オンラインインタビューのメリットとデメリット、実施方法について解説
2024.08.19
従来、インタビューは対面形式が多かったのですが、テクノロジーの進化や社会情勢の変化によって、オンラインでインタビューをする方法にシフトしつつあります。
そこで、今回は、オンラインインタビューのメリット、実施方法、注意点について解説します。
オンラインインタビューとは
オンラインインタビューとは、インターネットを利用した調査のことで、Zoomやmeet、Skypeなどのビデオ通話や音声通話等のツールを使って行います。
従来の対面式のインタビューと異なり、インタビュアーと対象者がリモート環境でインタビューを実施します。
カメラやマイクが付いているパソコンやスマホと、通信環境があれば実施可能な調査のため、急速に広まっている調査方法の1つです。
一方、対面でするインタビューは、オフラインインタビューと呼ばれています。
オンラインインタビューのメリット
では、オンラインインタビューのメリットを具体的に見ていきましょう。
時間や場所を選ばない
インタビュー実施時に、場所や時間を選ばず、どこからでも参加できることがメリットです。
コストを抑えられる
オフラインインタビューでは、会場準備や参加者の交通費など、さまざまなコストがかかります。
ですが、オンラインインタビューでは、これらの費用が不要になるため、低コストで実施することができます。
参加者の時間や都合に合わせて実施ができる
参加者の時間や都合に合わせて実施できるメリットがあります。
対面によるインタビューでは、移動時間などを考慮して、参加者のスケジュールを調整しなければなりません。
ですが、オンラインインタビューは、参加者の都合に合わせやすく、実施可能な時間帯も広がります。
したがって、業務効率が向上します。
リラックスして参加できるため、参加者が本音を伝えやすい
対面インタビューでは、インタビュー会場で実施されるため、慣れない環境によって、緊張やストレスが生じて本音を言えない参加者も多くいます。
ですが、オンラインインタビューでは、自宅など慣れた環境でインタビューを受けることができるため、参加者はリラックスして臨むことができ、一歩踏み込んだ内容や本音も話しやすくなるというメリットがあります。
オンラインインタビューのデメリット
オンラインインタビューのメリットをご紹介しましたが、オンラインインタビューには、デメリットも存在します。
どんなデメリットがあるのか、以下で見てみましょう。
機材や通信トラブルが起こることがある
機材や通信トラブルが起こる可能性があります。
デバイスの故障や接続の切断が生じると、インタビューを実施できなくなるおそれがあります。
また、プライバシーや機密情報の漏洩が問題となることもあります。
その対策として、信頼性の高い機材と接続プロバイダを用意して、インタビュー前に、テストを実施して、インタビュー中にトラブルが起きないように準備をしましょう。
香り・味・質感などをリアルタイムで実感してもらえない
参加者が、香り・味・質感などの感覚情報をリアルタイムで実感できないデメリットがあります。
食品や化粧品などのクオリティ調査では、客観的な感想を集めるのが難しいでしょう。
感覚情報についてインタビューする場合は、事前にサンプルを送ったり、オフラインのテスティングセッションを組み合わせるといいでしょう。
インターネットに慣れていない人は参加が難しい
インターネットに慣れていない人は参加が難しい点もデメリットの1つです。
オンラインインタビューは、zoomなどのツールを利用するため、ツールに抵抗がない人の方が向いています。
ですが、よく使われているツールは、簡単に操作できるものが多いため、インターネットに慣れていなくても、サポートをしっかりすればば、オンラインインタビューを実施できます。
写真撮影ができない
対面インタビューでは、インタビューの様子を撮影することが多いですが、オンラインインタビューでは撮影ができません。
感情を読み取りにくい
オンラインインタビューでは、参加者の顔を画面越しに見ながら話ができますが、感情が読み取りにくいです。
また、声のトーンの変化も感じ取りづらいので、参加者の感情の変化に気づきにくいです。
オンラインインタビューの流れ
ここでは、オンラインインタビューの流れについて解説します。
調査目的を明確にする
インタビューを実施することで、会社としてどのようなことを明らかにしたいのか、調査をする目的を明確にしましょう。
例えば、新商品開発のための情報収集、既存製品の市場調査、ブランドイメージに関する顧客フィードバックの獲得などが挙げられます。
オンラインインタビューで調査したい事をリストアップする
目的を設定したら、オンラインインタビューで取り上げるテーマやトピックを明確化し、インタビュースクリプトを作成しましょう。
インタビュースクリプトとは、調査担当者の対処方法や質問のリストをまとめたもののことです。
事前に担当者同士で共有しておくと、統一されたユーザーインタビューが実現できるでしょう。
調査対象者を選定する
次に、調査対象者を選定します。
目的に合った対象者の定義を明確にし、適切なサンプルサイズ(人数)を設定しましょう。
出席者を募集し、日程を調整する
オンラインインタビューを実施するためには、意見を聞くユーザーを募集する必要があります。
募集方法としては、自社サイトで応募者を募ったり、アンケートサイトを利用したりするといったことが挙げられます。
ユーザーインタビューの対象者が決まったら、スケジュールを調整しましょう。
複数の日程を用意して、対象者に都合がいい日を選んでもらいましょう。
必要な場合、事前調査をする
オンラインインタビュー実施前に調査するべきことがあれば、事前調査をします。
例えば、事前にサンプルを使用してもらう、対象者の基本情報に関するアンケートに回答してもらうという場合、事前に送付しておきましょう。
対象者への連絡と接続テストをする
インタビュー実施前に、対象者に日程の連絡や、インタビュー時に使用する機材やツールの確認をします。
当日トラブルが発生してしまうことを回避するために、接続に問題がないかどうか、接続テストも実施しましょう。
また、インタビューを録音・録画する必要がある場合、事前に参加者から承諾を得ておきましょう。
オンラインインタビューの実施
オンラインインタビュー当日は、インタビューフローに沿って進行します。
参加者の緊張を和らげるため、自己紹介などから始めるといいでしょう。
緊張がほぐれると、参加者からいろいろな話を引き出しやすくなります。
オンラインインタビューの議事録を作成する
オンラインインタビューが終了したら、内容をまとめた議事録を作成します。
録音・録画したデータは、文字起こしをしてわかりやすくまとめるといいでしょう。
まとめ
オンラインインタビューをすると、移動時間や交通費を抑えられたり、遠方にいる人に参加してもらうことができるメリットがあります。
ですが、対面インタビューのようなスムーズなコミュニケーションがとりづらいデメリットもあります。
自社で行いたいインタビューがオンラインに適しているのかどうかを検討し、オンラインで実施する場合には、本記事で紹介した内容を参考に進めてみてください。
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