マイルストーンとは?意味、メリットや注意点について解説
2023.07.18
「マイルストーンを設定しておいて。」と上司から言われたけど、意味がわからずどうしたらいいかわからなかったという経験はないでしょうか。
マイルストーンの意味が分かっていないと、業務を円滑に進めることができなくなります。
マイルストーンは、プロジェクトを完遂するために重要な中間目標を意味します。
今回は、マイルストーンの意味、メリット・デメリットについて解説します。
マイルストーンとは
マイルストーンは、一定の距離(マイル)間隔に置かれる標石を意味します。
ビジネスでは、プロジェクトの進捗を管理するための中間目標のことを指します。
長期プロジェクトでは、進捗管理が非常に重要であるため、企画・設計・実施・評価といった作業工程にマイルストーンを設定することによって、目標達成を目指しやすくしています。
マイルストーンを設定すると、どの作業工程が重要なのかが明確に把握できることがメリットです。
マイルストーンごとに、進捗を確認すると、スケジュールに遅れが生じていても、次の工程を修正したり、スケジュールを変更することができます。
マイルストーンを設定するメリット
マイルストーン(中間目標)を立てると、進捗を細かくチェックでき、スケジュールを管理しやすくなります。
スケジュールの管理がしやすい
従業員のモチベーションを維持できる
長期プロジェクトは、目標達成までに非常に時間がかかるため、従業員のモチベーションが低下してしまう可能性があります。
品質向上につながる
業務品質を基準にマイルストーンを設定すると、自社製品やサービスの品質向上につながります。
各作業工程の目標を決めると、どのような基準を満たせばいいのかが把握できるからです。
製品やサービスの品質を高めるために、マイルストーンを設定するといいでしょう。
マイルストーンの書き方
では、マイルストーンの書き方をご紹介します。
以下の手順を参考に、自社のプロジェクト管理を改善しましょう。
タスクと期日を設定する
担当者を決める
次に、業務を遂行する担当者を決めましょう。
マイルストーンを設定することが目的ではなく、予定通りに業務が遂行されているかを確認することが重要です。
ガントチャートを作成する
ガントチャートとは、プロジェクトをタスクごとに切り分けて、目安となる日程や作業担当者を振り分けることです。
プロジェクトの期間が長い場合、ガントチャートを作ることで、作業の進捗状況を把握できます。
タスクごとに切り分けられているので、マイルストーンを設定しやすいです。
マイルストーンを設定する際の注意点
マイルストーンを効果的に活用するために、マイルストーンを設定する際の注意点について解説します。
マイルストーンを設定しすぎない
マイルストーンを細分化することはいいのですが、マイルストーンを設定しすぎると、プロジェクトの進捗が分かりにくくなるからです。
マイルストーンとタスクを混同しない
マイルストーンは、タスクと混同されやすいものですが、異なるため、混同しないように注意しましょう。
マイルストーンとは、中間地点を表しますが、タスクは目標に到達するためにする作業のことです。
そのため、マイルストーンとタスクは分けて管理する必要があります。
プロジェクトを一元管理する
情報が1つにまとめられていると、資料などを探す時間と手間が省け、すぐに情報へアクセスできるからです。
プロジェクト管理ツールを導入すると、情報を一元管理できるので、おすすめです。
まとめ
今回は、マイルストーンの意味、メリットと注意点について解説しました。
プロジェクトを進める際に、マイルストーンを適切に設定すると、進捗を把握しやすくなり、スケジュールの遅れを防ぐことが可能になります。
また、スケジュールは十分な時間の余裕を持って立てて、タスク漏れやトラブルが生じた時に、計画の練り直しができるようにしておきましょう。