コラム

モチベーションが低下する原因とは?モチベーションの低下を防ぐ方法

2024.11.16

仕事をする上で、やる気を維持することは欠かせないため、モチベーションが低下しないようにしたいものです。

 

ですが、モチベーションは、環境や体調の変化などによって左右されやすく、不安定なものです。

モチベーションが低下して、能動的に仕事に取り組んでしまうと、成果を出すことが難しくなります。

 

また、従業員それぞれのモチベーションが低下すると、会社全体の生産性に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

 

今回は、モチベーションの低下を防ぐために、モチベーションが低下する原因やモチベーション低下の対策について解説します。

モチベーションとは

モチベーション(motivation)とは、目的を達成するために行動するための意欲のことです。

 

ビジネスにおいては、「やる気」や「意欲」といった意味で使われます。

 

モチベーションが高いと、生産性が向上しますが、モチベーションが低いと、生産性の低下や離職を招くおそれがあります。

 

モチベーションには、内発的モチベーションと外発的モチベーションの2タイプがあります。

 

[内発的モチベーション]

 

内発的モチベーションとは、自分の内側から湧き出る意欲のことです。

 

例えば、「〇〇がやってみたい」「〇〇のような人になりたい」といったことが挙げられます。

 

[外発的モチベーション]

 

外発的モチベーションとは、目的意識から発生する意欲のことです。

 

例えば、「生活のために〇〇する」「会社での評価のために〇〇する」といったことが挙げられます。

モチベーションが低下する原因

モチベーションが下がると、仕事へのやる気がなくなってしまうため、、生産性を下げてしまうため、企業の成長を妨げる要因になります。

 

では、仕事のモチベーションが下がる原因についてみてみましょう。

仕事にやりがいを感じない

自分のやりたい仕事でなかったり、現実と理想のギャップがあると、モチベーションが低下してしまいます。

 

やりたい仕事でないと、内発的モチベーションは湧きません。

 

ルーティーンを繰り返す仕事によくある、達成感を感じられない仕事をしていると、何のために仕事をしているのかわからなくなることがあります。

 

そうなると、モチベーションが低下しやすくなります。

給与や待遇に不満がある

仕事が正当な評価がされていないと思うと、モチベーションが下がってしまいます。

 

給与や福利厚生などの待遇面は、外発的モチベーションになります。

 

そのため、給与が少なかったり、福利厚生が十分でないと、正当な評価がされていないと感じて、モチベーションの低下を引き起こしてしまいます。

 

モチベーションの低下を放置してしまうと、従業員の離職につながるおそれがあります。

仕事が忙しすぎる

仕事が忙しすぎて、目の前の仕事をこなすことに追われていると、モチベーションは上がりません。

 

とにかく早く仕事を終わらせたいと意識してしまうため、仕事への意欲や向上心はなくなってしまうでしょう。

 

長時間労働が常態化していると、プライベートの時間がなくなって、ストレスが溜まるので、従業員のモチベーションは向上しないでしょう。

職場の人間関係がよくない

職場の人間関係が良好でないと、社内での居心地が悪くなり、仕事への意欲が激減してしまいます。

 

また、上司が信頼できないと、仕事を頑張ろうというポジティブなな気持ちにならないため、モチベーションが低下してしまいます。

さらに、上司が信頼できないと、正当な評価が期待できないため、モチベーションがますます低下してしまいます。

キャリアプランがない

キャリアプランがないと、自分が成長している実感を得ることができないため、モチベーションが低下してしまいます。

 

キャリアプランとは、自分が将来どのようなキャリアを積んでいくかを考える計画のことです。

 

ですが、会社がキャリア支援を行わないと、目標が達成に向けてのモチベーションを保つことができません。

正当に評価されていないと感じている

自分がした仕事に対して正当な評価がされていなかったり、自分が思っているより評価が低いと感じると、モチベーションが低下してしまいます。

 

給与や役職などのリターンは、外発的モチベーションにつながるからです。

プライベートで悩みを抱えている

プライベートで悩みを抱えている時も、モチベーションの低下を引き起こしてしまいます。

 

育児や介護、家庭内での悩みなどがあるでしょう。

 

仕事をしていても、プライベートの悩みに気が向いてしまうと、意欲的に仕事に取り組めません。

モチベーションが低下するデメリット

モチベーションが低下すると、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。

 

モチベーションの低下による悪影響について見てみましょう。

自発的に行動しなくなる

仕事へのモチベーションがないと、指示された仕事だけをこなすことしかしなくなってしまいます。

 

その状態では、仕事をやらされていると感じて、自発的に仕事に取り組まないので、成果が出ず、さらにモチベーションが低下する負のスパイラルに陥ってしまいます。

生産性が下がる

自発的に仕事ができないと、会社全体の生産性を下げることになってしまいます。

 

やる気のない従業員の悪影響が他の従業員にも広がって、会社全体の問題に発展するおそれがあります。

会社の生産性が下がると、残業が増えたり、業績悪化による給与やボーナスの削減などにつながるリスクがあります。

チームで取り組む仕事に消極的になる

モチベーションが低下すると、チームで取り組む仕事にも悪影響を及ぼします。

 

モチベーションが低いと、協力して仕事をしなかったり、仕事に意味を見いだせなくなって、チームでの仕事に対して積極的に行動しなくなります。

 

したがって、チームの雰囲気が悪くなってしまうこともあるでしょう。

離職者が増える

モチベーションが低下すると、仕事へのやる気がなくなって、働くことが苦痛になります。

 

やりがいのある仕事を求めて、退職してしまうと、人材不足で、会社全体の生産性が低下してしまいます。

 

従業員のモチベーションが低下することは、会社の存続に大いに関係しているので、従業員のモチベーションの低下を察知したら、早めに対策を取る必要があります。

モチベーションが低下しないための対策とは

モチベーションの低下を防ぐために、以下の対策をしてみましょう。

明確な目標を決める

目標を達成した時に達成感を感じると、モチベーションを高めることができます。

 

そのため、まずは、明確な目標を設定しましょう。

 

ハードルが高すぎる目標は、達成できないと感じたときにモチベーションの低下を引き起こしかねません。

 

難易度の高い目標ではなく、少し背伸びをすると到達するストレッチ目標を設定すれば、モチベーションが向上し、従業員の成長につながります。

 

上司は、定期的に、部下の達成状況を確認して、適切な声かけをするといいでしょう。

評価制度を見直す

透明性のある評価制度にしましょう。

 

従業員が、評価基準をわかっていると、頑張ろうと意欲が湧きます。

 

結果だけでなく、貢献度や業務に臨む姿勢などのプロセスも評価すると、結果が出なかった場合でも、モチベーションを維持することができるでしょう。

 

そのためには、上司が部下の仕事に対して、日常的に評価とフィードバックをすることも大切です。

スキルアップをサポートする

従業員のスキルアップをサポートする制度を設けることも、おすすめです。

 

得意分野などでスキルアップできると、意欲的に働くことができるでしょう。

 

スキルアップ支援には、以下の制度があります。

 

・社内研修の実施 

・資格取得制度→資格取得後に一時金を支給したり、資格取得にかかった費用を負担する制度

・外部研修費用負担→セミナーやeラーニングの受講にかかった費用を負担する制度

・書籍購入費用負担

 

ですが、書籍を購入しただけであったり、セミナーを受講しただけで終わらないように、仕事にアウトプットできるような仕組みを作る必要があります。

コミュニケーションを活性化させる

定期的なコミュニケーションをすると、モチベーションの低下を防ぐことができます。

 

社員のモチベーションが低下する原因は、人によってさまざまです。

 

従業員のモチベーション低下の原因を探るためには、定期的なコミュニケーションが欠かせません。

 

また、コミュニケーションをすることによって、信頼関係を構築できるため、職場の雰囲気がよくなって、仕事へのモチベーションが上がることもあるでしょう。

チャレンジできる機会を与える

新しいことをする機会を与えられると、従業員は自分が期待されていると感じて、仕事への意欲が高まります。

 

そのため、任せられる仕事は、従業員に積極的に任せるといいでしょう。

 

失敗を恐れずに機会を与えることが大切です。

 

失敗したら責められるという不安があると、かえって、モチベーションを低下させてしまうからです。

キャリアパスを提示する

キャリアパスを提示すると、モチベーションが上がることを期待できます。

 

キャリアパスとは、仕事の最終的な目標を定めて、それを実現させるための道筋のことです。

 

上位の役職に就くために必要な要件などを明確に示すと、従業員は将来に向けた目標設定ができ、仕事へのモチベーションが高まるでしょう。 

適材適所に人材を配置する

従業員の個性や能力に合った人材配置をすると、従業員の能力をうまく引き出して、仕事が充実したものになります。

 

社内アンケートや面談を実施して、従業員の個性や能力、キャリア志向や行動特性などの情報を集めて、従業員を理解することが大切です。

まとめ

今回は、モチベーションが低下する原因やモチベーション低下の対策について解説しました。

 

仕事にやりがいを感じなかったり、職場の人間関係がよくないなどさまざまな原因で、モチベーションが下がります。

 

従業員のモチベーションが低下すると、会社全体の生産性が下がって、業績が悪化するなどのデメリットがあります。

 

そのため、モチベーションが低下しないように、会社は対策をする必要があると言えるでしょう。

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