業務にも影響がある?会社でエアコン温度トラブルが起こる原因と対処法
2024.11.20
オフィスで起こる問題の1つに、エアコントラブルがあります。
エアコンの温度は同じ数値であっても、人によって体感温度が違うので、ある人は暑いと思っても、別の人は寒いと感じることあるでしょう。
快適な室温で働けないと、従業員の健康やモチベーションにも悪影響が出る恐れがあります。
今回は、エアコン温度トラブルの原因と対処法をご紹介します。
オフィスでの気温基準値とは?
オフィスの適温とは何度なのでしょうか?
エアコンなどを設置しているオフィスでは、「室の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」と、労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」に記載されています。
快適な温度や湿度は、人によって感じ方が違いますが、一般的な目安としては温度が25度ぐらいで、湿度は45〜60%と言われています。
オフィスのエアコン温度は仕事に影響するの?
オフィスのエアコンの温度設定は、人によって体感が違うので、健康に影響を与えることがあります。
室内温度によって、従業員が体調を崩して休んでしまうと、業務に影響を及ぼしてしまいます。
そのため、エアコントラブルをなくすためには、トラブルが起こる原因を探って、適切に対応する必要があります。
オフィスでエアコントラブルが起こる原因
では、オフィスでエアコントラブルが起こる原因を挙げてみましょう。
体感温度に個人差がある
男女や年齢、体格などによって代謝機能が異なります。
同じ温度設定をしても、寒く感じる人や暑く感じる人がいて、気温の感じ方は個人差があるため、最適な温度や湿度を見極めることが大切です。
オフィスの場所によって空調環境が違う
同じオフィスにいても、場所によって空調環境は違います。
例えば、窓の近くにデスクがある人は、日差しやすきま風の影響を受けたり、パソコンなどで作業している人は、OA機器からの放熱の影響を受けるでしょう。
推奨室温を超えている
環境省は、室温の目安として、「夏は28度(クールビズ)、冬は20度(ウォームビズ)」を推奨しています。
この室温に合わせてエアコンの温度を設定しても、室温が目安に達してもエアコンが稼働した状態であれば、推奨温度を超えてしまうことがあります。
そのような場合には、「自動運転モード」にして、設定温度以上にならないようにする必要があります。
勝手に温度を変える人がいる
温度を勝手に変える人がいることもトラブルの原因です。
窓や風の吹き出し口に近い席に座っている人は、より寒さや暑さを感じるでしょう。
エアコン温度のトラブルへの対処法とは
では、エアコン温度のトラブルへの対処法についてご紹介します。
温度設定に関するルールを決めておく
オフィスのエアコンの設定温度をこっそり変える人は、意外と多くいます。
自分の設定したい温度に勝手に変えることがないように、エアコンの温度設定について共通のルールを設けておくといいでしょう。
ブラインドやカーテンをつける
直射日光が差し込む場所がある場合、ブラインドやカーテンをつけて急に気温が上昇しないようにしましょう。
夏は窓からの日差しをカットして、冬はそれを有効活用するといいでしょう。
服装規定を緩和する
COOL BIZのように、オフィスでの服装規定を緩和することもおすすめです。
夏に、上着を脱いでネクタイをはずすと体感温度が2℃下がるという研究結果もあるのです。
暑い時はより涼しい服装にして、寒い時はカーディガンなどの羽織りもので調整しましょう。
自動運転モードにする
エアコンには、自動運転モードが搭載されています。
オフィスでの適温を決めたら、自動運転モードにして、設定温度に達したら、エアコンが一時休止するように設定しておきましょう。
風圧がなくなるので、体感温度が安定します。
サーキュレーターを設置する
エアコンの風を部屋で均一に循環させるために、サーキュレーターを置いて、空気の流れをつくりましょう。
温かい空気や涼しい風を循環させることができるため、効果があるでしょう。
フリーアドレスを導入する
オフィスのどこにいるかによって、体感温度に差が出ます。
エアコンの位置や、パソコンやプリンターなどの熱源との距離、照明や直射日光なども、体感温度に影響します。
フリーアドレスを導入して、自分に適した場所で業務すると、空調問題が解決できます。
従業員がエアコン対策グッズを用意する
従業員が自分にあったエアコン対策のグッズの持ってくることも対策の1つです。
夏はミニ扇風機などの冷却関連グッズ、冬はブランケットを用意するといいでしょう。
まとめ
オフィスの温度が生産性に影響を与えることがあります。
そのため、オフィスの温度に気を配って、職場にとって最適な環境を整えましょう。
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