コラム

チームワークを高めるためには?

2023.03.18

ビジネスをする上で、多くの人がチームワークは大切だと考えています。

 

現代は、ますますチームワークが重視されています。

 

では、チームワークを高めるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

今回は、チームワークを高めるためのポイントについて見ていきましょう。

チームワークとは?

まず、チームワークとは、集団で行う仕事のことです。

 

具体的には、チームメンバーが目標達成のため、お互いの能力を補いつつ、強みを高め合うことによって、相乗的な力や効果を生み出し、共同作業を行うことを指します。

 

チームワークを発揮することにより、個人ではやり遂げることのできない大きな仕事をチームメンバーとの連携によって達成することができます。

 

なぜ企業がチームワークを重要視しているのかというと、グローバル化や技術革新により、ビジネスモデルの複雑化が進んでいることが挙げられます。

 

近年は、多様な価値観やバックグラウンドを持つ人と働く場面が増加しており、日々発生する課題も、複雑なものが増えています。

 

このようなことから、新しい課題に対応するため、企業で、部門によるプロジェクトが発足されるようになりました。

 

個人の能力には限界がありますので、部門を問わずメンバーを集め、一緒に仕事を進めるチームが発足する事例が近年増えています。

チームワークのメリットとは?

チームワークを向上させて業務に取り組むと、どんなメリットがあるのか、解説します。

大きな目標を達成できる

チームワークがうまく機能すると、個人1人ではできない大きな目標を達成できます。

 

チームワークは、仕事を効率的に進めるのに役立ち、個人が立てる目標よりも、チームが立てる目標の方が大きい目標を立てれるので、会社の成長にも寄与することができます。

メンバーのモチベーション向上につながる

チームメンバー同士の能力を評価し、お互いに信頼する関係が築かれるので、メンバーのモチベーション向上につながります。

 

チームメンバーの仕事への満足度を高めたり、スキルを向上させたりするなど、個人にとっていい影響があり、それは、組織に対するメンバーのロイヤリティが向上し、離職率を抑えることが可能になります。

 

情報共有が活発になる

チームワークができている職場は、情報共有を活発にしています。

 

情報を共有することによって、事業計画の見直しを迫られることもありますが、迅速で柔軟な分析と決断ができるようになりました。

 

ですから、チームワークは、組織をより強化するための方法であることを理解して活用していくことが重要です。

 

多様な価値観やバックグラウンドを持つ人と働くことが増えているので、チームワークを向上させるためには、ポイントを押さえて取り組まなければいけないでしょう。

チームワークを高めるためのポイントとは?

では、チームワークを高めるためのポイントを見ていきましょう。

役割分担を決めておく

メンバーが当事者意識を持って担当業務に取り組めるよう、1人1人に明確な役割を設定しましょう。

 

メンバーが自分の果たすべき役割が明確に理解できていなければ、能力を最大限に発揮することはできません。

 

また役割を設定する時に、メンバーの得意・不得意分野を把握し、本人がやりたい業務も加味して、最も能力を発揮できる環境を作るといいでしょう。

 

役割分担することで、メンバー同士の業務量に差が出ることもあります。

 

その際はお互いに助け合うことを事前にメンバーへ周知しておくことや、助け合いやすいようメンバー同士の役割を相互理解することも大切です。

目標を明確に設定する

ビジョンの実現には具体的な目標設定が必要となりますので、チーム全体の目標と各メンバー1人1人の目標を設定します。

 

目標を設定する際は「SMARTの法則」を意識しましょう。

 

SMARTとは、目標を設定する時に大切な5つの基準の頭文字を表しています。

 

・Specific(具体的)→第三者でもわかるような、具体的な目標の設定

・Measurable(計測可能)→目標の達成度合いがわかる定量的な目標の設定

・Achievable(達成可能)→現実的に達成が可能な目標の設定

・Related(関連性がある)→チームのビジョンに関連している目標の設定

・Time bound(期限が決まっている)→目標達成までの期限を決める

 

最終的な目標だけでなく、フィードバックやコーチングをしやすくするために中間目標も定めておきましょう。

コミュニケーションをとる

情報の共有をするために、緊密にコミュニケーションを取ることが大切です。

 

報連相(報告・連絡・相談)をすることは、情報共有の基本であり、チームワーク向上に必要不可欠です。

 

情報共有がきちんとされないと、次のステップに移行できなかったり、誤った行動をしたりする恐れがあるので、生産性が下がることも考えられます。

 

そのような事態を防ぐために、気軽にコミュニケーションを取れる環境を作っていくことも大切です。

メンバーそれぞれの業務を尊重する

メンバーの業務を尊重することもチームワークを高めることにつながります。

 

自分の価値観に固執し、他のメンバーの価値観を受け入れることができない人がいると、チームの仕事が止まったり、チームの目標にブレが生じたりする危険性があります。

 

また、無理やりに役割を押し付けてしまうと、チームがもつ力を十分に発揮することができません。

 

そのような状況に陥らないためにも、メンバー同士が協調し合い、お互いを認め合いながら、共通の目標のために力を尽くすことが必要です。

 

まとめ

チームワークができていると、さまざまなメリットがあることが分かりました。

 

従業員間でコミュニケーションがうまく取れていて、お互いを尊重している職場では、意見を言っても対立するリスクを軽減できます。

 

より多様な意見や情報を共有することができれば、建設的な改善が可能になり、生産性がより高まります。

 

またチームワークがあれば、情報をスムーズに共有することができ、わからないことも気軽に質問できるため、自ら業務を進めていく能力を付けられます。

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