コラム

FAXはいるのか?いらないのか?メリットやデメリットについて解説

2023.04.01

多くの企業でデジタル化が進められており、業務フローやビジネスツールが見直されています。

 

ですが、FAXを使用している企業は意外と多く、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、FAXのメリットやデメリットなどについて解説します。

FAXがなくならない理由とは?

ペーパーレスやデジタル化が推奨されていますが、FAXを使い続けている企業はたくさんあります。

 

FAX注文が、なくならない理由について解説します。

業務の見直しが必要となる

FAXを廃止するには、FAXに代わる別のデバイスや手段を用意する必要があります。

 

FAXを中心に業務を行ってきた企業では、業務フロー・業務内容・使用するツール見直さなければならず、時間・労力・大きなコストがかかってしまうので、FAXを廃止できずに使い続けています。

取引先の意向

取引先がFAXを使用している場合、自社がFAXを廃止したいと望んでも廃止するのは難しいでしょう。

 

FAXの代替機器を使用する場合、取引先の理解を得られないと、FAXの使用を継続するしかありません。

 

取引先との今後の関係を維持するために、自社の要望をあまり強く言わない方がいいという事情もあります。

 

取引先との兼ね合いにより、FAX廃止の実現が難しい企業は少なくありません。

FAXに代わるシステムを導入する必要がある

FAXを廃止するには、FAXに代わるシステムを導入する必要がありますが、システム導入や維持管理、運用には大きなコストがかかります。

 

システムの導入や運用にかかるコストの方が上回っている場合は、費用対効果が得られないこともあります。

ITリテラシーの不足

経営陣にITリテラシーが不足していて、FAXが廃止されないケースがよくあります。

 

デジタルツールの利便性や効率性についての知識がなければ、FAXを使い続けるデメリットに気付くことができないのです。

 

古い体質の企業や変化を嫌う企業では、その傾向が顕著に見られます。

FAXのデメリットとは?

FAX廃止の原因には、FAXのデメリットが大きく影響しています。

 

FAXのデメリットには、どのようなものがあるのか見てみましょう。

 

送信ミス

FAXは、送信ミスが起こりやすいです。

 

番号の入力ミスによる誤送信、機器のトラブルによる未送信が起きてしまうことがあり、コミュニケーションの確実性が低い部分があります。

返信が遅い

FAXを送信しても、受信者が、すぐに受け取り、返信するとは限りません。

 

FAXが溜まってしまい、まとめて確認することもありますし、返信内容が多いと、返信のためのFAX書類作成の時間も必要になります。

 

場合によっては、FAXが見落とされてしまったり、忘れられてしまい、レスポンスが来ないことも考えられます。

コストがかかる

FAXには、印刷するための紙やインクなど消耗品に、コストがかかります。

 

FAXを使うと、紙代やインク代がかかります。

 

FAXは印刷物のため、保管する場所が必要で、印刷物を探すのも大変なこともあり、管理に手間がかかります。

FAXの代替手段とは?

FAXを廃止するのであれば、FAXに代わるシステムの導入が必要です。

 

FAXの代替手段には、下記の3つが挙げられます。

 

 

1.インターネットFAX

 

インターネットFAXは、インターネット回線を利用したFAXの送受信が可能なシステムで、従来のFAXと回線や機器が変わるだけです。

 

紙やインクがいらないので、ペーパーレス化につながり、FAXのデメリット部分の解消してくれます。

 

 

2.ビジネスチャット

 

ビジネスチャットは、パソコンやスマートフォンを使って、テキストでコミュニケーションができるツールです。

 

画像も送信でき、ビデオ通話も可能なものもあるので、FAXで使っていた紙をデータとして送るなどの使い方もできます。

 

 

3.データ共有サービス

 

インターネット上でファイルのやりとりや共有がおこなえるので、FAX送付の必要性はなくなります。

 

 

 

FAX注文を廃止するメリットとは?

ここでは、FAXを廃止することによって得られるメリットについて解説します。

業務の効率化

FAXは、上記のデジタルツールと比較すると、業務効率が悪いというデメリットがあります。

 

確認・入力・管理に手間がかかり、レスポンスも早くありません。

 

FAXを廃止してデジタルツールに代替すれば、大部分の業務を自動化して、迅速な処理を行うことが可能です。

 

業務がデジタル化されることで、FAXのために離席する必要がなくなり、デバイス上で業務を完結することもできます。

 

業務の効率化をしたいのであれば、FAXを廃止するメリットは大きいでしょう。

入力作業や入力ミスの削減

FAXは、人の手で行われる作業が多いため、入力ミスなどのヒューマンエラーが発生します。

 

FAXを廃止して、デジタルツールへ代替すると、確認作業や入力作業が低減されるので、ヒューマンエラーの発生を防ぐことができます。

 

このようにミスによるトラブルを防ぎ、業務の正確性を高められることも、FAXを廃止する大きなメリットです。

まとめ

FAXを廃止するのはハードルが高く、FAXに代わるシステムを導入することに不安を感じることもあるでしょう。

 

ですが、FAXを廃止することによって、業務の効率化や生産性の向上といったメリットもありますので、代替手段を検討してみてはいかがでしょうか。

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