コラム

仕事でミスしても謝らない人との付き合い方

2023.06.03

「仕事でミスをしたのに謝らない」「ミスを注意したら、逆切れされた」

 

どう考えても自分の責任なのに、絶対に謝らない人っていますよね。

 

一緒に仕事をすると、やりづらさを感じてしまい、そんな人と一緒の職場で仕事をしていると、モヤモヤした気持ちが解消できず、悩んだりストレスを溜めてしまいます。

 

今回は、謝らない人の心理と対処法を解説します。

謝る気がない人の心理的特徴とは?

自分の非を認めず、謝らない人はどのような心理状態にあるのでしょうか。

 

謝る気がない人の心理的特徴を見てみましょう。

 

 

自分が悪いと思ってない

悪いことをしているという自覚がなく、悪いことしてしまった場合、悪いことをしていないから謝罪しないという心理状態になっています。

 

そのため、謝る気は全くなくて、悪意で自分のせいにされたと言って、抵抗する人もいるでしょう。

 

このように、悪いという自覚がないと、謝らない人になってしまいます。

プライドが高い

謝ることは、自分の責任を認めたということになります。

 

プライドが高い人は、自分が否定されることを嫌うため、自分がミスをしたにもかかわらず、自分の責任を認めようとしないという心理的特徴があります。

 

また、謝ることは負けという極端な考えで、自分を防御しようとする人もいます。

 

上司や先輩など、あなたより立場が上の人の中には、すぐに謝るとなめられると思っている人もいるでしょう。

謝る勇気がない

自分に非があることをわかっていて、本当は謝りたいと思っているのに、タイミングを逃してしまったり、叱られるのが怖くて謝らない人がいます。

 

自分が悪いことや、自分が謝らないせいで気まずくなっていることもわかっているのに、勇気が出せないのです。

自分が一番大切だと思っている

自己中心的な人は、他の人のことを気に掛けることができません。

 

他人を思いやるより、自分を守ろうという自己防衛の意識が働いてしまうからです。

 

過剰なほどに言い訳をしたり、他の人に責任をなすりつける人もいます。

 

このように、自己中心的な人は、自分が一番で他人のことはどうでもいいと考えてしまっています。

自分の非を認めたくない

謝ってしまうと、ペナルティを受けなければならないと考えると、謝りにくくなることがあります。

 

そのため、ペナルティを受けたくないから、責任を認めないという人がいます。

 

また、謝って、自分が悪いということになってしまうと、他の人から冷たい目で見られたり、扱いが悪くなるのが嫌で、謝らない人もいます。

謝る必要がないと思っている

バックグラウンドの違いから、悪いという基準が人によって異なることがあります。

 

そのため、自分が正しいと思っていて、謝る必要はないと主張する人がいます。

 

第三者から見ると、単に責任逃れをしているだけなのですが、本人は自分は全く悪くないと信じて疑っていません。

謝らない人の対処法とは?

謝らない人が身近にいて困っている場合、どう対処すればいいのでしょうか。

 

他人の言動をコントロールすることはできないので、謝らない人と上手に付き合う方法を考えましょう。

 

では、謝らない人への対処方法について見てみましょう。

冷静になるまで時間をおく

相手がカッとなって怒っている場合、パニックになっているかもしれませんので、時間をおいて、落ち着くまで待つといいでしょう。

 

謝らない人が冷静になったら、話をしましょう。

謝らない人に期待しない

なぜ謝らない人に対してイライラしてしまうのでしょうか。

 

謝らない人は迷惑をかけているのに、悪いと思っていないとイライラしてしまい、相手に自分の気持ちを分かってほしいと思っているからです。

 

ですが、相手の性格や言動を変えることはできませんので、謝ってもらうことを諦める勇気も必要でしょう。

 

他人に期待しすぎると、ちょっとしたことで傷ついたり、裏切られたと感じ、ストレスになってしまいます。

 

「他人は自分の期待どおりに動いてくれない。職場だけでのつきあいだから、謝ってもらうのが目的ではなく、仕事をスムーズに進めることが目的。」と考えるほうが、気持ちが楽になります。

 

自分の感情をうまくコントロールすると、謝らない人に対してイライラすることがなくなります。

 

会社の目的は、謝らない人を謝る人にすることではありませんので、謝らない人にこだわって、会社の業績を落しては元も子もありません。

謝らない人とうまく付き合うにはどうすればいいのか?

謝らない人には、謝らない人なりの理由があるので、{あなたが悪いんです」と頭ごなしに叱ると、さらに意固地になってしまう可能性が高いです。

 

そのため、相手に「なぜこうできないの?」と否定的に言うのではなく、「ここをこうするといいですね」「こういうふうにしてね」とポジティブな言葉を使って話しましょう。

 

相手の感情を刺激しないで、淡々と伝える必要があります。

まとめ

職場には、さまざまな考え方を持つ人がいますが、謝らない人にもさまざまなタイプがいます。

 

謝らない人がいるとイライラしてしまい、ネガティブな感情に振り回されてストレスをためてしまっては意味がありません。

 

この人は謝らない人と割り切って、距離をおいて付き合うのが、賢明な対処方法と言えるでしょう。

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