相談メールを送る際のポイントや例文などを解説
2024.09.12
テレワークが普及し、オフィスに出勤しないビジネスパーソンが増えています。
それに比例して、メールで上司に相談する機会も増えてきました。
メールで相談をするときは、件名などの書き方に注意して、相手に分かりやすいメールを作成することが大切です。
今回は、上司に相談メールを送る際の注意点や例文、デメリットなどをご紹介します。
相談メールの件名の書き方
相談メールは、進捗報告と違って、相手は、メールに返信しなければいけません。
そのため、件名をひとめ見て、だいたいの内容が分かるように記載するようにしましょう。
では、具体例をご紹介します。
社外に送る相談メールの件名の例
例えば、場所の変更をお願いしたい場合は、「件名:打ち合わせ場所の変更に関するご相談」と記載するといいでしょう。
件名に「ご相談」という文字を入れると、相手は返信が必要なメールだとすぐに分かります。
社内に送る相談メールの件名の例
上司に社内メールを送る場合の件名は、以下のようにしてみましょう。
上司は、さまざまな人からメールをもらうので、他のメールに埋もれてしまって、後回しにされないように工夫したほうがいいでしょう。
例えば、仕事の進め方についてアドバイスがほしい場合は、「件名:仕事の進め方についてのご相談」と書くと、件名を見ただけで、メールの内容がだいたい分かります。
件名に相談内容を書きにくいのであれば、「件名:仕事に関するご相談」と書いておきましょう。
相談メールを送るときのポイント
相談メールを送る時は、何についての相談で、相手に何を求めているのかをきちんと書く必要があります。
では、相談メールを送る時のポイントについて見てみましょう。
相談内容は明確に書く
相談メールを書く際には、相談内容を具体的に書くことが重要です。
まず最初に、「〇〇の件について相談したい」と書いて、その後に相談の詳細を書くと、相手が理解しやすいでしょう。
相談内容が不明瞭だと、相手は、相談内容がわからず、逆に、相手が質問をすることになってしまいます。
相談内容が複数ある場合、記号や箇条書きを使って、読みやすくなるように工夫しましょう。
相手に何をしてほしいのかを具体的に書く
相談メールには、相手にどんな行動をしてほしいのかをを書きましょう。
例えば、「相談内容について、ミーティングの議題にしてほしい」といったことが挙げられます。
そうすることによって、メールを受け取った相手も行動がしやすくなります。
期限がある場合は記載しておく
相談に期限がある場合は、記載しておく必要があります。
ですが、相手も自分のやるべき仕事があるので、余裕を持った期限を設けましょう。
しかし、緊急の案件の場合は、「急なご相談で大変恐縮ですが、〇〇日までにご回答いただけますと幸いでございます」などの断りの言葉を挟んで、期限を明記しましょう。
また、急ぎでない場合でも、返信を忘れを防ぐために、「急ぎではありませんが、今月中にご回答いただけますと幸いです」と書いて、期限を書いておきましょう。
ややこしい内容を避ける
ややこしくて複雑な内容は、相談メールでは書くのをやめましょう。
相談内容は具体的に書かなければいけませんが、プライベートの内容や、メールで伝えにくい内容の場合は、長文になってしまうので、相手の負担が大きくなってしまいます。
メールで相談するのはやめて、メールで個人面談のアポイントを取って、直接相談したほうがいいでしょう。
相談をメールで送るデメリット
相談内容によっては、メールのデメリットを考えて、他の手段で相談したほうがいいこともあります。
相談メールで送るデメリットを以下に挙げてみましょう。
やりとりが多いと内容がわからなくなる
相談メールのやりとりが複数回にわたると、見返すのが大変で、内容が分かりにくくなってしまいます。
そうなると、解決しにくくなります。
メールで相談する場合には、「具体的な内容は対面で直接伝えたい」、やりとりが増えないように詳しく記載することが大切です。
メールに気づかれない
件名がわかりにくかったり、メールを送るタイミングが悪いと、メールに気づかれないこともあります。
また、忙しい時間帯にメールを送ってしまい、「後でメールを見よう」と思って、そのまま忘れてしまうこともあるでしょう。
件名をわかりやすく書くと、メールが開封されやすくなります。
開封されないことに不安を感じるのであれば、メール以外の方法で相談することも考えておきましょう。
口頭で直接伝えるよりも時間と手間がかかる
相談メールは、口頭による相談と比べて、時間や手間がかかります。
相手は、業務の合間にメールの確認をすることもあり、すぐに返信できるとは限りません。
また、メールを作成する場合、文章内容を考える時間も必要です。
急ぎで回答が欲しい場合は、「〇日までにご返信いただければ幸いです」と、返信の期日を書いておきましょう。
パワハラに関する相談メールを人事部に送る例文
パワハラに関しての相談メールをする時は、誰にどのような被害を受けているのかの詳細を明記します。
心身に不調をきたしているのであれば、そのことも記載しましょう。
件名:上司によるパワハラについてのご相談
本文:
人事部 〇〇様
お疲れ様です。
商品部の〇〇です。
〇〇部長との人間関係に悩んでおり、ご相談したいことがあります。
半年前から、ミスなどをしていないのに、毎日、〇〇部長に罵られて、悩んでおります。
今日も、急に「お前は本当に仕事ができないバカだな」と言われ、どこが悪いのか教えてほしいと言っても、「直らないのに教える必要はない」と、理不尽に𠮟責されました。
このようなことが、毎日起きています。
そのせいで、ここ最近、明け方まで眠れず、出社するのが怖いです。
対面で直接ご相談したいのですが、お時間いただくことはできますでしょうか。
何卒、よろしくお願いいたします。
セクハラに関する相談メールを人事部に送る例文
セクハラに関する相談メールをする場合も、セクハラが始まった時期や被害内容などの客観的事実を具体的に書きます。
ですが、メールを作成することによって、ストレスを感じるのあれば、無理に記載する必要はないでしょう。
件名:セクハラについてのご相談
本文:
人事部 〇〇様
お疲れ様です。
商品部の〇〇です。
部署内の人間関係に悩んでいるため、相談メールを送らせていただきました。
最近、マネージャーの〇〇さんから、今年の4月から今日までの6か月間、ずっとセクハラをされています。
残業する日がよくあるのですが、〇〇さんと二人っきりになると、性的な発言をしたり、ボディタッチをされることもあります。
先週は、「次の連休に家に遊びに行っていい?」と聞かれ、出社が非常にストレスになっています。
上記以外にもメールには書けない言動があるため、対面でご相談したいのですが、お時間いただくことはできますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
いじめに関する相談メールを人事部に送る例文
いじめに関する相談メールを送る場合、「誰からどのような被害を受けているのか」といった詳しい内容を記載します。
自分の感情を伝えようとしてしまいますが、いじめの事実を正確に把握するために、客観的な事実を記載しましょう。
件名:いじめについてのご相談
本文:
人事部 〇〇様
お疲れ様です。
商品部の〇〇です。
現在、商品部の同僚1名からいじめをされており、ご相談をさせていただくために、メールをさせていただきました。
いじめは、6ヵ月前くらいから始まり、挨拶をしても無視されたり、業務に必要な情報を私にだけ教えてくれないといった嫌がらせを毎日されています。
最近は、他の従業員に事実と異なる悪口を言って、言動がひどくなっており、自宅にいても、いじめのことが頭から離れず、出社が怖くて精神的にまいっています。
対面でご相談したいのですが、お時間いただくことはできますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
メール以外の相談方法とは
メール以外の相談方法としては、以下のものが挙げられます。
対面
対面で相談すると、相談者の表情や声の調子などを確認できるため、事態の深刻度が伝わりやすいです。
また、込み入った内容の相談もしやすい点もメリットです。
ですが、お互いの時間を合わせなければいけないため、相談するまでに時間がかかることがあります。
電話
電話での相談は、細かい状況説明がしやすいですが、相談相手の時間を奪ってしまいます。
また、画像で説明ができなかったり、話し声が周囲に漏れてしまうといったデメリットもあります。
ビデオ電話
最近は、ビデオ電話による相談も増えています。
テレワークを実施している時など、相談者と相談相手が離れていても、お互いの顔を見て相談することができます。
ですが、ネット環境が切断されるなどトラブルがあると、相談できないことがあります。
ビジネスチャット
ビジネスチャットを使う方法もあります。
画像の添付ができ、LINEのように使えるため、スムーズにやりとりできます。
ですが、自社にビジネスチャットが導入されていないと、新たに登録したり、使い方に慣れるまで時間がかかってしまいます。
まとめ
相談メールは、場所や時間を選ばずに送信できるため、さまざまなメリットがあります。
ですが、相談メールを作成する際のポイントを押さえておかないと、悩みの解決につながらなくなることがあるため、注意しましょう。
相談メールには、開封されなかったり、内容がわからなくなるといったデメリットも存在します。
そのため、悩みを解決するには、相談メールのメリットとデメリットを考えて、状況によって、対面や電話など他の方法にすることも大切です。
コストを抑えて、自宅住所を知られずに都心一等地住所を使って仕事をしたい方におすすめのバーチャルオフィス「ブルーム」
バーチャルオフィスを利用したいと考えている人には、ブルームをおすすめします。
ブルームは、東京都新宿区西新宿の一等地住所を貸し出しているバーチャルオフィスです。
月額300円で、西新宿の人気エリアの住所が借りれるため、オフィス代を抑えたい方や、都心一等地で事業をしたい方、プライバシーを守って仕事をしたい方にぴったりです。
「郵便物を受け取ってほしい」「法人登記がしたい」という方のニーズにあったサービスを、月額550円で利用できます。
充実したサービスをお求めの方は、ブルームの利用をぜひご検討ください。