コラム

リモート研修とは?メリット・デメリットやコツを解説

2024.08.30

リモート研修とは

リモート研修とは、オンライン上で行う研修のことです。

 

従来は、対面式で研修が行われていましたが、新型コロナウイルス感染症の防止やテレワークの普及によって、リモート研修を実施する企業が増えています。

 

リモート研修では、インターネット環境にあれば、パソコンやスマホなどのデバイスから参加できるため、従業員が会社にいなくても研修を受けられ、現在では幅広く利用されている研修方法となっています。

リモート研修のメリット

従来の研修と比べて、リモート研修は導入すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。

 

リモート研修のメリットをご紹介します。

開催場所にとらわれない

リモート研修は、インターネット回線とデバイスがあれば、どこにいても参加できます。

 

出張中や地方の営業所の従業員が現地から受講することもできます。

 

また、育児や介護のためテレワークをしている従業員が自宅から受講することも可能です。

 

働き方改革や新型コロナウイルスの拡大によって、働き方が多様化している現在、研修会場に行く必要がなく、どこからでも参加できることは大きなメリットです。

コストを削減できる

従来の対面式研修を実施すると、会場費、人件費、交通費といったさまざまな費用がかかります。

 

ですが、リモート研修では、これらのコストを削減しながら、対面式研修と同じ研修を実施できます。

受講者全員が同じクオリティの研修を受けれる

対面式研修では、受講者の座席によっては、講師の声が聞き取れない、スライドが見えにくいといったデメリットが生じやすいです。

 

ですが、リモート研修では、受講者が同じ品質のコンテンツを見ることができるため、安定したクオリティが実現できます

 

また、受講者の数が多くても、同時接続できます。

録画機能を活用できる

講師の話や研修で身につけたい内容を録画しておけば、繰り返し受講できます。

 

受講者は、どこにいても繰り返し動画を視聴できるため、より理解が深まり、知識やスキルが定着しやすくなります

リモート研修のデメリット

リモート研修のメリットについてご紹介しましたが、今度は、デメリットについて見てみましょう。

通信や機器トラブルが起きやすい

リモート研修は、インターネットによって行われるため、通信トラブルや機器トラブルが起こると、進行が止まってしまうおそれがあります。

 

例えば、回線が不安定になると、講義中に音声が途切れたり映像が止まってしまうことがあるでしょう。

 

また、通信が切れると研修ルームへの接続が切れたり、アプリのエラーでログインできないといったトラブルも生じやすいです。

 

このようなトラブルにならないために、インターネット環境を安定させ、事前に接続テストをするといいでしょう。

長時間実施しづらい

リモート研修では、画面を見続ける必要があるため、集中力が低下しやすく、リモートのほうが疲れることもあるでしょう。

 

そうなると、研修効果が下がってしまうため、1回の研修時間を短くしたり、ディスカッションの時間を設けるといった工夫をする必要があります。

実習を要する研修がしづらい

実習やワークショップが行いづらい点もデメリットです。

 

メカニックや救護などの実技をともなう研修は、対面式研修のほうが伝わりやすいです。

コミュニケーションが希薄になりやすい

対面式研修に比べて、リモート研修はコミュニケーションが希薄になりやすいです。

 

受講者は画面に向かって受講するため、講師や他の受講者との接点が少なく、コミュニケーションを取る機会が少なくなってしまいます。

リモート研修のコツとは

リモート研修をスムーズに実施するためには、何をすればいいのでしょうか。

 

ここでは、受講者が得られる効果を高めるためにリモート研修を実施する際のコツを解説します。

通信環境を整える

リモート研修前に、通信環境を整えておきましょう。

 

リモート研修では、音声や映像が途切れるといった通信障害によるトラブルが発生しやすいです。

 

研修実施者と受講者の双方が、事前にテスト通信を実施して、通信環境の確認をしておきましょう。

トラブル対応時の体制を整えておく

リモート研修中に、トラブルが発生する可能性があります。

 

そのため、トラブルが起こった時に対応する体制を整えておきましょう。

 

例えば、研修の進行補佐者やトラブル発生時の対応者を決めたり、トラブル発生時のサポート窓口を準備するといったことが挙げられます。

 

また、受講者にトラブルが発生した場合、問い合わせできるチャットルームや電話番号などを共有しておくといいでしょう。

コミュニケーションを取りやすい体制を構築しておく

オンライン研修の効果を高めるためには、受講者が気兼ねなく質問できるようにすることが重要です。

 

例えば、研修開始前にチャットツールでやり取りするなど、コミュニケーションを取りやすい状況をつくっておくと、よりよい効果が期待できます。

まとめ

今回は、リモート研修のメリットやデメリットなどについてご紹介しました。

 

リモート研修を実施する企業が増えており、今後はますますその傾向が高まると予想されます。

 

オンライン研修を成功させるには、事前にしっかりと準備を整えることが大切です。

 

リモート研修は、場所にとらわれず利用できるため、質の高い研修を始めてはいかがでしょうか。

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