テレワークにおける雑談の役割とは?
2023.04.28
テレワークの導入によって、他の従業員と会話する機会が減り、雑談の大切さを再認識している人は多いのではないでしょうか。
雑談が減っても問題はないと思う人がいるかもしれませんが、雑談は、職場のコミュニケーションを円滑にしてくれるため、重要なコミュニケーションです。
今回は、テレワーク下での雑談の重要性などをご紹介します。
テレワークで雑談が重要な理由とは?
業務中に適度に交わされる雑談は、円滑なコミュニケーションを促す重要な役割があります。
オフィスに出勤している時は、他の従業員とちょっとした会話ができますが、テレワークで雑談が減ることで、気軽に質問や相談ができないと感じる人が少なくないです。
悩みや孤独感を抱え込んでしまうと、生産性やモチベーションの低下につながる恐れもありますので、テレワークの効果を引き出すために大切にしたいコミュニケーションです。
雑談のような弱いつながりが、イノベーションや創造性を刺激するので、対面で会話ができないテレワークでは、意図的に話す機会を設けることも重要です。
テレワークにおける雑談の役割とは?
テレワークに効果的な雑談を取り入れるために、雑談の役割を理解しましょう。
業務の効率化
テレワークで仕事をしていると、業務で行き詰まった時に、業務が止まってしまうことがあります。
雑談で、上司や同僚に気軽に相談できる雰囲気が作れていれば、悩む時間が減ります。
コミュニケーションを取ることで、アドバイスも受けやすく、業務の効率化につながります。
モチベーションの維持
テレワーク中の雑談は、従業員のモチベーションの維持にも大きく影響します。
オフィスに出勤している時は、移動中や会議の前に雑談をしたりしますが、テレワークでは、雑談はされません。
雑談できないストレスは、大きいです。
テレワーク中は、雑談できる場を設け、仕事の相談がしやすい人間関係の構築を図るといいでしょう。
心理的安全性の確保
雑談は心理的安全性を高める効果があると考えられています。
心理的安全性が高い状態とは、「こんなことを言ったら仕事ができないと思われそう」といった不安や恐怖が取り除かれ、信頼感をもって仕事に専念できる状態のことです。
雑談をすることによって、他の従業員とつながりができ、話しやすい環境がつくられると心理的安全性が確保されます。
そのため、会議で発言しやすくなるという効果が期待できます。
ストレス解消になる
テレワーク中の雑談を活性化させる方法とは?
テレワークに雑談を活性化させる方法を紹介します。
雑談専用の場所を設ける
雑談専用の場を作って、従業員に気軽に参加してもらいます。
ランチミーティングやコーヒーブレイクなど、雑談以外の目的があれば、従業員は参加しやすいでしょう。
また、会議のように、事前に準備をする必要がないため、自由に発言できることもメリットです。
オンライン面談の頻度を増やす
オンライン面談の頻度を増やし、顔を合わせる機会をキープする方法です。
1on1ミーティングが増えると、雑談も増え、会話のきっかけになるので、有効です。
ミーティングの冒頭にアイスブレイクを取り入れる
テレワークで雑談する際の注意点とは?
テレワーク中は雑談は重要ですが、雑談すればいいというわけではありません。
雑談しないで業務に集中したい従業員がいれば、雑談ばかりして、業務が停滞してしまう従業員がいるかもしれません。
リラックスできる雰囲気をつくる
雑談が、会議のような雰囲気にならないようにするために、リラックスして参加できるように工夫します。
発言を強制すると、雑談ではなくなってしまうため、注意しましょう。
ルールを決めておく
リラックスでき、業務に支障が出ない範囲での雑談にするため、ルールを策定しておきましょう。
雑談は〇分以内に終わらせるといったルールがあると。参加しやすいと感じる人が多いです。
まとめ
雑談は時間の無駄と思われがちですが、大切にしたいコミュニケーションの1つです。
雑談は、円滑なコミュニケーションや良好な人間関係を維持する上で重要な役割を果たします。
さらに、業務の効率化、従業員のモチベーションの維持、心理的安全性の確保といったメリットもあります。
雑談は、意識的につくることが重要ですので、自社にあった雑談のつくり方を実践してみてはいかがでしょうか。