コラム

会社名を上手に決めるポイントとは?有名企業の「社名の由来」

2024.09.12

「名は体を表す」と言いますが、起業するにあたって、社名や屋号をどうするかというのは重要な問題です。

 

会社名は、企業イメージを左右する重要なファクターだからです。

 

今回は、社名を決める際ののポイントや、有名企業の社名の由来について解説します。

会社名を決めるポイント

以前から会社名を決めていた人や、すぐにひらめいて会社名をつけられる人もいますが、多くの人はかなり悩んでしまうのではないでしょうか。

 

会社名を決めるポイントについてご紹介します。

愛称や略称も考える

会社名を考える時に、ニックネーム(愛称・略称)も考えてみましょう。

 

例えば、「クロネコヤマトの宅急便(ヤマト運輸)」は、キャッチフレーズを普及させることで、企業名を広く認知させ、企業価値の向上につなげています。

 

商号を補完したり、商号以外で企業のイメージを高めるためにも、こいうったキャッチコピーは重要性が高いと言えるでしょう。

ローマ字の使用上の注意

会社名が、ローマ字の羅列であると、社名が似ていて、同名の会社が頻出する可能性が高くなります。

 

例えば、株式会社MKI、株式会社APR、株式会社SCEといった会社名は、株式会社がついているので、会社だとわかりますが、何をしている会社なのかがわかりません。

 

従業員を募集する際に、企業情報の提供やイメージを高めるための工夫をしないと、応募者から認知されにくいという難点があります。

 

業務内容が伝わるような表現にするなど、分かりやすく、企業イメージを掴みやすいネーミングにするといいでしょう。

辞典からヒントを得る

「国語辞典」、「古語辞典」、「四字熟語辞典」、「雑学」系の本には、興味を惹く言葉やエピソードがたくさん載っています。

 

例えば、「令和」という元号の出典は、「万葉集」ですが、そこには、古来のエピソードがたくさん掲載されており、命名のヒントが隠されているかもしれないでしょう。

グルーバル化を意識する

グローバル化した現在では、これから起業して会社名をつけるのであれば、海外で難なく通用するネーミングも必要でしょう。

 

例えば、以下のことを意識してみましょう。

 

・主要言語でいいイメージの言葉(英・独・仏・西・伊・中)

・アルファベットで表記できる

・伝えたい意味が伝わる

・発音して音感がいい

・視覚イメージがいい

有名企業の社名と由来

一人ひとりの名前に由来があるように、社名にもそれぞれの由来があります。

 

有名企業の社名は、どのような意味を込めて名付けられたのでしょうか。

 

以下で見てみましょう。

任天堂

「運は天に任せる」が、社名の由来です。

 

創業から3代目に当たる社長であった山内溥氏が、「人生一寸先が闇、運は天に任せ、与えられた仕事を全力で取り組む」という考えから名づけたとされています。

キヤノン(Canon)

キヤノンの社名は、「観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい」との願いを込めて作られた、初代カメラ試作機の「KWANON(カンノン)」と、カメラの本格的な発売開始に向けて世界で通用するブランド名として、「カンノン」と発音が似ている英語「Canon(キヤノン)」に由来しています。

 

Canonは、英語で「聖典」「規範」「標準」の意味があります。

 

そこから、キヤノンは「正確・精緻を旨とする精密機器としての商標にふさわしく、そして世界の標準、業界の規範を目指す私たちの志を表すもの」としています。

資生堂

海軍病院の薬局長を務めていた福原有信氏が、23歳で洋風調剤薬局「資生堂薬局」を開業しました。

 

中国の古典である四書五経の1つ「易経」の一節が、由来です。

 

株式会社資生堂の公式サイトに、「至哉坤元 万物資生(いたれるかな こんげん ばんぶつ とりて しょうずる)」からとったと記載されています。

 

その意味は、「大地の徳はなんとすばらしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる」と解説しています。

 

カルビー

ミネラルの中で代表的な栄養素である「カルシウム」と、ビタミンB群の中で中心的な栄養素である「ビタミンB1」から由来しています。

 

消費者の健康に役立つ製品を目指して、カルビーと名づけられました。

日清食品

創業者である安藤百福氏の「日々清らかに豊かな味をつくる」という言葉に由来しています。

 

ちなみに、「日清製粉」や「日清オイリオ」は、別の企業で資本関係などもありません。

シチズン

シチズンは、1918年に同社の前身である「尚工舎時計研究所」の創立をもって創業としています。

 

1924年に、「懐中時計」第1号を発表した時に、創業者の山崎氏と親交があり当時の東京市長であった後藤新平氏(後の初代NHK総裁)が、市民に愛され親しまれるようにとの思いを込めて、英語のCitizen(市民)から「シチズン」と名付けたそうです。

「サンリオ」

「ハローキティ」「マイメロディ」といったキャラクター商品の企画や販売をしている「サンリオ」の社名は、スペイン語の「San Rio(聖なる河)」に由来しています。

 

「San」は英語では「Saint(St.)(セイント)」、日本語では「聖なる」を意味し、「Rio」は英語では「River(リバー)」、日本語では「河」を意味します。

まとめ

今回は、会社名を上手に決めるポイントや有名企業の社名の由来をご紹介しました。

 

どの社名も、企業理念や創始者の想いが込められていることがわかります。

 

社名を考えるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

コストを抑えて、自宅住所を知られずに都心一等地住所を使って仕事をしたい方におすすめのバーチャルオフィス「ブルーム」

企業をすると、まとまった資金が必要になります。

 

ですが、初期費用を抑えたいのであれば、賃貸オフィスを借りるのではなく、バーチャルオフィスにすることをおすすめします。

 

初期費用の50%は、オフィスにかかる費用ということをご存じでしょうか。

 

バーチャルオフィスの初期費用の相場は、数万円ほどです。

 

そう考えると、賃貸オフィスやレンタルオフィスではなくバーチャルオフィスにすると、初期費用をかなり削減することができます。

 

ブルームは、東京都新宿区西新宿の一等地住所をレンタルしているバーチャルオフィスです。

 

住所貸しサービスは、なんと月額300円・初期費用3,300円のため、初期費用を相当浮かせて、他の費用に充てることができます。

 

郵便物転送や法人登記サービスは、月額550円で利用でき、業界最安値となっています。

 

初期費用を抑えて、事業を行いたい方は、ブルームがおすすめです。

 

 

 

一覧を見る