テレワークに適している仕事とは?
2023.03.15
新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワークの導入が推奨されたことで、リモートワークが新しい働き方として普及してきています。
今後、多くの企業が、テレワーク導入の検討をするかもしれませんが、製造業や接客業など、テレワークには不向きな仕事も存在します。
ですから、事前に、テレワークに適している仕事や職種はどのようなものがあるかを把握する必要があるでしょう。
テレワークとは?
「テレワーク」は、「Tele」(テレ:距離がある)と「Work」(ワーク)とを組み合わせた造語です。
会社のオフィスとは別の場所で仕事をすることを意味します。
インターネットなどを生かした、さまざまなツールを活用することによって、場所にとらわれずに業務を進めることが可能となった働き方です。
テレワークに適した仕事とは?
テレワークができる仕事、テレワークを導入しやすい仕事とはどのようなものがあるのか紹介します。
システムエンジニア
システムエンジニアの主な仕事内容として、システム開発の提案や設計などが挙げられます。
チームを組んで取り組むこともありますが、ICT環境が整っていれば、対面での打ち合わせ以外の業務は、自宅でもすることができます。
クリエイティブ職
Webデザイナーやライターといったクリエイティブ職の仕事は、フリーランスとして仕事をしている方が多い職種です。
基本的に1人でする仕事のため、自宅などの方が、効率が上がる場合が多いでしょう。
事務職
経理や総務、人事といった事務職は、基本的にパソコンに向かって一人で進めることが多く、テレワーク化に最も適した仕事の1つです。
作成した書類は、すべてパソコンのデータとして保存、共有できるため、自宅でも作業ができます。
またテレワークを導入すれば、家族の介護や子育てのために仕事を離職した方でも、働くことが可能になります。
社会的にも意義があり、今後の拡大が期待されています。
営業職
営業職は、取引先へ商談に行きますが、社外でも隙間時間を活用してリモートワークができるような環境があれば、業務効率の向上が期待できます。
顧客との連絡はメールや電話でもできますし、Web会議などを利用すれば、現地に訪問せずとも、取引先とコミュニケーションをとることも可能です。
資料作成や経費精算などのペーパーワークも営業職は必要になりますが、このような仕事はIT化やクラウドツールの活用で社外からも対応可能です。
また、営業職は売上の状況や案件の進捗、抱えている顧客への対応など、多くの情報を取り扱いますので、成果や進捗の共有が行いやすいフローやシステムを整備することで、離れていても個々のパフォーマンスを支える仕組みを作ることができるでしょう。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、電話やメールなどで、顧客からの問い合わせに対応する仕事です。
従来はカスタマーセンターを設け、担当者たちがそこへ出勤し、業務を行うことが大半でしたが、近年では、在宅勤務を取り入れる企業が増えてきています。
テレワークに向いている仕事の共通点とは?
テレワークに向いている仕事について解説しました。
これらの仕事には共通点がありますので、見てみましょう。
出社しなくても仕事ができる
基本的に1人で作業する仕事であり、パソコンやインターネット環境が整備されていれば、業務が進められます。
リモートでコミュニケーションができる
仕事をしていく上で、周囲と適切にコミュニケーションを取ることは大切ですが、1人で業務を遂行する場合も同じです。
さまざまなコミュニケーションツールを積極的に活用し、オフィスにいない従業員同士で常に連絡を取り合い、情報共有することが大切です。
仕事の評価をしやすい仕事
テレワークでは、上司が直接部下の仕事ぶりを目にすることはできません。
そのため、評価は、業務の成果で判断することになります。
完成したシステムや作品、作成した書類や報告書など、目に見える形で、従業員が成果を提示できる業種がテレワークに向いた仕事です。
まとめ
テレワークができる仕事は、テレワークに切り替えて、段階的にでもリモートワークの導入を進めるのがいいでしょう。
新しい働き方として推奨されるテレワークは今後より定着していくと考えられます。
通勤のストレスから解放され、住む場所に縛られずに企業を選択できることは、従業員にとって魅力的なことです。
また、テレワーク導入をきっかけに、企業のIT化やペーパーレス化も進みやすくなり、オフィスの管理費などの固定費の削減にもつながるかもしれません。
テレワークに切り替えやすい業務を洗い出し、テレワークができる業務から段階的に、テレワークを始めてみてはいかがでしょうか。
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