コラム

仕事でミスや失敗が多い人の特徴と対策

2024.09.09

「見積書の金額を書き間違えてしまった・・・」

 

仕事におけるミスは、自分の仕事だけでなく、他の従業員の仕事にも支障をきたすことが少なくありません。

 

そのため、できるだけミスをしないように気をつけたいものです。

 

ミスには必ず原因があるため、ミスの原因を把握し、対策をするとミスを減らすことができます。

 

今回は、仕事でミスばかりする人の特徴や原因、ミスを減らす方法を解説します。

仕事でミスばかりする人の特徴

仕事でミスばかりする人には、どのような特徴があるか、以下で見てみましょう。

ネガティブ思考である

ネガティブ思考な人は、以前したミスを引きずりがちで、同じミスをするのを怖がって、行動できなくなる傾向にあります。

 

「同じミスをしないようにしないと」という気持ちが強いと、他のことへの注意が散漫になってしまい、別のミスを引き起こしてしまうことがあります。

 

ミスを反省することは大切ですが、ミスの原因を突き詰めて、ミスをなくす改善策を考える必要があります。

 

過去のミスをずっと悩んでいても、何の解決にもならず、新たなミスを引き起こすだけということを頭に入れておきましょう。

メモを取らない

メモを取らない人は、ミスをしがちです。

 

というのも、口頭で説明されたことを、全部覚えることは難しいからです。

 

仕事の進め方や注意点などをメモしていれば、読み返してミスを減らすことができます。

 

ミスを防ぐために、メモをとる習慣をつけましょう。

ミスを繰り返さないための対策を立てない

ミスをしても、次はミスをしないようにしようと思っているだけで、ミスを繰り返さないための対策を立てない人がいます。

 

ですが、何が原因でミスをしたのかを考えて、改善策を考えないと、新たなミスを生んでしまいます。

周りの人に頼ろうとしない

周りの人に頼ることができないと、ミスを何度も出してしまうことがあります。

 

上司や先輩に相談すれば、解決ができることでも、周りの人に頼れないと、自分一人で対処しようとして、同じミスを繰り返してしまいます。

ミスをごまかしたり他人のせいにする

ミスをごまかしたり他人のせいにすることは、ミスの多い人によくあります。

 

「このミスは自分のせいではない」と責任転嫁すると、自分の心が楽になるからです。

 

ミスをごまかしたり他人のせいにしても、ミスの解決にはならないので、いつまでたってもミスは減りません。

仕事中のミスを未然に防ぐ方法とは

ここでは、仕事中のミスを未然に防ぐ方法をご紹介します。

 

できることからやってみましょう。

ミスのパターンを明確にする

ほとんどのミスは、同じようなシーンで起こるため、ミスのパターンを明確にしておくと、対策をすることができます。

 

ミスをしやすいシーンとは、例えば、1日中計算をしなければいけないなど、人によって異なります。

 

まずは、どのようなシーンで、自分がミスをしやすいのかを明確にしましょう。

仕事の優先順位を決める

ミスを減らすには、仕事の優先順位を決めておくといいでしょう。

 

優先順位を決めると、取りかからなければいけない仕事に集中できるので、効率が上がります。

 

一方、仕事がマルチタスク化してしまうと、「どの仕事から手をつければいいのかわからない」と注意散漫になるため、ミスを連発しやすくなります。

 

緊急性と重要度の高い仕事を、優先的に進めて、自分がする必要がない仕事は外しておきましょう。

仕事のチェックリストを作る

タスク漏れによるミスを防ぐために、チェックリストを作成することも大切です。

 

今日のタスクを書きだして、一つずつこなしましょう。

 

一つの業務が終わったら、チェックをしておくと、手をつけてない業務が整理されるので、余計なミスを減らすことができます。

 

仕事上の注意点がある場合、チェックリストにメモをしておくと、作業中にそのタスクの注意点を忘れずに仕事ができるでしょう。

疑問点を上司にすぐに質問する

疑問点が出たら、自分で判断しないで、すぐに上司に質門しましょう。

 

上司に確認しないで、自分の思い込みで仕事をしてしまうと、大きなトラブルに発展する可能性があります。

 

ですが、1回聞いたことを何度も質問すると、仕事を覚える気がないと思われてしまうため、注意したほうがいいでしょう。

 

質問事項とその回答を、まとめて保存しておくといいでしょう。

仕事でミスをしてしまったら、どうすればいい?

仕事でミスをしてしまったら、どのような対応をしたらいいのかについて解説します。

 

ミスは誰でも起こりうるものですが、ミスをした後の行動が非常に重要です。

すぐにミスを上司に報告する

ミスをしてしまったら、すぐに上司に報告する必要があります。

 

自分でミスを解決しようとすると、ミスが大きなトラブルに発展するおそれがあるため、止めましょう。

 

上司にミスを報告する際には、謝罪をしてから、状況を詳しく話しましょう。

迷惑をかけた相手に謝罪をする

迷惑をかけた相手に直接謝罪しなければいけません。

 

第三者を通した謝罪やメールによる謝罪は、誠心誠意謝罪していると思われないため、対面で、直接謝罪しましょう。

 

相手が遠方にいて、簡単に出向けない場合は、電話で謝罪します。

 

仮にミスが自分のせいだけではなくても、言い訳をしないで、心から謝ることが重要です。

ミスの原因を分析して、上司に改善策を伝える

ミスの原因を分析して、上司に同じミスを繰り返さないための改善策を伝えましょう。

 

適切な改善策をして、ミスが防げれば、評価が上がることもあるため、しっかりとした改善策を作りましょう。

 

仕事でミスが多い時のメンタルの立て直し方とは

仕事でミスを多発してしまった場合、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

 

ですが、ミスをいつまでも引きずっていると、今後の仕事に悪影響を与えてしまいます。

 

そのため、次の仕事に集中して取り組むために、すぐにメンタルを立て直すことが大切です。

信頼できる人に話をする

まずは、信頼できる人に話をするといいでしょう。

 

人に話すことによって、自分の気持ちを整理できます。

 

会社の上司や先輩、同僚に相談できるといいのですが、社内に相談相手がいなければ、仲のいい友達でもいいでしょう。

 

自分の話を聞いてもらうだけでなく、相手が同じ状況の時は、相談に乗ってあげる心遣いも必要です。

ミスを成長と考える

ミスを自分の成長とポジティブに考えることも必要でしょう。

 

ミスの原因を明確にして対策をすれば、ミスを少なくできます。

 

また、ミスが減ると、自信がつくでしょう。

趣味や運動で気分転換をする

ミスをして落ち込んでしまったら、その日に趣味に没頭したり、運動をして気分転換をしましょう。

 

失敗をひきずると、集中力を欠いて、新たなミスを誘発するおそれがあります。

 

運動はメンタルヘルスにも効果的ですので、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を週に3~4回ほど行うことをおすすめします。

ミスが多くて解雇される可能性は低い

ミスが多いという理由で、解雇される可能性は低いです。

 

労働契約法第十六条によると、犯罪を犯さない限りは、企業は労働者を解雇できないからです。

 

ミスで解雇されることはないため、ミスを気にせず、次回からは同じミスをしないように仕事に取り組みましょう。

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