コラム

スーパーフレックス制度とは?導入のメリットやポイントを解説

2024.08.26

「スーパーフレックスタイム制度」という制度をご存じでしょうか。

 

働き方改革などによって、フレックスタイム制度は普及してきていますが、スーパーフレックス制度は聞いたことがないという方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、スーパーフレックス制度の導入のメリットやポイントなどを解説します。

 

 

スーパーフレックス制度とは

スーパーフレックス制度とは、勤務時間帯を自由に決められる働き方のことです。

 

これまでのフレックスタイム制度では、出社するべき時間であるコアタイムが設定されており、従業員の自由度に制限がかかっていました。

 

ですが、スーパーフレックス制度では、会社で指定された総労働時間を働けば、出退勤時間を自由に決められます。

 

ワークライフバランスを保ちながら働けるため、従業員の満足度を上げるのに役立ちます。

スーパーフレックス制度を導入するメリット

スーパーフレックス制度には、従業員と企業の双方にとってメリットがあります。

 

では、スーパーフレックス制度のメリットについて確認してみましょう。

多様な働き方を実現できる

スーパーフレックス制度は、夫婦共働きで育児をしたり、仕事をしながら親の介護ができるなど、多様な働き方を実現できるメリットがあります。

 

勤務時間は、労働者に委ねられているため、遅刻や早退のように、他の従業員を気にしないで、自分の事情を優先して仕事ができます。

優秀な人材の確保や定着につながる

スーパーフレックス制度は、時間と場所に制限されない働き方のため、優秀な人材の確保や定着につながります。

 

育児や介護を理由とした離職を減らせるだけでなく、出退社時間を気にしないで仕事ができるため、優秀な人材を採用できます。

長時間労働を減らせる

スーパーフレックス制度では、労働時間を自由に決めることができるため、長時間労働の解消を促せます。

 

また、総労働時間の範囲内で、実労働時間を調整するので、残業時間を減少させることが可能になります。

生産性が向上する

始業時間を選べるため、朝に弱い人が、早朝に出社する必要がなくなります。

 

仕事に集中できる時間帯に、ベストコンディションで、働きたい場所で仕事ができるため、個性に合った働き方ができます。

 

したがって、生産性の向上につながります。

スーパーフレックス制度を導入するデメリット

スーパーフレックス制度のメリットについて見てきましたが、デメリットもあります。

 

今度は、デメリットについて解説します。

コミュニケーションが不足する

従業員が働く時間を選べるため、部署内の全従業員が顔を合わせる時間帯は少なくなります。

 

そのため、従業員間のコミュニケーション不足が起こって、情報共有が疎かになって、トラブルに発展してしまうおそれがあります。

取引先と時間軸が異なる

スーパーフレックス制度を導入する企業は多くないため、取引先の営業時間と自分の勤務時間が異なることがあります。

 

例えば、13時から出勤する従業員に、9時に取引先から問い合わせがあった場合、どのように対応するのかを決めておく必要があります。

 

取引先への対応不足が続いてしまうと、信用を失ってしまうため、業務内容によって慎重に判断する必要があるでしょう。

勤怠管理が煩雑になる

従業員が違う時間に働くため、労働時間の管理が難しくなります。

 

分単位での勤務時間の管理だけでなく、規定の労働時間を満たしているか、長時間労働になっていないかなども把握する必要があるため、勤怠管理システムの導入を検討したほうがいいでしょう。

スーパーフレックス制度を導入する際のポイント

スーパーフレックス制度の導入する際には、押さえておくべきポイントがあります。

 

スーパーフレックス制度を適切に導入するためにも、導入時にやるべきことを確認しておきましょう。

スーパーフレックス制度を就業規則に記載する

スーパーフレックス制度を導入するには、就業規則に「始業・終業の時刻を労働者が自由に決定できる」ということを記載する必要があります。

 

ルールが不明確だと、従業員が勝手に基準を作ってしまい、スーパーフレックスの運用が困難になるでしょう。

 

労使協定を就業規則の一部とすると、簡潔にまとめることができます。

労使協定を締結する

事業所の過半数労働組合または、事業所の過半数代表者と、労使協定の締結をする必要があります。

 

締結する際には、以下の内容を決めておきましょう。

 

・対象となる労働者の範囲

・清算期間(1~3ヵ月の間で取り決めが可能)

・清算期間中の総労働時間

・1日の標準労働時間

勤怠管理を見直す

スーパーフレックス制度を導入したら、従来の勤怠管理では対応できないため、勤怠管理を見直す必要があります。

 

管理者と従業員が使いやすい勤怠管理システムを導入し、勤怠管理に関するルールを策定して、周知しましょう。

まとめ

スーパーフレックス制度は、フレックスタイム制度と異なり、従業員が勤務時間を決められるため、育児や介護をしながらでも働くことができるメリットがあります。

 

ですが、導入方法を間違えると、適切な運用ができなくなってしまうため、ポイントを押さえたうえで、ルールを定めて導入するといいでしょう。

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