ウェビナーとは?開催のメリットや方法について解説
2023.08.15
ニューノーマル時代の新たな方法として、ウェビナーを開催する企業が増えています。
ウェビナーには、従来の会場開催型セミナーにはないメリットがあり、リード獲得などいろいろな目的に利用できます。
ですが、デメリットもあるため、メリットとデメリットを把握した上で実施するのがいいでしょう。
今回は、ウェビナーのメリットや方法などについて解説します。
ウェビナーとは
ウェビナーとは、オンライン上で行われるセミナーのことで、ウェブとセミナーを合わせた造語です。
オンラインセミナーやウェブセミナーとも呼ばれます。
製品やサービスの紹介、講義などのために活用されています。
ウェビナーは、動画配信ツールを使って開催されるため、参加者はセミナー会場へ行く必要がなく、パソコンなどのデバイスを使って、どこでも参加できます。
ウェビナーの配信方式としては、ライブ配信(リアルタイム配信)と録画配信(オンデマンド録画)の2つが挙げられます。
ライブ配信は、リアルタイムで(その場で)質疑応答ができるため、ユーザーが視聴する時間が長いのが特徴です。
ウェビナーのメリット
以下で見てみましょう。
どこでも開催できる
従来のセミナーでは、会場に行かなければいけないため、地方や海外にいる人は参加できませんでした。
ですが、ウェビナーは、場所を問わず開催することができるため、日本全国や世界中から参加者を集められます。
会場を押さえる必要もなく、参加者の数に制限がないため、会場の広さにこだわる必要がありません。
大幅なコストカットができる
ウェビナーはオンライン上で開催するため、大幅なコストカットができます。
というのも、会場費、設営代、機材の運搬代などがかからないからです。
参加者にとっても、交通費や宿泊費がかからないというメリットがあります。
また、会場を借りるとなると、参加者で満席にならないとロスが出るため、集客のプレッシャーがのしかかってきます。
最初のウェビナー開催時には、Webカメラ・マイク・ライトなどの機材代がかかっても、数万円ほどで購入できます。
2回目以降のウェビナーで、同じ機材を使用すれば、費用はかかりません。
集客が増える
ウェビナーは、従来の会場で行われるセミナーより集客力に優れています。
参加者は、セミナー会場に行かないで、自宅などから参加できるため、時間と手間がかかりません。
また、途中退席したり、他事をしながら参加することもできます。
この気軽に参加できることが、従来アプローチできなかった層を集客できることにつながっています。
配信コンテンツを再利用できる
配信コンテンツを再利用できるのも、ウェビナーのメリットです。
ウェビナーをリアルタイムで配信していても、アーカイブ配信をすることができます。
アーカイブ配信とは、ウェビナー当日の内容を録画して、後で見られるように配信することです。
そのため、ウェビナーに参加できなくても、自分の都合のいいときに配信を視聴することができます。
ウェビナーのデメリット
ウェビナーには、いろいろなメリットがありますが、デメリットもあります。
以下で見てみましょう。
配信トラブルがある
配信が止まる、音声が聞き取りづらいといった配信トラブルが起きることが、デメリットです。
このようなトラブルは、参加者にとって大きなストレスになります。
また、トラブル発生時に、すぐに修復対応ができるとも限りません。
ウェビナーを実施する前に、通信トラブルができるだけ起きないように、しっかりと事前準備をする必要があります。
参加者の反応がわかりにくい
ウェビナーは、非対面形式で行うため、参加者の反応がわかりづらいです。
そのため、参加者が内容を理解してくれたのかわからないといったことが起こります。
ですから、そのような場合は、事後アンケートをして、参加者からフィードバックをもらい、次回の改善点にするといいでしょう。
また、ウェビナー後に質疑応答の時間を設けて、参加者の関心がどれくらいあるのかを確かめる必要があります
参加者が離脱しやすい
参加者は、どこからでも視聴できるため、興味がなくなると、ウェビナーを離脱できます。
ウェビナーは、参加者の関心や注意力を維持することが難しいため、配信内容や時間配分に工夫しなければいけないでしょう。
ウェビナーを開催する際のポイントとは
対面式セミナーとの違いを把握する
例えば、以下のことをしておくといいでしょう。
・資料はPDFファイルで作成し、ウェビナー開催前に配布する
・必要なツールや資材を準備する
・対面式のセミナーとの雰囲気の違いを理解しておく
商品やサービスの紹介でない場合、セールスにならないようにする
ウェビナーの参加目的は、課題解決や自己啓発など、人によって違うため、セールスにならないように注意しましょう。
商品やサービスの紹介でない場合、ウェビナーは、商品をお客様に売り込む場ではないからです。
営業を前面に出してしまうと、参加者が離脱してしまい、良好な関係を築くことができなくなってしまいます。
ウェビナーで、自社商品やサービスをしないのであれば、営業への誘導と取られる内容は止めましょう。
オンライン環境を整える
まとめ
ウェビナーは、非接触で3密を避けつつ、効果的なリード獲得ができるため、今後も積極的に活用されていくでしょう。
多くの会社が、ウェビナーを実施していますが、ポイントを押さえて事前準備が大切です。
ウェビナー実施して、社内にノウハウを蓄積していくことは、自社の競争力を高めることにつながるため、できるだけ早く進めるといいでしょう。