ノマドワーカーとは?ノマドワークという働き方のメリットとデメリットについて解説
2023.05.09
近年、ノマドワーカーという働き方(ノマドワーク)を選択する人が増えています。
ノマドワーカーに関心のある人の中には、「ノマドワーカーとフリーランスは同じなの?」といった疑問を抱く人もいるでしょう。
今回は、ノマドワーカーとはどんな働き方なのか、メリット・デメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ノマドワーカーとは?
ノマド(nomad)は遊牧民を表す言葉で、ノマドワーカーとは、遊牧民のように場所を移動しながら働くスタイルをとる人のことを指しています。
カフェ・コワーキングスペース・図書館・ホテルなど好きな場所を移動しながら、ノートPCやスマホなどで仕事をするスタイルを指します。
Wi-Fiの普及、クラウド型サービスの多様化やビジネスのデジタル化などを受け、オフィスに依存しない働き方は容易になりました。
この働き方がノマドワークで、そのように働く方をノマドワーカーと呼びます。
フリーランスとノマドワーカーの違いとは?
フリーランスとは、特定の企業に所属せず、案件単位や期間単位で業務委託契約を結ぶ働き方を指します。
フリーランス契約で働く人を、フリーランサーと呼びます。
就職すると企業に専従する雇用契約を結びますが、これと対比される契約形態がフリーランスです。
ノマドワークは契約形態ではなく、働く場所が自由であることを指します。
フリーランスでもオフィス出社が必要な契約ならノマドワークはできません。
逆に、雇用契約を結んでいても、働く場所が自由であればノマドワーカーになれます。
テレワークとノマドワーカーの違いとは?
テレワークとは、自宅などオフィスではない場所で、Web会議システムなどのICT(情報通信技術)を活用して仕事をする働き方です。
ノマドワーカーの場合、パソコンのある場所が仕事場です。
テレワークとは異なり、仕事の中心地から離れているかどうかは問題になりません。
ノマドワーカーのメリットとは?
ノマドワーカーとして働くメリットについて見てみましょう。
仕事とプライベートの両立がしやすい
オフィスに出勤しながら、育児や介護をしている人は多いですが、うまく両立できないことに悩んでいたり、そのことから、退職をする従業員は少なくありません。
ノマドワーカーという働き方であれば、プライベートの事情に合わせながら働くことができますので、ワークライフバランスの実現ができ、ノマドワークは働き手にとって大きなメリットがあります。
働く場所を自由に選べる
インターネットがつながる環境があれば、自宅やカフェ、屋外など、どこでも仕事ができ、働く場所を自由に選択できます。
通勤時間が節約できるだけでなく、自分が働きやすい環境を自由に選べることが、ノマドワーカーの大きな魅力です。
他の従業員や取引先と顔を合わせることもあまりないため、服装や化粧などに気を使うことも少ないでしょう。
優秀な人材の流出を防げる
家庭の事情でキャリアを中断する人は少なからず存在していますが、人手不足の状況下で、企業にとって従業員の退職は痛手です。
ですが、ノマドワーカーとして働けるように環境整備を行えば、採用から育成まで時間や費用をかけた優秀な人材を手放さなくて済みます。
コスト削減
従業員用のオフィススペースを縮小したり、従業員の交通費などのコストも削減できます。
ノマドワークのデメリットとは?
ノマドワーカーのメリットを紹介しましたが、事前に注意しておきたい点もありますので、デメリットについて見てみましょう。
コミュニケーションを活性化するシステムが必要
Web会議ツールや社内用チャットといった、従業員間のコミュニケーションを活性化するシステムを準備しておく促進する必要があります。
オフィスに出勤している従業員とノマドワーカーが、お互いの業務内容を把握していなかったり、情報共有ができていないと、業務効率が低下してしまいます。
チームのモチベーションや生産性を下げないために、コミュニケーションを活性化させるツールは、必要不可欠でしょう。
働く環境を準備する
会社員なら、会社が席やパソコンなどを準備してくれますが、ノマドワーカーにはありませんので、働く環境を自分で準備しなければいけないです。
仕事に必要なパソコンなどを準備して、インターネット環境が整っている場所を探さなければいけません。
また、ワーキングスペースなどを利用する場合には、費用がかかります。
自己管理が必要
仕事の進捗管理だけでなく、体調管理も必要です。
人と話す機会が少ないので、孤独感を感じたり、上司から管理されることがないため、サボってしまうという恐れもあります。
締め切りに間に合わないと仕事を失ってしまうこともありますので、しっかりとした自己管理をする必要があります。
収入が不安定
ノマドワーカーとして働く会社員は、毎月決まった給与をもらえますが、成果に応じて報酬が決まる場合は、仕事が少ないと収入が減ってしまいます。
高い報酬を受け取っている人がいる反面、ノマドワークを始めたばかりの人は、十分な収入を得られないケースもあります。
ノマドワーカーに向いた職種とは?
インターネットを通じてやり取りする仕事なら、基本的にどのような仕事でもノマドワークができます。
ノマドワーカーに向いた職種の例は以下の通りです。
・プログラマー
・ライターや編集者
・Webデザイナー
・コンサルタント
・ブロガーやアフィリエーター
ノマドワーカーに必要なものとは?
仕事をするためのスキル
会社員と違って、上司に仕事のやり方を教えてもらわないので、経験やスキルがないと仕事を受注できません。
経験やスキル不要の募集もありますが、報酬はあまり高くないでしょう。
企業がノマドワーカーにを求めるスキルはいろいろありますが、以下のものが多いでしょう。
・ITスキル(システム開発、Webデザイン、イラストや音楽制作など)
・経理や税務、総務などの事務系のスキル
・学術や趣味、音楽、スポーツなどの特定分野における専門知識
インターネット環境
取引先との連絡手段は、インターネット経由になることが多いため、インターネット環境は必須です。
無料Wi-Fiが使えるカフェを利用することもできますが、セキュリティには注意しなければいけません。
また、Zoom、GoogleDrive、Chatworkといったインターネットを使った取引先とのコミュニケーションツールがよく使われます。
パソコンやITツール
外で仕事をする場合には、パソコンだけでなく、充電用のバッテリーや充電器があった方がいいでしょう。
業務内容によっては、カメラやマイク、録音機などが必要になるでしょう。
まとめ
ノマドワーカーは働く場所も時間も自由で、仕事とプライベートが両立しやすいというメリットがあります。
自由に仕事がしたいという方は、ノマドワーカーを目指してみてはいかがでしょうか。
ノマドワーカーとしてオフィスを持たずに仕事がしたいなら、バーチャルオフィスの利用をおすすめします。
というのも、ノマドワーカーは、クライアントに連絡先を教える機会がありますが、オフィスを持っていないと自宅住所を教えることになってしまい、クライアントに自宅住所を教えたくないと気にされる方も多いです。
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