コラム

風通しの良い職場とは?

2023.03.25

風通しの良い職場で仕事をしたいと思っているが、風通しの良い職場とはどんな職場なのでしょうか?

 

風通しの良い職場と言っても、それぞれの人が考えている風通しの良い職場は、さまざまです。

 

このような状況では、風通しの良い職場を作ることは難しいでしょう。

 

そこで、風通しのいい職場づくりを実現させるためにどうすればいいのかをご紹介します。

風通しのいい職場とは?

まず最初に、風通しのいい職場とは、どんな職場なのか見ていきます。

 

大きく分けると、以下の3つが挙げられます。

社内のコミュニケーションが活発

気軽に発言できる雰囲気があるからこそ、コミュニケーションが活発になるのです。

 

これを言ったらどう思われるか?などと、上司や先輩の顔色伺わないといけない環境では、どうしてもコミュニケーションが消極的になってしまいがちです。

上司と部下の関係に上下関係がない

上司と部下に、上下関係がなく、フラットな関係であると、情報の迅速な伝達と共有が可能になり、何かを決定する速度が速く、変化に柔軟に対応することができるようになります。

 

部下が上司の顔色をうかがわず、部下から上司へも進言できるような関係性が保たれていると、情報が滞ることがなくなり、上下関係を気にしないで率直な意見やアイデアが出せる風通しの良い職場と言えるでしょう。

自分の意見を言いやすい・自己主張できる雰囲気

風通しの良い職場は、すべての従業員が、自分の意見を言えたり、自己主張ができる雰囲気があります。

 

自分が自分らしく意見を述べても否定されない安心感は、風通しの良い職場の必要条件とも言えます。

 

安心感があることで、さらにオープンな議論が行われたり、意見の交換が活発にできるので、社内が活性化していきます。

 

風通しの良い職場にするメリットとは?

では、風通しの良い職場にするメリットが何かを見ていきましょう。

従業員の仕事に対するモチベーションが高くなる

従業員の意見が上司に届きやすいので、不満やストレスを我慢するだけでなく、改善に導くことができます。

 

その結果、従業員が働きやすく評価されやすい職場に改善され、従業員のモチベーションアップにつながります。

従業員のパフォーマンスが高くなる

働きやすく、公平に評価される職場で働くことで、従業員の満足度は上がり、仕事の質が向上します。

 

業績アップを見込める

従業員からさまざまな観点で業務や経営に関する改善ポイントが上がれば、会社がよくなっていき、それが会社の業績アップにつながります。

風通しのいい職場のデメリットとは?

一方、風通しのいい職場には、デメリットもあります。

コミュニケーションが苦手な人にとっては、苦痛になることがある

コミュニケーションが苦手な従業員は、オープンな雰囲気の会社を敬遠することがあります。

 

特に、最近の若い従業員は、面と向かった直接的な会話よりも、LINEのようなチャットツールを通した会話を好む傾向がありますので、風通しのいい職場作りには、そのような従業員への配慮も必要になります。

企業がフラットになり過ぎて、緊張感に欠けてしまう場合がある

上下関係をなくすことによって、あまりにもオープンでフラットな職場にし過ぎてしまうと、組織としての緊張感が欠けてしまうことがあります。

 

遅刻が増えるなど勤務態度がルーズになったり、上司やお客様に対しても礼儀を欠いてしまうようなトラブルが発生する可能性も高くなるので、オープンな雰囲気の中にも適度な緊張感を保ち、メリハリをつけることが大切になります。

風通しのよい職場を作る方法とは?

では、風通しのよい職場を作るには、どうしたらいいのか、以下に解説します。

上司と部下で1on1ミーティングを行う

1on1ミーティングとは、上司と部下が30分程度の短いミーティングを定期的に行うものです。

 

短い時間であっても、定期的に上司と部下がミーティングを行うことで、上司は部下の状況を把握できますし、部下も安心感を得ることができます。

サンクスカードを送る

サンクスカードとは、日々の仕事の感謝のメッセージを名刺大のカードに書き、従業員同士で送り合う仕組みです。

 

仕事で助かることがあったらサンクスカードを渡す制度を取り入れれば、従業員同士が互いに感謝しあう習慣がつき、コミュニケーションがスムーズになります。

メンター制度を導入する

メンター制度とは、新入社員に対して、先輩従業員がメンター(助言者・指導者)となり、新入社員に対して、仕事の進め方や仕事への姿勢をアドバイスしたり、社会人生活の不安や心配事を聞くなどしてサポートする教育制度です。

 

メンター制度を導入すると、新入社員と中堅社員の相互理解が深まります。

 

同じ職場で働いていても、忙しい業務の中で質問や相談ができない状況は多いです。

 

そこで、新人と中堅社員をペアにする仕組みを取り入れることで、新人が相談しやすい環境づくりが可能になります。

まとめ

風通しのいい職場を作ると、デメリットはありますが、メリットの方がずっと大きいということがご理解いただけたのではないでしょうか。

 

できることから少しづつ取り入れて、職場の雰囲気を変えて、会社の成長を左右する風通しのいい職場へと、一歩ずつ近づいていけるといいですね。

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