コラム

課題解決プロセスとは?プロセスや手法を身につける方法

2023.05.24

課題解決プロセスとは?

課題解決プロセスとは、課題に対して、どのように解決していけばいいのかを示したものを指します。

 

課題が出た時に、漠然とした課題解決方法を実施したら、課題を解決できない可能性が高まります。

 

課題が発生してから解決するまでのプロセスを論理的に組み立てて、適切な課題解決の方法を決めます。

なぜ課題解決プロセスを組み立てなければいけないのか?

課題を解決するには、課題解決プロセスをきちんと組み立てることが重要です。

 

では、課題解決プロセスを組み立てなければいけない理由について見てみましょう。

正しい手順で行うことにより失敗を回避する

正しい手順を踏まないと失敗する恐れがあるため、課題解決にプロセスを組み立てなければいけません。

 

例えば、売上が下がっている時に、これまでと同じ方法を変えずにいたら、売上を上げることはできません。

 

直面している課題に対して、正面から向き合うために、課題解決プロセスを考えなければ、不適切な対応や失敗が予測できる方法を選択してしまうことになるでしょう。

問題がわからなくなってしまう

課題解決プロセスを組み立てないと、抱えている問題がどんな問題なのかがわからなくなってしまうことがあります。

 

長期的な対応が必要な課題では、結果が反映されないことがありうるため、注意した方がいいでしょう。

 

結果が全然出ないと、解決方法があっているのかといった不安を感じてしまい、問題や方向性を見失う状況に陥ってしまうことがあります。

 

本来の課題に対して不安にならず、また、新たな問題が生じないようにするために、課題解決に向けたプロセスの組み立てが必要となります。

改善案を策定できなくなる

課題解決プロセスを組み立てないと、課題に対する改善案を策定できなくなるケースもあるでしょう。

 

課題が大きくと、それだけ課題が複雑化し、何が問題であるのかを見失ってしまいます。

 

また、課題の原因を見つけられないと、解決するための方法を決めることができなくなります。

 

課題を解決をすることが目的であるため、どんな課題であっても解決に向けて必要なプロセスを明確にする必要があります。

課題解決に必要なプロセスとは?

課題を解決するためには、プロセスの組み立てが必須です。

 

課題の発見、解決方法の決定、解決方法の実施までのプロセスについて解説します。

どんな課題なのかを把握する

課題解決のプロセスでは、どんな課題なのかを把握することが重要です。

 

課題について把握していないと、解決のためのプロセスが目的とは違う方向に進んでしまう恐れがあります。

 

さらに、課題は、発生している課題、将来的に発生する課題、目標達成までの課題の3つがあります。

 

上司の意見を聞きながら、原因を追求するのがいいでしょう。

原因の分析

課題の原因を分析する必要があります。

 

原因を分析するには、原因の度合いを明確にするといいでしょう。

 

例えば、売上目標を達成するためには、どれくらいの数字を上げるべきなのかを分析します。

 

原因を分析しにくい場合は、マインドマップと呼ばれる思考整理方法を試してみるのも1つの手です。

 

原因を特定できないと、課題が解決できないため、課題の原因を特定して、分析しなければいけません。

課題を解決する方法を考える

原因が特定出来たら、実課題を解決するための方法を考えましょう。

 

解決方法を考えられるだけ挙げていくと、課題解決への可能性が高まります。

 

チーム内で、課題について話し合って、さまざまな意見を取り入れることもいいでしょう。

 

課題解決の方法は複数ある場合があるため、実現できる解決方法や、効果が早く出る解決方法など、適切な方法を選ぶことが大切です。

複数の解決方法から絞り込む

複数の解決方法から、絞り込みをしましょう。

 

解決方法を絞り込むには、効果が出るかどうか、費用対効果などを踏まえて、優先順位をつけます。

 

また、同時に実行できそうな解決方法がある場合は、並行して行えるかを検討するといいでしょう。

 

課題解決に至るようにするために、仮説を立てて、シミュレーションする必要もあります。

課題解決策を実施する

解決策の絞り込みをしたら、課題解決方法を実施します。

 

課題解決方法は、できる限り早く実施するべきです。

 

解決策を立案してから時間が経ってしまうと、状況が変わってしまい、効果を発揮できない可能性があるからです。

 

課題解決方法を精度の高い状態まで見極めることは大切ですが、可能な限り早く課題解決を実行し、不十分な点がある場合は、課題解決をしながら修正していきましょう。

結果の検証をする

課題解決策と進捗を確認しながら、検証をしていきます。

 

結果が、想定より効果が出ていない際には、他の解決方法を実行したり、方向性を考え直さなければいけません。

 

ですが、すぐに結果が出ない売上の改善といった課題については、すぐに判断をしないほうがいいでしょう。

 

課題解決方法の効果を顧みて、次の課題が発生した時に、より精度の高い課題解決に向けた取り組みが行えるようにしましょう。

課題解決力を身につける方法とは?

課題が発生した際に、課題解決に向けたプロセスを組み立てて、すぐに課題が解決できるとは限らないでしょう。

 

普段から課題解決力を身につける方法を意識することによって、適切なプロセスを踏めるようになります。

 

では、課題解決力を身につける方法にはどのようなものがあるのか見てみましょう。

物事に対する疑問の目を持つ

常日頃から、さまざまな物事に対して疑問を持つようにすると、課題解決力を身につけやすくなります。

 

例えば、売上が下がっている時に、なぜ商品が売れなくなったのか、なぜ他社の商品は売れているのかと考える癖をつけることです。

 

物事に対して、疑問を持って考察するようになると、課題解決力が身について、課題解決プロセスを組み立てやすくなります。

失敗を恐れない

業務で失敗してしまった時に、はぐらかさず、正面から向き合う必要があります。

 

きちんと課題解決プロセスを実行しても、予想通りの結果が出るとは限りません。

 

失敗の原因を分析し、次の課題に役立てると、成功につながっていきます。

まとめ

業務で問題が生じた時には、迅速に解決しなければいけません。

 

そのためには、課題解決プロセスを組み立てて、解決していきましょう。

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