コラム

フリーランスが複数案件を掛け持つ際のメリットとデメリット、成功するためのポイントについて解説

2024.09.14

「収入を増やすために、案件を複数掛け持ちしい」「1つの案件が終わったら、次の案件を手がけたい」

 

フリーランスで仕事をする方は、増えていますが、それぞれの仕事のスタイルや考えが異なっています。

 

今回は、フリーランスが複数案件を掛け持つ際のメリットとデメリット、成功するためのポイントについて解説します。

フリーランスは複数の案件を掛け持ちしているの?

多くのフリーランスは、複数の案件を掛け持ちしています。

 

フリーランスエンジニアは、調査によると、1ヶ月に2〜3件の仕事を受けています。

 

20%ほどのフリーランスエンジニアは、「1件のみ」と回答しました。(リランスによる「2023年版 フリーランスエンジニア白書」による)

 

1週間の業務日数の平均は、約3.8日で、1日の業務時間の平均は、約5時間です。

 

つまり、フリーランスエンジニアは、月に2~3件の案件を抱えて、週4日・1日5時間稼働するといった働き方が多いと言えます。

フリーランスが複数案件を掛け持ちするメリット

案件の掛け持ちをすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

以下でメリットについて解説します。

収入がなくなるリスクを減らせる

案件掛け持ちのメリットには、収入がなくなるリスクを減らせることが挙げられます。

 

案件が1つしかない場合、それが完了してしまうと、次の案件を受注するまで収入がありません。

 

また、クライアントの意向によって、スケジュールや報酬額が変更になることもあるでしょう。

 

ですが、掛け持ちをすれば、1つの案件が終わっても、別の案件で収入を得ることができます。

収入が増える

収入が増えることも、案件の掛け持ちをするメリットの一つです。

 

1つの案件しかないと、収入は上がりませんが、案件数を増やせば、その分収入は上がります。

スキルが上がる

案件を掛け持ちと、専門的なスキルが上がるだけでなく、マルチタスクをこなすスキルが向上します。

 

また、さまざまなタイプのクライアントに対応するコミュニケーション能力や適応力なども身につくでしょう。

 

一度に複数の案件を手掛けるため、早いスピードで、スキルがアップします。

経験が増える

複数案件を掛け持ちすれば、さまざまな業務経験ができます。

 

案件によっては失敗経験となることもありますが、それも今後の糧となるでしょう。

人脈が広がる

案件を複数掛け持ちすると、多くのクライアントと接することができるため、人脈を広げることもできるでしょう。

 

クライアントが成果物に満足したら、継続的な受注や別クライアントへの紹介が期待できるため、人脈は非常に重要です。

 

人脈が広がれば、新しい仕事を獲得できる可能性が高まります。

フリーランスが複数案件を掛け持ちするデメリット

今度は、フリーランスが複数案件を掛け持ちするデメリットについて解説します。

パフォーマンスが低下する可能性がある

フリーランスが複数案件を掛け持ちすると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

 

案件を掛け持ちすると、1つの案件に全集中することができず、異なる案件の内容を全て把握しなければいけなくなります。

 

そうなると、品質の担保が難しくなるでしょう。

スケジュール管理が大変になる

案件によって納期が違うため、忙しい時期が被らないように調整しなければいけません。

 

複数の案件の進捗を常に把握して、スケジュールを管理する必要があるでしょう。

 

GoogleカレンダーやNotionといったツールを使って、それぞれの案件のスケジュール管理をするといいでしょう。

トラブルが重なると激務になってしまう

案件でトラブルが発生すると、納期に間に合わない可能性があります。

 

複数の案件でトラブルが重なると激務になってしまい、心身の疲労が溜まってしまいます。

フリーランスが複数案件掛け持ちでやってはいけないこととは

多くのフリーランスが複数の案件を掛け持ちしていますが、その際にやってはいけないことについて、以下に挙げてみましょう。

言い訳をする

「複数の案件を持っていたせいで、納期に遅れてしまった」といった言い訳は、絶対にしないようにしましょう。

 

クライアントの立場からすると、他の案件の進捗は関係ないからです。

 

他の案件をたくさん抱えていようが、仕事を受けたからには、納期に間に合うように全力で仕事に取り組む必要があります。

キャパオーバーにならないようにする

フリーランスは、自分のキャパシティがどれくらいあるのかを把握しておく必要があります。

 

案件をたくさん掛け持ちしすぎて、キャパオーバーになってしまうと、パフォーマンスが下がったり、無休で働くことになってしまいます。

競合案件の情報を使う

複数の案件の中には、同じ業界の競合企業の案件を同時に複数担当することがあるかもしれません。

 

そのような場合、他の案件の情報を流用しないように注意しなければいけません。

 

流用したことによって、ある企業に不利益が出てしまったら、契約違反でトラブルに発展するおそれがあります。

複数案件を掛け持つポイント

メリットとデメリットを踏まえた上で、案件の掛け持ちを検討しましょう。

 

ここでは、フリーランスが、案件を掛け持ちする際のポイントをご紹介します。

2~3件の案件を掛け持ちする

フリーランスが掛け持ちをする場合、2~3件にするといいでしょう。

 

週2〜3日稼働の案件と、週1日稼働の案件を組み合わせている方が多くいます。

 

週1日の案件を6件受けることはやめましょう。

 

案件の管理が手間になってしまい、それぞれの案件に集中しづらいからです。

自分のキャパシティを把握する

自分のキャパシティを正しく把握しておきましょう。

 

例えば、1日何時間・週に何日稼働できるのか、業務レベルがどれくらいだったら引き受けられるのかといったことが挙げられます。

テレワークができる案件を選ぶ

フリーランスの仕事には、業務をする場所や時間が指定されないことが多いです。

 

ですが、業務時間や曜日が指定されたり、出社が必要な案件もあります。

 

複数の案件を持っていると、出社や稼働曜日が指定されている場合、他の案件の進捗に影響が出るので、テレワークができる案件を選ぶといいでしょう。

まとめ

フリーランスが複数案件を掛け持つと、さまざまなメリットがありますが、デメリットも存在します。

 

品質を保ったり、納期を守るなどをすれば、収入増加につながるため、計画性を持って進めていきましょう。

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