フリーランスのメリットとデメリット、フリーランスに向いている人などについて解説
2024.09.15
インターネットやクラウドサービスが普及し、フリーランスが注目されています。
フリーランスは、時間や場所の制限がないため、独立したい方、育児や介護で自分のペースで仕事を続けたい方でもできる働き方です。
ですが、「自分がフリーランスに向いているのか」といった悩みもよく聞きます。
そこで今回は、フリーランスのメリット・デメリット、フリーランスに向いている人などについて解説します。
フリーランスとは
フリーランスとは、会社などの組織に雇用されず、個人で仕事を請け負って、報酬を得る働き方のことです。
働く時間や場所が自分で決められたり、自分の持つスキルや経験を仕事に活かした働き方ができることが、大きな特徴です。
フリーランスになるメリットとは
フリーランスとして働くことには、さまざまなメリットがあります。
フリーランスで働くことは、会社員として働くことと何が違うのか、以下で見てみましょう。
自由な働き方ができる
フリーランスは、労働時間や働く場所、働く方法を自分で選ぶことができます。
会社員は、例えば、週に5日、9時から17時まで働くといった勤務時間が決まっていますが、フリーランスは、週に何日働いてもいいですし、働く時間も、早朝や深夜に限定して働くこともできます。
また、自宅で仕事をするだけでなく、カフェやコワーキングスペースで働くこともできます。
このように、フリーランスは、自分の生活に合わせて、仕事のスタイルを変えることができます。
成果によって収入が上がる
フリーランスは、スキルや成果によって高い報酬を得ることができます。
成果次第で収入が上がることがあるので、会社員の平均給料よりも高額な収入を手に入れることも可能です。
また、多くの案件をこなすと、収入を増やすことができます。
定年がなく長期間働くことができる
ほとんどの会社員には、定年が定められています。
ですが、フリーランスは、自分が働きたいと思えば、仕事を続けることができます。
老後資金が不安視されていますが、年金以外で得られる収入源があると、安心して生活ができます。
フリーランスになるデメリットとは
フリーランスになるメリットをご紹介しましたが、メリットだけでなく、デメリットもあります。
どんなデメリットがあるのか、以下で見てみましょう。
収入が不安定である
会社員は収入が一定ですが、フリーランスの収入は、仕事の受注数や案件によって大きく変動します。
顧客との契約が突然終了するリスクがあったり、仕事を受注できなかった月は、収入がゼロになるなど、収入が不安定です。
そのため、フリーランスで生計を立てるには、仕事を獲得するための営業活動だけでなく、高いスキルやマーケティング能力、リスクへの対応策が欠かせません。
年金の受給額が減る
会社員は、国民年金と厚生年金から給付金を受け取れますが、フリーランスは、厚生年金に加入できないので、国民年金のみ給付金を受け取れます。
そのため、会社員と比べると、受給額が減るため、将来のための貯蓄をしておかなければいけません。
ですが、フリーランスを対象とした共済年金制度があるため、加入すれば年金の受給額を増やすことができます。
確定申告に手間がかかる
会社員は、会社が年末調整をしてくれますが、フリーランスは、確定申告の帳簿記入やその手続きを自分でしなければいけないため、時間と手間がかかります。
確定申告は難しいと思っている方も多いようですが、会計ソフトを利用すれば、簡単に処理をすることができます。
フリーランスに向いている人の特徴
フリーランスとして成功する人にはどんな特徴があるのでしょうか。
以下で見てみましょう。
キャリアのプランが明確な人
フリーランスとして長く活動するためには、キャリアのプランが明確になっていることが重要です。
そのため、市場のニーズを把握しながら、スキルを磨いたり、新たな技術を学んだりすることが必要となってきます。
自分でキャリアを築くことができると、フリーランスの道で成功できるでしょう。
向上心がある人
新しいトレンドや技術が続々と出てくるため、フリーランスは、日々、スキルや知識を習得することを求められます。
クライアントのニーズは、多種多様であるため、学習意欲があって、知識を深めることが大切です。
また、自分の市場価値を高め、成長を続ける向上心が必要と言えるしょう。
自己管理ができる人
フリーランスは、労働時間や案件選びなど、あらゆることを自分で管理しなければいけません。
そのため、計画的に業務を管理しながら、効率的に仕事を進められる人が向いています。
仕事に責任をもって取り組めば、顧客から信頼されるでしょう。
フリーランスに向いていない人の特徴
今度は、フリーランスに向いていない人の特徴について見てみましょう。
向上心がない人
市場のトレンドや技術は、毎日進化を遂げています。
そのため、新しい情報をキャッチして、スキルを磨くことが求められますが、向上心がない人は、その流れについていけないでしょう。
そうなると、他のフリーランスに後れを取って、チャンスを逸してしまうでしょう。
管理ができない人
フリーランスにとって、自己管理は不可欠です。
仕事の優先順位をつけて、納期に間に合うように仕事を進めなければいけないからです。
そのため、自己管理ができないと、顧客からの信頼を失ったり、キャリアに悪影響を及ぼすことになってしまうでしょう。
マニュアルワークが好きな人
指示通りに働くマニュアルワークが好きな方は、フリーランスに向いていません。
フリーランスは、日によって仕事量やこなす仕事の種類が違うなど、予測が難しい状況で仕事をしなければいけないからです。
マニュアルワークで仕事がしたい方には、不安定な状況がストレスや不安につながってしまうおそれがあります。
フリーランスは誰でもなれるの？
フリーランスになるために、基本的な制限はないため、誰でもなれます。
年齢・学歴・職歴に関係なく、誰でもフリーランスとして、事業を始めることができます。
フリーランスになって後悔した人の理由とは？
収入が不安定な点が、フリーランスになって後悔した人の主な理由です。
仕事の依頼がない時に、想定外の出費があると、ストレスになることもあります。
まとめ
フリーランスは、時間や場所にとらわれずに、自分の得意分野で活躍できます。
メリットとデメリットを把握してから、フリーランスになるための準備を始めることが重要でしょう。
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