コラム

テレワークのセキュリテイ対策とは?対策をする理由などを解説

2023.08.09

働き方改革が推進され、テレワークによって、自宅などオフィス以外で仕事ができるようになりました。

 

ですが、オフィス以外での勤務には、情報漏えいやウイルス感染といったリスクが伴うため、セキュリティ対策の必要が一層高まっています。

 

全従業員がセキュリティリスクについて理解し、適切なセキュリティ対策をしないと、ウイルス感染や情報漏えいの問題が生じて、大きなトラブルになりかねません。

 

今回は、テレワークのセキュリティ対策について解説します。

テレワークを導入することで生じるセキュリティ問題とは

オフィス勤務時では、企業がセキュリティ管理をするため、大きなセキュリティ問題が生じる可能性は高くありません。

 

ですが、テレワークは、従業員それぞれがセキュリティ対策をするため、セキュリティ問題が起こる可能性が高くなります。

 

適切なセキュリティ対策をしっかりとするためには、テレワーク時にどんなセキュリティ問題が生じるのかを把握する必要があります。

 

テレワークでのセキュリティ対策をしていないと、どのような問題が起こるのか解説します。

情報漏えい問題

テレワークでセキュリティ対策をしていないと、企業の機密情報が漏洩するリスクが生じます。

 

例えば、紙媒体やUSBメモリの紛失による情報漏洩、クラウドサービスからの情報漏洩、公共の場での覗き見による情報漏洩などが挙げられます。

 

テレワークでは、オフィスで働いていた時よりも、しっかりとしたセキュリティ対策をしなければいけません。

 

そのためには、企業がセキュリティ対策のルールを策定して、セキュリティ対策への従業員の意識を高める必要があると言えるでしょう。

取引先とトラブルになり、信頼関係がなくなる

テレワークでセキュリティ問題が起きて、取引先との間でトラブルが発生してしまうと、取引先との信頼関係がなくなってしまうリスクがあります。

 

セキュリティもコンプライアンスに含まれると考えて、セキュリティを重要視している企業が増えているからです。

 

情報漏洩や不正アクセスといったトラブルが生じると、今後の取引が中止になるなど、大きな損害を被ります。

従業員のモチベーションが下がる

テレワーク中にセキュリティの問題が発生すると、従業員のモチベーションが下がってしまうことがあります。

 

セキュリティ問題によって、処罰などがあると、従業員は、またセキュリティ問題が起きたらどうしようと不安になって、仕事に集中できなくなってしまう可能性があるからです。

 

そうなってしまうと、業務効率や生産性も低下してしまいます。

テレワーク中のセキュリティ対策とは

テレワークにおいては、オフィス勤務時よりも、セキュリティ対策を強化しなければいけません。

 

では、どんなセキュリティ対策をすればいいのかについて解説します。

セキュリティツールを導入する

オフィス勤務時と同じように、テレワーク時もセキュリティツールを導入する必要があります。

 

セキュリティツールというのは、例えば、コンピューターウイルス対策ソフトのことです。

 

コンピューターウイルス対策ソフトは多種多様であるため、不正プログラム検出機能や不正アクセス検知機能などを備えているものを選ぶといいでしょう。

 

コンピューターウイルスは、日々進化をして、巧妙化しているため、セキュリティツールをインストールするだけではなく、定期的にアップデートすることが重要です。

ルールを策定する

セキュリティ対策を強化するために、機器の取り扱いについてのルールを策定する必要があります。

 

例えば、「自宅以外にノートパソコンなどのデバイスを持ち出してはいけない」というルールを明文化するといいでしょう。

 

従業員がルールを遵守しているかの報告をさせることも大切です。

セキュリティ対策の教育をする

ITリテラシーを身につけられるように、従業員にセキュリティ対策の教育をすることも重要です。

 

従業員が、セキュリティ対策をしないことによる被害を理解することによって、セキュリティ対策の大切さを認識できるからです。

 

ITに対して苦手意識を持つ従業員には、別途、ITツールに慣れるための勉強会も必要でしょう。

会社から貸与されたデバイスを使用する

従業員は、個人で使っているパソコンなどのデバイスを使うのではなく、会社から貸与されたデバイスを使うことも大事です。

 

従業員の私物のパソコンなどが使える会社もありますが、会社のセキュリティツールと個人が利用しているセキュリティツールは違いますので、セキュリティ問題が生じる可能性があります。

 

会社から貸与された、セキュリティ対策済みのデバイスを使って、セキュリティが安全な状態で業務に取り組みましょう。

VPNを使う

VPNを使うこともセキュリティ対策の1つです。

 

カフェやコワーキングスペースで仕事をする従業員もいるでしょう。

 

カフェなどで無料で使用できる公衆Wi-Fiは、通信内容が暗号化されていないことがあるため、機密情報やログインIDなどが盗まれて、情報漏洩や不正アクセスのリスクになる可能性があります。

 

自宅以外で仕事をする際には、VPNを使って、情報を安全に保護しましょう。

まとめ

今回は、テレワーク中のセキュリテイ対策について解説しました。

 

オフィス勤務時と異なり、テレワーク勤務時は、他の従業員が周りにいないため、セキュリティ問題が起こりやすくなります。

 

そのため、テレワークをする時は、セキュリティ対策を強化して、業務に支障をきたさないようにしましょう。

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