テレワークの効果とは?
2023.03.19
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で注目されたテレワークは、急速に普及しています。
テレワークを導入した企業は、育児や介護をする従業員のための働き方の選択肢として導入しました。
ですが、その後、対象範囲を拡大し、企業戦略の1つとして位置づけるようになったところも多く、テレワークがもたらす効果が変化してきています。
また、アメリカでテレワークが始まった時の目的が、交通混雑の緩和や排気ガスの削減といったことに見られるように、世界的な問題となっている地球温暖化などの問題にも有効な対策の1つで、テレワークは、社会的に大きな効果が期待されています。
テレワークの効果とは?
では、テレワークが、企業にどのような効果をもたらすかを見てみましょう。
生産性の向上
テレワークの導入により、移動時間を有効に活用することができるので、生産性の向上が期待できます。
優秀な人材の確保
近年、ビジネスパーソンの創造性や独自性が、企業の競争力に大きな影響をもつ時代になってきており、創造性や独自性を生み出していくためには、優秀な人材が必要です。
そのためには、従業員にテレワークのような柔軟な働き方ができる機会を提供し、人材の確保だけでなく、流出を防ぐことも必要です。
例えば、育児や介護、配偶者の転勤などによって優秀な従業員が退職や離職せざるを得ない場合、出社しなくていいテレワークを導入すると、これを防ぐことができます。
テレワークは、ビジネスパーソンの仕事とプライベートの調和のとれたライフスタイルを実現します。
人材の活用
30 ~ 34 歳の女性従業員は、育児などで離職する傾向が高いです。
ですが、テレワークを導入すると、こうした年代の女性の退職や離職を防ぐことできます。
育児をしていない従業員でも、通勤時間に当てていた時間を、趣味や家族と過ごす時間に当てることができます。
従業員のワークライフバランスを保証し、心身の健康を守ることは、モチベーションの維持にもつながり、生産性の向上にもつながります。
コストの削減
テレワークを導入すると、ネット環境の整備やデバイス・設備などの投資が必要ですが、中長期的にみれば、テレワークによるコスト削減は、必要な投資額を上回るため、企業は、コストを削減することができます。
テレワークによる主なコスト削減の項目は、事務所家賃の削減と交通費の削減です。
ペーパーレス化
オフィスではなく、自宅などで仕事をするテレワークは、仕事に必要な資料が電子ファイル化されていることが必要となります。
紙の資料を電子ファイル化すると、ペーパーレス化が実現できます。
紙の資料を探す必要がないため、業務効率が上がり、情報が電子化されることによって、従業員間で情報の共有化をすることができます。
テレワーク導入にあたって準備すべきことは?
このように、さまざまな効果があるテレワークですが、テレワークの効果が発揮されるためには、何をしたらいいのでしょうか。
以下で見てみましょう。
全従業員が、テレワークを享受できるようにする
オフィス出社が必要な職種があります。
ですが、テレワークの適用対象に差があると、従業員間に不公平感を生み、業務に支障が出る可能性があります。
導入できない部署がある場合は、適切な対策をとるなど、できるだけ全従業員がテレワークを実現できるようにするのがいいでしょう。
従業員にテレワークの目的を周知する
テレワークを導入する目的を明確にして、それを従業員に周知することが大切です。
テレワーク環境によっては、勤務時間中に、さぼってしまう状況を生み出しやすいです。
逆に、監視の目がない自宅にいると、勤務時間が終了後も、夜遅くまで働き続ける従業員も出てくるかもしれません。
上司が、従業員に、業務内容などについて、きちんと報告させるようにしなければいけませんが、厳しくしすぎると、従業員はモチベーションをなくしてしまうかもしれません。
従業員が、勤務時間内で生産性を上げるための意識づけをすることが最善策といえるでしょう。
テレワークの効果を弱めてしまう原因とは?
今度は、テレワークの効果を弱めてしまう原因について、見ていきましょう。
情報を共有できる環境がない
テレワーク下では、従業員が直接コミュニケーションを取れないので、情報の共有がうまくいかず、生産性を落としてしまうことがあります。
そのような時には、Web会議やビジネスチャットなどのツールを使うのもいいでしょう。
計画しないで、テレワークを始めてしまう
テレワークは、従業員に、明確な目的を周知するだけでなく、テレワーク用のツールやテレワークのルールを作る必要があります。
そのためには、テレワーク導入スケジュールを決めましょう。
まとめ
テレワークは導入するだけでは、効果がなく、明確な目的を従業員に周知することによって、従業員同士が情報共有できる環境を作る必要があります。
どのようなテレワーク環境が自社にあっているのかをよく考え、それに必要なツールなどを取り入れましょう。
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