コラム

企業リスクとは?企業リスクの種類と企業リスクへの対策方法

2024.09.08

企業経営を行っていくと、企業リスクを伴います。

 

企業は、企業リスクを理解して、その対処ができる体制が取られていれば、安定した経営ができます。

 

今回は、企業リスクの種類や企業リスクの対策を解説します。

企業リスクとは

企業リスクとは、企業の経営において、将来的に起こり得る危機や、リスク発生時に受ける影響のことです。

 

例えば、機密情報の漏えいや信頼喪失が挙げられます。

 

取引先の信頼を失うと、経営難に陥るおそれがあります。

 

このように、経営をしていくと、事業継続が困難になるようなリスクが起こる可能性があるため、リスクマネジメントを意識して実践する必要があります。

企業リスクの種類

企業は、さまざまなリスクを抱えているため、網羅的に管理する必要があるでしょう。

 

では、企業リスクの種類について見てみましょう。

経営戦略上のリスク

経営戦略上のリスクとは、経営に関する戦略において伴うリスクのことです。

 

企業が経営を継続していくためには、利益を追求する必要があります。

 

ですが、経営判断のミスによる損失、競合他社の参入による業績低下など、経営戦略を実行するのにさまざまなリスクが存在します。

財務上のリスク

財務上のリスクとは、所有している資産や負債価値の変動によるリスクのことです。

 

収支バランスが維持できると、経営が安定します。

 

ですが、運転資金の調達で負債が拡大したり、取引先が倒産して、債権が資金化できなくなることがあります。

コンプライアンスリスク

コンプライアンスリスクとは、コンプライアンス(法令順守)違反によるリスクのことです。

 

従業員が横領や不正をしたり、知的財産権を侵害すると、刑事責任が科せられるだけでなく、顧客からの信頼失墜により倒産してしまうおそれがあります。

ハザードリスク

ハザードリスクとは、地震・洪水・暴風・高波などの自然災害のリスクや、労働災害のリスクのことです。

 

労働災害とは、通勤中の交通事故や、作業中に転倒して骨折といった事故が考えられます。

 

そのため、従業員の安全を考えた企業経営をしていくことが求められます。

セキュリティリスク

セキュリティリスクは、ITやインターネットの利用によって生じるリスクです。

 

インターネットを利用すると、サイバーリスクによる脅威があります。

 

サイバーリスクは、発生時にすぐに発見できない、完全除去ができないといったおそれがあります。

企業リスク対策とは

企業リスクが発生しないことが理想ですが、完全に防ぐことは難しいでしょう。

 

リスクを防げない最悪の事態を予想して、企業リスクの対策を取る必要があります。

 

では、企業リスクに対する考え方を解説します。

リスクを防止する

まず最初に、リスクを防止することを考えましょう。

 

すべての起こりうるリスクを防止できると、被害が及ぶことはありません。

 

どのリスクでも発生しないように、十分な準備をする必要があるでしょう。

リスクを受け入れる

事業を進める際には、リスクが起こるということを受け入れる必要があります。

 

例えば、売れるか分からなくても新製品を作るといったことが挙げられます。

 

また、リスクを理解し、被害を最小限に抑えるための準備をして事業を行えば、軌道修正がしやすいです。

リスク被害を軽減する

リスクの被害を軽減しましょう。

 

例えば、防災マニュアルを作っておくと、リスクが発生しても迅速に対応することができ、素早い解決につながります。

リスクを移転する

リスクを外部に移すことも、一つの手です。

 

例えば、ある工場でリスクが発生しても、別の工場で生産を継続できるようにしておくといった考え方が挙げられます。

 

他にも、複数の事業を進めたり、拠点や人員を分散するものいいでしょう。

企業リスクを管理する方法とは

企業リスクをしっかり管理して、対策をする必要があります。

 

では、企業リスクを防ぐための適切な管理方法について解説します。

経営層が指揮をする

経営層が、企業リスクを正しく理解して、先頭に立って、社内におけるリスク管理体制を構築する必要があります。

 

そうすることによって、ステークホルダー(企業の利害関係者)からの信頼が向上するでしょう。

企業リスク対策マニュアルを作成する

企業リスク対策のマニュアルを作成することが重要です。

 

また、定期的に見直しをして、徹底して従業員に周知をしましょう。

企業リスク対策の専任チームを作る

企業リスク対策をする際には、リスク対策専任の部署を別に設置したり、経営戦略等の部署が担当する必要があります。

 

専任チームを設置するのであれば、リスクの未然防止策、従業員へのリスクマネジメント教育や訓練の役割を与えます。

 

ですが、専任チームにリスク管理を任せっきりにするのではなく、普段から全部署間で情報共有をして、連携してリスク対策にあたれるようにしましょう。

従業員を教育する

従業員に、定期的にリスク対応の教育や訓練をしましょう。

 

例えば、「シミュレーショントレーニング」と「メディアトレーニング」が挙げられます。

 

シミュレーショントレーニングとは、具体的なリスクを再現しながらする訓練のことです。

 

リスクに対する判断力や行動力が身につくため、定期的に実施することによって、緊急時にも迅速で冷静な対応ができます。

 

メディアトレーニングとは、報道陣への対応力を高める訓練のことです。

 

業務災害や施設の事故などの人命に関わるようなリスクが発生したら、企業に対する反感は強くなります。

 

したがって、誠意のある的確な対応ができるように準備する必要があります。

まとめ

企業リスクには、不正アクセスや自然災害などさまざまなものがあります。

 

それらを完全に防ぐことはできませんが、社内教育の徹底や業務マニュアルの整備によって、防ぐことは可能です。

 

リスクが発生した時に、迅速で適切な対応ができるようにするために、日頃から企業リスクを頭に入れて、業務を進めていきましょう。

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