脳を冷やすといい? 暑い夜に安眠するポイントとは?
2024.09.08
9月に入っても、暑い日がまだまだ続いていますね。
「夜にぐっすり眠れなくて、疲れが取れない・・・」そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、暑い夜に安眠するためのポイントをご紹介します。
どうして寝苦しい夜は安眠できないの?
安眠するには、深部体温を下げることが大切です。
深部体温は、脳や臓器などの体の機能を守るために一定に保たれています。
ですが、夏は気温が高いので、熱が体にこもってしまい、脳の深部体温が下がりにくくなります。
そうすると、脳が司っている自律神経に負荷がかかって、疲れが取れなくなったり、寝苦しくなります。
脳の深部体温を下げて安眠する方法
脳の深部体温を下げて安眠する方法をご紹介します。
太い血管がある部分を冷やす
深部体温が下がると、脳の温度も適温に下がります。
そのためには、首筋、脇の下、鼠径(そけい)部(脚のつけ根)などの体表近くに太い血管がある部分を冷やすといいでしょう。
湯船につからずシャワーを浴びる
熱いお湯に長くつかっていると、体温が上がります。
そうすると、体温が下がるまでに時間がかかってしまい、深部体温が下がりきる前に寝ようとすると、寝つけなくなったり、眠りが浅くなることがあります。
そのため、夏は、湯船につからずシャワーを浴びるだけにしておきましょう。
湯船につかりたいのであれば、ぬるま湯に10分ほどつかるようにしましょう。
また、浴室の温度が上がらないようにするために、浴室乾燥で涼風や換気を利用したり、浴室のドアを開けて湿気を逃がすこともおすすめです。
鼻呼吸で脳を冷やす
鼻呼吸で脳を冷やすことも、方法の一つです。
ベッドに入ったら、鼻から深く息を吸って、腹式呼吸をしてみましょう。
鼻呼吸脳の自律神経の中枢は、鼻腔の上にあるため、鼻呼吸によって、自律神経中枢が冷やされて自律神経機能が回復し、リラックスできて睡眠の質が向上します。
安眠できる環境を整えるポイントとは
ここでは、安眠できる環境を整えるポイントについて、ご紹介します。
入浴後は、ゆっくりと過ごしましょう。
就寝中の発汗は、体温を下げる働きがあるので、寝る前に200~300mlの水を飲みましょう。
また、白い蛍光灯ではなく、暖色系の灯りや間接照明で過ごすといいでしょう。
スマートフォンやパソコンの画面はできるだけ見ないようにしてください。
就寝時に深部体温を下げるために、脳(頭部)を冷やすのはいいですが、体を冷やすと風邪をひいてしまうので、エアコンをつけて寝る時は、体に布団をかけて、首から上だけ出すといいでしょう。
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