リソース管理とは?リソース管理の概要や種類、ポイントなどについて解説
2024.08.30
昨今、人材不足が課題になっており、リソース管理の重要性が高まっています。
企業は、リソースを利用して利益を生み出しているため、適切にリソース管理をして、利益を最大化する必要があります。
今回は、リソース管理の概要や種類、ポイントなどについて解説します。
リソース管理とは?
リソース管理とは、ビジネスにおけるリソースを効率良く扱えるように管理する方法のことです。
ビジネスシーンにおけるリソースとは、「ヒト・モノ・カネ」を指しますが、「時間・情報・知的財産」も含まれます。
企業は、利益を出す目的で、プロジェクトを進めるため、経営資源を利用する際には、効率よく、効果的であることが求められます。
リソースは効率的に使用しないと、すぐに不足してしまうため、目標達成のために必要な要素を把握する必要があります。
リソース管理の種類
リソース管理では、ヒト、モノ、カネという目に見える資源と、情報、時間、知的財産という目に見えない資源があります。
ここでは、それぞれのリソース管理の内容を解説します。
ヒト
リソース管理の中で、人的資源の管理が一番重要です。
ヒトは、人的資源とも呼ばれています。
プロジェクトを進行させるためには人材が必要ですが、人材の管理ができないと満足のいくリソース管理を行えません。
また、人的資源は管理が難しいと言われています。
従業員個々のスキルや経験に差があるだけでなく、モチベーションなどの感情要素によっても生産性が変わるからです。
そのため、人的資源では人材配置やモチベーション管理に注意する必要があります。
モノ
モノは、物理的資源とも呼ばれています。
会社の設備や備品などだけではなく、パソコンのサーバーやネットワークのようなインフラなども該当します。
業務に必要なすべての物が、管理の対象です。
人的資源が十分あっても、モノがなければ作業はできません。
モノのリソースに余裕があれば、業務で必要な時にすぐに使えるので、生産性や効率が上がります。
ですが、モノのリソースを維持するにはコストがかかるため、費用対効果をきちんと見極めたうえで確保するようにしましょう。
カネ
カネは、運営資金とも言われています。
従業員の給料、備品購入費、借入金、株式、債券などが該当します。
ヒトやモノなどのリソースを確保するためには、資金が必要なため、プロジェクト達成に必要な額の資金を算出して、適切な使い方を考える必要があります。
資金が多いと、ヒト・モノなどのリソースが確保できるため、経営を拡大できます。
ですが、資金がなくなると、プロジェクトの中止など、大きな損失につながってしまいます。
そのため、プロジェクトを継続させるために、カネのマネジメントをする必要があります。
情報
企業は、顧客情報や売上などの統計データなど、経営するために多くの情報を所有しています。
情報は、常に最新の状態に保つ、誰でもアクセスしやすいよう工夫するなど、情報の質を高め維持する必要がありますが、「ヒト」「モノ」「カネ」のような形があるものと比べて、管理がおろそかになりがちです。
ですが、情報の内容によっては、会社経営に大きな影響を及ぼすことがあるため、外情報漏洩を防ぐためのセキュリティ管理を徹底しましょう。
時間
時間も資源の一つです。
従業員の勤務時間は決まっているので、限られた時間を有効に活用し、効果を最大にする必要があります。
作業の優先順位を決め、作業メンバーのスキルや経験などを考慮して、適材適所を心がけた人員配置をすることが重要です。
知的財産
会社が開発したり保有した知的財産もリソースに含まれます。
著作権や特許、ブランドなど、企業が知的財産をもっている場合、商標権や特許権のような法律によって、知的財産を保護できるよう管理する必要があります。
知的財産をリソースとして扱うために、商標権や特許権などの権利を取得しておきましょう。
適切なリソース管理を行えば、より多くのビジネスチャンスをもたらしてくれます。
リソース管理をするメリット
プロジェクトを実施する際に、リソース管理をすると、さまざまなメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、見てみましょう。
全体像を把握できる
リソース管理をすると、全体像が把握しやすくなります。
プロジェクトに必要な資源を洗い出すと、プロジェクトに必要な資源の量が把握でき、プロジェクトの規模が分かります。
そうすることによって、何がどこで不足しているのか、納期に間に合うかといった、リソースのバランスを整えやすくなります。
適切に業務を配分できる
プロジェクトには、さまざまな業務があり、従業員に各業務を正確に配分できると、効果的にプロジェクトが実施できます。
従業員のキャパシティが把握できていないと、一部の従業員に仕事が集中してしまうなど、生産性が下がる可能性があります。
リソース管理をすると、各従業員のキャパシティにあった業務配分ができるため、ある従業員だけが多くの業務を抱えてしまっているといった事態を、回避することができます。
限られた従業員でも効果的にプロジェクトを推進できる
プロジェクトは、一人でなく、チームで進めます。
そのため、リソース管理をしないと、プロジェクトに必要な人数がわからずに、多くの従業員が業務に携わってしまい、無駄に人的コストがかかってしまうことがあります。
反対に、プロジェクト実施のための人数が足りないということもあるでしょう。
そのため、リソース管理をして、プロジェクトを行える人数を明確にする必要があります。
そうすることで、人件費を削減できるでしょう。
トラブルの回避につながる
リソース管理をすると、トラブルを回避できます。
例えば、製品の製造している際に、資材が不足してしまうと、製造ラインが止まってしまいます。
ですが、リソース管理をすると、必要な資材の最適化ができるため、資材不足のトラブルを防ぐことができます。
リソース管理をスムーズに進めるためのポイント
ここでは、リソース管理をスムーズに進めるためのポイントについて解説します。
従業員のスキルや特性を把握して人員配置をする
リソース管理をする場合、従業員のスキルや特性などを把握して、人員配置をすることが大切です。
また、人材によって、稼働単価が違うため、稼働単価をもとに予算を管理していく必要があります。
リソースに優先順位をつける
リソースには限りがあるため、プロジェクトやタスクごとに優先順位をつけて管理しなければいけません。
複数のプロジェクトを同時進行させる場合、どちらのプロジェクトをメイン業務にするかを決めておくことも大切です。
また、同じプロジェクトの中でも、目的達成の成否にかかわる最重要なタスクとそうでないタスクがあります。
最重要なタスクには熟練した従業員を担当にするなど、メリハリをつけたリソース管理を行うことが重要です。
コミュニケーションを大切にする
リソース管理では、コミュニケーションも非常に重要です。
従業員の特性やスキルを理解するためには、従業員本人とコミュニケーションをする必要があるからです。
また、プロジェクトを進める時に、資源の配分を検討する際にも、プロジェクトの担当者とコミュニケーションを取りながら優先順位を決めなければいけません。
リソース管理では、さまざまなシーンで、各担当者とやりとりをするため、相手や状況に応じて、適切なコミュニケーションを取りましょう。
まとめ
今回は、リソース管理の概要や種類、ポイントなどについて解説しました。
リソース管理は、プロジェクト進行や会社経営のために欠かせないものであるため、適切に管理し運用することが求められます。
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