コラム

営業の後追いメールとは?概要とポイントなどを解説

2023.07.20

取引先と商談をした後に、後追いメールを送っていますか?

 

商談後に、後追いメールを送ると、営業後のフォローをすることができ、取引先と良好な関係を築くことができ、受注に近づけることが可能になります。

 

また、取引がなくなっている取引先に対して、後追いメールを送ると、顧客の行動を前進させて、関係に進展をもたらすことができます。

 

今回は、後追いメールの概要やポイントについて解説します。

営業の後追いメールとは

後追いメールとは、商談後に取引先の担当者に送るメールのことです。

 

商談後に、メールでお礼を伝えたり、検討状況を確認することを目的としています。

 

商談後に、お礼メールが送られたら、取引先担当者は、メールを送った営業担当者に好印象を持つため、取引先の担当者と良好な関係を築き、商談の成約率を高めるために、非常に効果的です。

 

ですが、後追いメールが遅かったり、内容が不十分な場合は、取引先に悪印象を与えてしまい、商談の成約から遠のいてしまう可能性があります。

 

そのため、適切なタイミングで、商談後に後追いメールを送ることが大切です。

後追いメールの効果とは

後追いメールにはどのような効果があるのでしょうか。

 

以下で見てみましょう。

自分の存在や自社製品を印象づけれる

後追いメールを送ると、取引先の担当者に自分自身や自社製品を印象づけることができます。

 

取引先の担当者は、1日にたくさんの取引先と商談するため、個々の商談への印象は薄くなりがちです。

 

そのため、後追いメールを送ると、取引先の担当者は、商談や自社製品のことを思い出すきっかけになり、数ある取引先の中で、優先順位を上げることにつながります。

取引先との関係を深められる

後追いメールを送ると、取引先の担当者と信頼関係を構築することができます。

 

というのも、取引先の課題を解決するために必要なことを提案すると、取引先の担当者が、「フォローをしてくれて、気を遣ってくれている」と思い、信頼感が増すからです。

 

そうなると、商談がうまくいくことが期待できます。

顧客の行動を後押しできる

後追いメールを送ると、取引先担当者の行動を後押しすることにつながります。

 

後追いメールによって、取引先担当者は、忘れていた案件を思い出して、対応をするでしょう。

 

また、後追いメールに、自社製品のメリットや新たな提案を記載すると、次の商談の話ができたり、成約に近づく可能性が高まります。

後追いメールのポイントとは

契約成立につなげるためには、メールを送るだけではなく、取引先がこの商品の契約したいと思ってもらえるように工夫をしなければいけません。

 

では、どんな後追いメールを送ればいいのか、そのポイントについて解説します。

できるだけ早く送る

後追いメールは、できるだけ早く送りましょう。

 

商談後、時間が経ってしまうと、製品の印象が薄れてしまうため、後追いメールを送っても効果は上がらないからです。

 

したがって、商談の当日か、翌日の午前中には送った方がいいでしょう。

件名をわかりやすくする

件名は、メールのひとめでわかるようにしましょう。

 

わかりにくい件名を書くと、他のメールに埋もれて、相手に呼んでもらえないことがあるかもしれません。

 

「〇〇の商談のお礼」のように、メールの内容がすぐにわかる件名にします。

 

また、本文の内容は、テンプレートを使っていると思われないように工夫しましょう。

 

商談後のフォローや製品のメリット、新たな提案など、取引先のことを考えて書いたことが伝わる内容を書くと、取引先は、好印象を持ってくれます。

取引先担当者の行動を促す

取引先が契約に向けて動いてくれるような後追いメールを送りましょう。

 

それには、取引先が答えやすい質問をすると効果的です。

 

例えば、「商品の購入を検討するにあたって、お困りのことはございますか。」「新たな提案をさせていただきたいのですが、商談の時間を取っていただくことはできますでしょうか。」など、次の商談に繋がる内容を書くといいでしょう。

進捗状況を聞かない

よくある問いかけが、「ご検討いただけましたか」や「進展はありましたか」です。

 

ですが、このように聞かれると、検討中の取引先は、「検討中です」と答えるしかなく、返答に困ってしまいます。

 

また、このような問いかけを何度もすると、しつこいと思われて、悪印象になってしまうケースもあります。

契約すると、どんなメリットがあるかを伝える

契約をすると、どんなメリットがあるのかを後追いメールで伝えましょう。

 

商品やサービスを利用すると、どんなことができるようになるのかを認識してもらうことが大切です。

 

また、契約しなかった場合、どんなデメリットが生じるのかを伝えるとより効果的です。

 

商品やサービスのメリットを追加してメールで伝えると、なぜ商談中に言ってくれなかったんだろう・・・と不信感を持つ取引先がいるかもしれません。

 

その場合、「商談後に、社内で再検討しましたところ、新たな提案をさせていただけるようになりました。」という文面を記載しておくといいでしょう。

メール以外でフォローする方法とは

後追いメール以外で、フォローする方法はどのようなものがあるのでしょうか。

 

以下で見てみましょう。

電話

電話で取引先と話すと、メールよりも熱意を伝えやすいというメリットがあります。

 

また、その場ですぐにやりとりができたり、やり取りにタイムラグが生じないということもメリットとして挙げられます。

 

ですが、電話をすると、取引先の時間を奪うため、忙しい時には、敬遠されるおそれがあります。

ビジネスチャット

チャットを使って、フォローすることもできます。

 

コミュニケーションの手間がかからず、気軽にやりとりできるメリットがあります。

 

また、情報共有機能が付随しているのであれば、対面の商談をしていなくても、取引先に資料を渡せます。

 

取引先が、同じチャットツールを使っていないとやり取りができないことが、デメリットです。

 

新規の取引先は、同じチャットツールを使っていないかもしれないため、事前に聞いておくといいでしょう。

ビデオ通話

ビデオ通話を使って、商談後のフォローをすることができます。

 

ビデオ通話を利用すると、時間を効率的に使えたり、相手の顔が見えるため、気持ちが伝わりやすいことがメリットです。

 

ビデオ通話をするには、アポを取らなければいけないため、メールのようにお互いの都合で連絡できるツールではありません。

 

また、インターネット環境によって接続が不安定になることが、デメリットです。

まとめ

今回は、後追いメールの概要やポイントなどについて解説しました。

 

後追いメールを送ることは、営業活動のために非常に重要で、ポイントを押さえたメールを送ると、取引先の行動を促し、契約成立に近づきます。

 

取引先の印象に残るメールを書くといいでしょう。

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