コラム

フリーランスが単価を下げてはいけない理由とは

2024.08.12

多くのフリーランスは、会社員時代の給料や最低限欲しい報酬をもとに単価を設定しています。

 

ですが、「単価を高くすると、仕事が来ないのでは・・・」と心配して、安い単価にしてしまったことはありませんか?

 

仕事がないと、単価の低さを顧客にアピールしてしまいがちです。

 

ですが、それをしてしまうと、デメリットしかありません。

 

今回は、フリーランスが単価を下げてはいけない理由について解説します。

 

フリーランスが報酬を下げてはいけない理由

では、フリーランスが報酬を下げてはいけない理由について解説します。

現在の単価は次の仕事の単価になるから

一度設定した単価は、今後も適用される単価です。

 

生活が安定していると、仕事の品質が保たれます。

 

ですが、単価を下げてしまうと、その後も、安い単価の仕事をしなければいけなくなり、生活が不安定になって、高品質のサービスや商品を提供できなくなる可能性があります。

 

そのため、単価を下げないようにする必要があります。

単価が安いと、仕事の量を増やさなければいけない

単価が安いと、売り上げを達成するために、より多くの仕事をこなす必要があります。

 

そうなると、不安やストレスを感じるようになります。

 

そのため、単価を下げないように、単価と仕事量のバランスを考えて、単価を設定しましょう。

 

顧客がお客様を紹介してくれても、安い単価で仕事を引き受けなければいけない

新規開拓は、手間と労力がかかるため、新規のお客様を紹介してもらえることはありがたいです。

 

ですが、顧客と新規のお客様で、同じサービスや商品を提供する場合、同じ単価にしなければいけません。

 

もし新規のお客様に、顧客より高い単価を提示したら、新規のお客様は、お仕事の依頼をキャンセルする可能性があります。

安易な単価の値下げは、フリーランス業界の衰退を引き起こす

単価を安くすることは、他のフリーランスにも影響を及ぼします。

 

顧客が相見積もりをとって、低い単価を提示したフリーランスがいた場合、他のフリーランスにも低い単価を要求するでしょう。

 

そうなると、単価が下がってしまい、死活問題となってしまいます。

 

高い単価を設定できない場合はどうすればいい?

上記で、フリーランスが単価を下げてはいけない理由について解説しましたが、場合によっては、低い単価で仕事を引き受けなければいけないこともあるでしょう。

 

そのような時は、どうすればいいのでしょうか。

 

このような時には、一時的に値引きをすることを顧客に伝えましょう。

 

例えば、単価10万円の仕事を7万円に単価を下げる場合、見積書の備考欄に、「特別値引き3万円」と記載しておくといいでしょう。

 

通常単価は10万円であることを提示しておくことが、重要です。

 

フリーランスは、「この仕事の品質がよければ、次回は、高い単価で交渉をする」という切り札を残しておく必要があります。

まとめ

企業に依頼するよりも、単価の低いフリーランスに仕事を依頼したいと考えている人は、少なくありません。

 

ですが、単価を低く設定してしまうと、フリーランスの生活が不安定になってしまい、継続的に仕事ができなくなってしまうでしょう。

 

フリーランスが仕事ができなくなってしまったら、ユーザーにとっても不利益になります。

 

フリーランスが、単価設定を下げないで仕事をすることによって、フリーランスと顧客が、Happy-Happyの関係になると言えるでしょう。

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