以上かかるものもあり、負担が大きいです。

 

そのため、SNSを使って無料で集客することもおすすめです。

ネットショップ開業時に利用できる補助金

では、次に、ネットショップ開業時に利用できる補助金について解説します。

 

開業資金が足りないときは補助金や助成金を利用してみましょう。

小規模事業者持続化補助金

ネットショップを立ち上げる際にするECサイト構築は、広報費として補助対象になることがあります。

 

常時使用する従業員が5人以下の事業者が対象となり、申請時に、経営計画書や補助事業計画書などを提出する必要があります。

 

補助金の上限額は50万円で、かかった費用の3分の2が補助されます。

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が自社のニーズに合ったITツールを導入する際に支援してくれる補助金です。

 

補助対象となる半分までの費用が補助対象で、30万円から450万円まで支給してもらえます。

事業再構築補助金

事業再構築補助金はハードルが高く、販路拡大のためにネットショップを立ち上げた場合には利用できません。

 

実店舗経営者や生産者が事業の強みを活かして、再構築の見込みがあると判断された事業計画に対して、システム構築費やサーバーレンタル費用、保守費用などの3分の2を補助してもらえます。

キャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者が働く企業でキャリアアップを促進するための助成金制度です。

 

コースによって支給額は異なります。

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、ネットショップを開業しただけでは対象とはならないで、事業の発展や生産性の向上といった事業計画が必要です。

 

要件を満たした事業の場合、ネットショップ開業に必要なシステム構築費やクラウドサービス利用費、導入費用などの2分の1~3分の2の補助金が受けられます。

ネットショップ開業にはバーチャルオフィスを利用しよう!

ネットショップを運営する際、店舗の住所を記載することが義務づけられています。

 

ですが、自宅兼店舗の場合、自宅住所などの個人情報が流出しないか不安になるでしょう。

 

そのような時に、バーチャルオフィスを利用することをおすすめします。

バーチャルオフィスのメリット

バーチャルオフィスのメリットには何があるのか見てみましょう。

自宅住所を公開する必要がない

バーチャルオフィスでレンタルした住所を、ネットショップの住所として記載できるため、不特定多数の人に、自宅住所などの個人情報を公開しなくて済みます。

事務所を借りる必要がないため、事務所の家賃を削減できる

店舗用に事務所を借りたら、家賃や火災保険などの固定費がかかります。

 

ですが、バーチャルオフィスを利用したら、住所を借りれるため、事務所が不要になり、事務所の家賃を削減することができます。

 

顧客との連絡や受注、仕入れなどはネットでしますので、デバイスインターネット環境があればどこでも仕事ができます。

顧客や取引先からの信頼を獲得できる

バーチャルオフィスで借りる住所の多くは、都心の一等地です。

 

ネットショップでは、店舗の住所が評価のポイントになるため、立地条件の良い場所にあるネットショップは信頼性が高いと判断されます。

 

顧客や取引先からの信頼を獲得すると、売り上げアップが期待できます。

都心でおすすめのバーチャルオフィス「ブルーム」

ブルームは、東京都新宿区西新宿の都心一等地住所を、業界最安値の月額300円~貸し出しています。

 

住所のレンタルだけでなく、郵便物転送や法人登記などのサービスも受けられ、高コスパでサービスを提供しています。

 

ブルームは、格安バーチャルオフィスでありながら、スタッフが常駐していますので、対応が迅速で、お客様からご好評いただいています。

 

ネットショップで事業をされる方は、コストを抑えて安心して事業に取り組むために、ブルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

一覧を見る