無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員への対処方法
2023.06.02
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす人っていますよね。
無駄な仕事をされると、いくら仕事を効率化しても無意味になってしまい、仕事へのモチベーションが失せてしまいます。
今回は、無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす人への対処方法について解説します。
仕事を増やす従業員は、仕事しない従業員よりも迷惑である
従業員が時間に追われながら忙しく仕事をしているのに、適当に仕事をしたり、サボったりする人がいます。
与えられた仕事をきちんとこなさない従業員は、会社にとって、迷惑な存在なのですが、それ以上に、迷惑でやっかいなのが仕事を増やす従業員です。
それは、無駄な仕事を丁寧な仕事を勘違いして仕事を増やす従業員のことです。
そのような従業員は、きちんと仕事をやっていると思っていることが多いため、無駄な仕事をしていると指摘すると、「どこが悪いんですか?」と返答をするので、ストレスが溜まってしまいます。
ですが、無駄な仕事を丁寧な仕事とはき違えている人が意外にも多いので、対処に困ってしまいます。
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員の特徴とは?
では、無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員の特徴について解説します。
何が無駄な仕事なのが分かっていない
仕事で無駄なことばかりする人は、何が無駄な仕事なのかが分かっていません。
無駄な仕事をする人は、納期や締め切り日を考慮しないで、仕事を進めてしまっているため、やる必要のない無駄な仕事をすることによって、自分は、丁寧に仕事をしていると勘違いしてしまっているのです。
会社のプロジェクトは、通常、複数の従業員が関わって、目的遂行のために、業務に取り組みます。
そのため、納期や締め切り日から逆算して、どんな仕事をいつまでにしなければいけないかということを考えながら、仕事を進めていきます。
ですから、仕事全体を把握して、「この仕事は今はするべきではないな」と判断して、無駄な仕事に手をつけないようにします。
ですが、視野が狭く、そのような考えを持ち合わせていない従業員は、どんな仕事が無駄な仕事なのか?ということが理解できてないので、無駄な仕事をすることによって、丁寧な仕事をしていると勘違いしてしまっているのです。
多くの仕事をしようとしている
たくさんの仕事をすることがいいという考えを持っていて、たくさんの仕事をこなそうとする従業員がいますが、これも無駄な仕事をする人です。
従業員が、仕事の実績よりも、仕事をたくさんやったという満足感にこだわっているから、このような問題が生じています。
会社側も問題で、たくさん仕事をやっている人が偉いという考え方の会社もあります。
ですが、2人でする仕事を、効率よく同じ時間内で1人で終わらせる従業員が、業務効率や利益アップに貢献しているにもかかわらず、評価されないことになってしまっています。
仕事が少ない
仕事が少ないので、何とか仕事をし続けたいために、すぐに終わる仕事を、わざわざ時間をかけて丁寧に仕事をする従業員がいます。
仕事が少ないので、手が空いてしまうと、他の従業員からさぼっていると思われてしまうことを気にして、すぐに終わる仕事を、わざわざ時間をかけて丁寧な仕事をしてしまっているのです。
仕事を与えてもらえるのは、日頃から仕事をきちんとこなせているからです。
そのため、仕事が少ないのは、普段、依頼された仕事を依頼通りに完徹できてないからでしょう。
丁寧に仕事をすることが仕事の目的になっている
無駄な事を丁寧な事と勘違いして仕事を増やす人は、丁寧に仕事をすることが目的になっているので、1つの仕事に非常に時間をかけます。
例えば、資料などを作る際に、ちらっと目を通すだけの参考程度の本題とは関係のない資料もあります。
ですが、そのような資料の作成に、非常に多くの時間を費やしてしまっているのです。
このような従業員は、丁寧に仕事をすることによって、生産性を下げています。
そのため、締め切りまでに仕事が終わらなくなってしまい、他の従業員の仕事が増えることになってしまいます。
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員への対処方法とは?
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員への対処方法にはどのようなものがあるのか、以下で見てみましょう。
無駄な仕事をしていることを従業員に気づかせる
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす人は、悪意をもって、そうしているわけではありません。
無駄な仕事だと分かっていなかったり、丁寧に仕事をすることが大切だと勘違いしているだけです。
仕事には、丁寧にやるべき仕事とそうではない仕事があり、丁寧に仕事をしても、それが無駄な仕事であれば、やる意味がありません。
したがって、丁寧に仕事をすることが業務上必ずしもいいことではなく、仕事には優先順位があることを教えて、従業員の勘違いを正してあげることが必要です。
仕事に優先順位をつけて、重要な仕事は丁寧に取り組み、それ以外の仕事はできるだけ早く終わらせることを、仕事を効率化させると言います。
仕事を効率化できない人は、仕事を増やす迷惑な人でしかありません。
そのため、仕事を効率化させて生産性を上げるようにしましょう。
仕事を効率化させる方法を教える
無駄な仕事をする従業員は、どうすれば仕事を効率化できるかをわかっていないかもしれないので、仕事を効率化する方法を教えてあげるといいでしょう。
業務効率をするツールを使うのもいいでしょう。
その日にする仕事量をあらかじめ提示しておく
仕事をする前に、その日にやるべき仕事を、従業員に提示しましょう。
そうすると、従業員は、今日までにこの仕事を終わらせなければいけないという意識を持つでしょう。
そうすることによって、従業員自ら、仕事を効率化するようになります。
まとめ
無駄な仕事を丁寧な仕事と勘違いして仕事を増やす従業員がいるなら、早めに対処した方がいいでしょう。
そうしないと、余計な仕事が増え、業務効率の低下を招くだけでなく、他の従業員のモチベーションも下がってしまいます。
改善されないと、別の部署に異動させなければいかない可能性があるため、ご紹介した対処方法を実践してみてください。