職場ではファミコン言葉に注意しよう!
2024.10.10
ファミコン言葉という言葉を聞いたことはありますか?
ファミコン言葉とは、ファミレスやコンビニでよく使われる間違った敬語のことです。
職場で、ファミコン言葉を使ってしまうと、「おや?」と首をかしげられてしまいます。
今回は、ファミコン言葉についてご紹介します。
ファミコン言葉とは
ファミコン言葉とは、コンビニやファミレスなどで、接客によく使われている、変な敬語のことです。
ファミコンといってもゲームとは関係がなく、ファミレスとコンビニなどでよく耳にする言い回しのことで、バイト敬語とも言われています。
ファミコン言葉の間違った例
ファミコン言葉の間違った例を挙げてみましょう。
ハンバーグ定食になります
「ハンバーグ定食になります」は、間違った表現です。
「こちらハンバーグ定食です」、「こちらハンバーグ定食でございます」が、正しい表現です。
「湯が水になる」のように、「なる」は、物事の変化を現す言葉です。
ですから、「こちらハンバーグ定食になります」と言うと、「目の前にある食事がハンバーグ定食に変化する」ということになり、お客様は驚いてしまうでしょう。
「取り分けてよろしかったでしょうか?」
「取り分けてよろしかったでしょうか?」は、間違った表現で、「取り分けてよろしいでしょうか?」が正しい表現です。
この文のおかしい点は、「よろしかった」と過去形になっているところです。
すでに起こったことを確認してしまっているからです。
取り分けをするのは、今からするのに、「過去に自分は取り分けましたが、それでよかったですか?」と聞くのは変です。
「取り分けてよろしいでしょうか?」と現在形にしましょう。
「商品のほうをお持ちしました」
「商品のほうはお持ちしました」は間違った表現で、「商品をお持ちしました」が正しい表現です。
「ほう」は、方向や、「お荷物のほう、お預かりします」のように分野をぼかす時に使います。
ですが、それ以外の場合は、つける必要がないため、「商品をお持ちしました」とすれば十分です。
「3,000円からお預かりします」
「3,000円からお預かりします」は間違った表現で、「3,000円お預かりします」が正しい表現です。
「から」は、出発地や原因、素材など、ものごとの「はじまり」を表す言葉です。
「3,000円からお預かりします」と言うと、「3,000円から計算を始めます」という意味になります。
また、この言葉には、「小銭は出さない」という意味が込められているため、小銭を出そうと思って探している時に言われると、「勝手に決め付けられている」「急かされている」と、不快にしてしまうおそれがあります。
少々お待ちいただくかたちになります
「少々お待ちいただくかたちになります。」と耳にすることもあるでしょう。
ですが、「かたち」も「ファミコン言葉」の一つです。
「かたち」は、無駄で冗長な表現で、使う必要がないので使わないようにしましょう。
「少々お待ちいただきますが、よろしいでしょうか。」が正しい表現です。
お名前様を頂戴してもよろしいですか?
「お名前」には、「お」という丁寧表現がついているため、「様」をつけません。
また、名前は頂戴できないので、「お名前を頂戴」、「お名前をいただく」という言葉遣いは間違っています。
「お名前をお教えいただけますでしょうか。」が正しい表現です。
間違えやすい敬語とは
ここでは、間違えやすい敬語をご紹介します。
職場で使わないように気をつけましょう。
ご苦労さまです
「ご苦労さまです」は、目下の人に対して使う言葉です。
目上の人には、「お疲れさまです」を使いましょう。
了解しました
了解と言う言は、上の立場の人が相手を許す場合に使う言葉です。
「承知しました」、または、「かしこまりました」を使いましょう。
なるほどですねぇ...
「ですね」をつけると、丁寧な印象になります。
ですが、「なるほど」という言葉は、目下の人に使う言葉ですので、相手に対して失礼になります。
「おっしゃる通りです」が正しい言い方になります。
よく使われる敬語
よく使われる敬語を以下に挙げてみます。
上司や先輩に、正しい敬語を使って会話をしましょう。
・だれ→どなた様
・あの人→あの方
・いますか?→いらっしゃいますか?
・すみません→申し訳ございません
・どうしますか?→いかがなさいますか?
・いいですか?→よろしいでしょうか?
・すみませんが→恐れ入りますが
・知りません→存じません
・申す→おっしゃる
・わかりました→かしこまりました
・できません→いたしかねます
・来る→お見えになる
まとめ
職場で、正しい言葉使いができないと、相手は不快な思いをします。
間違えやすい敬語を知って、敬語を正しく使えるようにしましょう。
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