他部署との連携を強化し、コミュニケーションを活性化させる方法とは?
2023.05.26
複数の部署が連携し業務をしていても、部署間の連携があまりよくなくて悩んでいる方は、少なくないようです。
部署間の連携がよくなると、製品やサービスの質が向上したり、新しいアイディアが生まれることがあるため、連携をよくして、企業が成長する必要があります。
今回は、他の部署との連携を強化して、コミュニケーションを活性化させる方法について解説します。
なぜ部署間のコミュニケーションが必要なのか?
なぜ、部署間のコミュニケーションが必要なのでしょうか。
組織の一体感が高まる
組織の一体感の向上と組織力の強化をするには、部署間のコミュニケーションが必要です。
生産性が向上する
部署間の連携があって、コミュニケーションが取られていると、組織の生産性向上につながります。
他の部署に、話ができる従業員がいると、役立ちそうな情報だから教えてあげようと思う従業員と、情報共有やアドバイスなどのコミュニケーションができるようになります。
そうすると、相互扶助の考えが根づいて、お互いの業務に役立つことが増えて、生産性の向上につながります。
また、商品やサービスの開発においても、部署内にはない知見や着想を得るきっかけにもなるため、他部署とのコミュニケーションは、積極的に進めるべきでしょう。
従業員の満足度が向上し、離職率が下がる
部署間の連携があって、コミュニケーションが取られていると、従業員満足度が向上するため離職率が下がります。
他部署に、仕事仲間や相談相手が増えると、ストレス軽減につながります。
離職率が低下すると、採用や育成コストの削減とノウハウの蓄積に役立ちます。
イノベーションを生む機会が増える
部署間連携は、複数の部署の従業員が持つ知見を集めることによって、イノベーションを生む機会が増えます。
斬新なアイデアが生まれることもあるでしょう。
専門知識を持つ人材がプロジェクトに加わると、業務効率の向上や新たな知見の伝授ができる可能性があります。
他部署連携がうまくいかない原因とは?
他部署と連携がうまく取れないケースには、どういう原因があるでしょうか。
他部署と連携がうまく取れない原因について解説します。
他部署とコミュニケーションを取る機会がない
会社のビジョンが浸透していない
経営理念や目標といった企業のビジョンが、従業員に共有されていないと、自分の部署のことだけを優先的に考えがちになってしまいます。
同じ会社であっても、部署が異なると、利害関係が出ることがあり、それを回避するためには、大きなビジョンが必要です。
企業のビジョンは、従業員の価値観の共有に影響を与えますので、ビジョンや目標を従業員に意識づけることは非常に大切です。
部署間連携に積極的な従業員がいない
部署間連携に積極的な従業員がいないと、コミュニケーションの機会が新しく生まれることはありません。
また、過去に部署間連携に失敗した経験がある従業員がいると、部署間連携に消極的になる傾向があります。
成功のポイントを押さえてから、部署間連携を始めないと、また失敗してしまうかもしれません。
部署間コミュニケーションを改善するには?
では、部署間コミュニケーションを改善する方法について見てみましょう。
経営ビジョンを共有する
経営ビジョンが、従業員に周知されていないと、自分の部署の利益だけを優先してしまいがちです。
部署の規模が大きくなると、この傾向は、より一層強くなっていきます。
このような状況下では、従業員が他部署とコミュニケーションを取る必要性を感じないだけでなく、コミュニケーションを取ることが自分の部署の業務を進めるうえで、マイナスになってしまうと考えてしまう可能性があります。
また、コミュニケーションが停滞すると、組織の情報伝達が阻まれてしまい、自部署を優先した行動に陥りがちであり、業務の非効率化につながってしまいます。
社内イベントを開催する
社内イベントをすると、業務から離れた所でリラックスしながら、他の従業員と交流できます。
従業員同士といっても、業務上のコミュニケーションは、自分の部署への所属感を持って交流するようになりがちです。
従業員旅行をすることで、他の従業員の、普段見られない一面を垣間見ることで、相互理解が一気に深まるケースもあります。
プライベートと仕事を分ける考え方が、昨今、進んでいますが、レクリエーションを交流の場を設けると、新たな関係を構築する機会になるでしょう。
社内SNSを導入する
社内SNSは、Twitter・Instagram・FacebookのようなSNSを社内だけで運用する手法です。
業務ノウハウの共有からちょっとした独り言まで幅広く投稿でき、「いいね」やスタンプなどワンクリックで反応を返すこともできます。
誰でも気軽に情報発信できるため、他部署の従業員と交流するきっかけとして活用しましょう。
フリーアドレスを導入する
フリーアドレスとは、固定席を作らず、その日の気分で自由に場所を選んで仕事をする制度です。
部署にある壁を取り払い、部署や年齢などに捉われないコミュニケーションができます。
思いがけない共通点から話が盛り上がったり、ちょっとした相談をお互いにしやすくなるなど、さまざまな効果が期待できます。
自社に合った方法を見つけて、導入してみましょう。
ビジネスチャットを導入する
ビジネスチャットは、手軽なコミュニケーションをするときに便利なツールです。
メールのように、「お疲れ様です。」と冒頭挨拶をつける必要がなく、社内コミュニケーションを活性化させる方法の1つです。
テレワークの従業員との相性がいいため、情報格差を生まないで、部署間連携がしやすくなります。
まとめ
組織の規模が大きくになると、部署間のコミュニケーションは停滞しやすくなりますので、積極的に対応することが必要です。
自分の部署の成果だけを優先にして考えることは、企業全体から見ると、非効率につながりやすくなります。
広い視野を持って、部署間を相互にサポートできる体制を作ると、組織が活性するでしょう。