コラム

テレワークでの秘書の働き方について解説

2023.08.23

「社長のそばで仕事をしている」「オフィスで待機している」というのが、多くの方が持っている秘書の仕事のイメージですので、秘書がテレワークをすることが難しいと思っている方は少なくないようです。

 

ですが、働き方改革が推進され、秘書にもテレワークがあることはご存じでしょうか。

 

リモートアシスタントという働き方で、出社しないで、オンラインで自宅で秘書として働いている人がたくさんいるのです。

 

今回は、テレワークでの秘書の働き方について解説します。

 

秘書の役割とは

秘書の役割は、企業の経営陣や管理職の業務の総合的なサポートをすることです。

 

秘書が必要かどうかは、企業によって異なります。

 

社長であっても秘書を必要としない企業もありますし、逆に、部長にも秘書がついて業務をサポートする企業もあります。

秘書の業務内容

オフィス勤務でも、テレワーク勤務でも、秘書の業務内容は、主に事務作業です。

 

では、秘書の業務内容について見てみましょう。

スケジュール管理

上司のスケジュール管理は、秘書の重要な仕事です。

 

スケジュール管理というのは、従業員とのミーティングの日程調整だけでなく、社外の大切な取引先との予定を調整することもあります。

 

スケジュールについて、上司と情報共有しなければいけないため、スケジュール管理ソフトを導入すると、スムーズにコミュニケーションができるでしょう。

資料作成

秘書が、上司に代わって、資料を作ることもあります。

 

資料作成に必要なデータが必要となるため、ファイルの共有のしかたやデータの送付方法について、決めておくといいでしょう。

 

テレワークをしていても、上司からの適切な指示があれば、自宅で資料を作成することは問題なくできます。

請求書や領収書の発行

経理担当者がいない場合、請求書や領収書の発行作業をすることがあります。

 

請求書や領収書の発行作業は、たまってしまうと意外と手間がかかるため、随時処理しておくといいでしょう。

 

テレワークで請求書や領収書の発行業務をする場合、紙媒体で処理ができないため、データ化する必要がありますので、システムを導入する必要があります。

出張時の交通機関と宿泊先の予約

上司が出張する際に、秘書が、交通機関や宿泊先の手配をすることがあります。

 

オンライン上で、交通機関や宿泊先の手配をすることが一般的になっているため、テレワーク中でも手配をすることができます。

商品や郵便物の発送

取引先へのお中元やお歳暮、商品やカタログを郵送することも、業務の1つです。

 

発送する物が会社にある場合、出社しなければいけなくなるかもしれません。

 

そのため、スムーズに発送できるように、工夫をする必要があります。

SNSの投稿

上司に代わって、SNSなどに会社の取り組みや事業実績などを作成して投稿することがあります。

 

SNSやWEBサイトで情報発信することは、企業の集客やブランディングに直結する重要な仕事だからです。

 

上司が忙しく、SNSにリアルタイムで発信していくことが難しい場合に、秘書がサポートすることが多いようです。

 

インターネット環境が整っていれば、テレワーク中に、ブログやSNSを発信することは難しくないでしょう。

テレワークの秘書に求められるスキル

資格は仕事の可能性を広げることができますが、秘書の仕事をするために必要な資格はありません。

 

ですが、必須条件としているスキルを求めている企業は多くあります。

 

では、どんなスキルが必要なのか、見てみましょう。

パソコンのスキル

秘書は、オフィスワークが多いため、基本的なパソコンのスキルが求められます。

 

WordやExcelといったOfficeソフトを使えることが前提になります。

 

また、経理ソフトやWeb会議アプリなどを使用している企業が多くあるため、使用経験のないソフトやツールに苦手意識を持たずに順応できることも、秘書に望まれる能力と言えるでしょう。

 

秘書の仕事は、パソコンを使った仕事がメインであるため、インターネット環境が整っている必要があります。

コミュニケーションスキル

上司や取引先とやり取りをしなければいけないため、スムーズにコミュニケーションを取れる必要があります。

 

オフィス勤務と同様に、報連相や敬語の使い方ができていなければいけませんが、メールやチャットで連絡を取るため、テキストコミュニケーションを磨いておく必要があるでしょう。

スケジュール管理能力

スケジュールを管理できる能力も必要不可欠です。

 

適切なスケジュール管理ができると、スケジュールの漏れやダブルブッキングを防ぐことができます。

柔軟な対応力

秘書は、業務内容が多岐にわたっているため、想定外の事態が起こることもあるでしょう。

 

問題やトラブルが起きても、慌てず臨機応変に対応できる柔軟さが求められます。

秘書がテレワークをするメリットとは

オフィス勤務と違って、テレワーク勤務時の秘書の仕事には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

以下で見てみましょう。

時間の拘束がない

秘書の仕事は、上司のスケジュールと大きく関わっているため、ミーティングが長引いてしまうと、勤務時間も長引いてしまい拘束されることがあります。

 

ですが、テレワーク中は、自宅などで業務をするため、時間的な拘束が少なくなるでしょう。

 

また、上司に同行して仕事をする必要がないため、待ち時間に、他の仕事をすることができ、効率的に働くことができるでしょう。

服装を気にしなくていい

テレワークで働くと、カジュアルな服装で働くことができます。

 

社長のそばで仕事をする時には、スーツなどのきちんとした服装をしなければいけないことが多いです。

 

ですが、テレワーク中は、Web会議や社長に同行しての仕事でなければ、自宅で仕事をするため、自由な服装で仕事ができます。

コミュニケーションが取りやすい

テレワーク中は、スムーズにコミュニケーションを取る必要があります。

 

電話やメール、SNSなどを使って、コミュニケーションを取りやすくするツールを使うといいでしょう。

まとめ

今回は、テレワークでの秘書の働き方について解説しました。

 

秘書の仕事というと、社長に付き添って仕事をするイメージを持たれている方も多いでしょう。

 

ですが、テレワークの導入によって、在宅でも秘書の仕事ができるようになりました。

 

自宅にいながら、仕事ができるということは、ビジネスの視野を広げることにもつながりますので、秘書の仕事にテレワークを導入してみてはいかがでしょうか。

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